インドネシアのオンライン配車サービスGojek、3年で373万回ダウンロード
- 公開
- 2025/12/29
- 更新
- 2026/06/20
- この記事は約4分56秒で読めます。
バイクや車のオンライン配車サービスが普及しているインドネシア。その筆頭は国産アプリGojekと、シンガポールを拠点とするGrabです。
同国で営業中のオンライン配車サービスは、20にも上ります。一方で、閉鎖されたサービスも既に10ほどあります。有名どころはアメリカのUber。Uberは日本でもサービスを提供している「ウーバーイーツ」をGrabに売却し、インドネシアから撤退しました。
本記事はアプリのダウンロード数や人気調査のデータを紹介しながら、Uber撤退後のインドネシアでしのぎを削るオンライン配車サービスの現在を紹介します。
数字でみるインドネシアのオンライン配車サービス
国産アプリGojekをロシアのMaximとinDriveが追う

マーケットインテリジェンスプラットフォームであるData.ai の「State of Mobile 2024」レポートによると、Gojekは2021年からの3年間で合計372万7,000回ダウンロードされ、交通系アプリの中でダウンロード数1位となりました。
2位はロシア発のオンライン配車サービスMaximで、212万1,000回ダウンロード。インドネシアのGojekに1.8倍の差をつけられているものの、ダウンロード数は年々増えており、2023年だけを比較すれば、僅差です。
3位もロシア発のinDriveで、3年で86万4,000回ダウンロード。こちらも年々、増加しています。なお、4位のGrab DriverはGrabのドライバー用アプリ、5位のTaxsee DriverもMaximのドライバー用アプリです。
インドネシアのオンライン配車サービスの多くは、バイクと自動車、両方のタクシーを提供しています。また、多くのアプリが乗客の送迎だけでなく、フードデリバリーや買い物代行、荷物の配達、美容師やマッサージ師の派遣なども請け負います。
大手はローカル企業のGojekと、シンガポール拠点のGrab、そして2018年にインドネシア進出を果たしたMaximと、同じく2019年のinDriveです。
- 参考:Instagram @dataindonesia_id「Daftar Aplikasi Transportasi Online yang Paling Banyak Diunduh di Indonesia 」
人気調査1位もGojek
もう1つ、インドネシアのニュースをデータと数字で紹介するメディアGoodstatsが2023年に実施した「もっとも人気のあるオンライン配車サービス」の調査結果を紹介します。

バイク部門では1位Gojek、2位Grab、3位Maxim、4位inDriveという結果で、1位のGojekが過半数の支持を得ました。

車部門では、GoCar(Gojek)とGrabCar(Grab)の差が縮まってはいるものの、順位はバイク部門と同じでした。
GojekとGrabは、オンライン配車サービスだけではない多様なサービスを提供するスーパーアプリとして、その地位を確立しています。Goodstatsによると、ブランド力と統合された多様なサービス、ドライバーが多いこと、割引などのプロモーションが多いことなどが人気の理由です。
MaximとinDriveはアプリの使いやすさやドライバーの数で劣る分、安い料金と積極的なプロモーションで人気を拡大しています。
なお、ドライバーは複数のオンライン配車サービスとパートナー契約を結ぶことができます。そのため兼業している人も多く、本人はGojekのジャケットを着てGrabのヘルメットを被り、乗客用としてMaximのヘルメットが用意されているということもあります。
映像でみるインドネシアのオンライン配車サービス
南ジャカルタ、オンライン配車サービスのドライバーがずらり

こちらの動画は、南ジャカルタのビジネス地区Mega Kuninganの様子です。
道路沿いに、緑色のヘルメットやジャケットを着用したGojekやGrabのドライバーが大勢待機していることがわかります。両方緑色なのでどちらがどれくらい多いかは判断しづらいものの、これら2つが圧倒的シェアを占めていることがわかるでしょう。黄色はMaxim、オレンジはフードデリバリーShopeeFoodの配達員です。
平日夕方は、仕事帰りの人からの注文が増えるタイミング。ドライバーたちは注文を逃さずキャッチし、すぐに動けるよう、こうして待機しているのです。鉄道の駅やショッピングモールなどの商業施設では、オンライン配車サービスのドライバー専用の待機所が設けられていることも多くなっています。
インドネシアで人気上昇中、Maximのパレード

こちらの動画は、スマトラ島中部、シンガポールに近いリアウ州で行われた、Maximドライバーのパレードの様子です。Maximは地域ごとにオフィスを設置し、それぞれの地域でイベントや社会貢献活動を実施しています。
Maximは現在、バイクおよび車の配車サービスの他、荷物の配達、フードデリバリー、マッサージ師や清掃員の派遣などのサービスを提供しています。MaximやinDriveといった、現状では安さを売りとしている後発組が、今後どのようにインドネシア社会に浸透していくのか、注目されます。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
庶民の足、オンライン配車サービスの今後
今回紹介したオンライン配車サービスは、インドネシアの多くの地域で、既にもっとも一般的な移動手段となっています。公共交通機関の整備が不十分な地域では特に、庶民の足としてなくてはならない存在です。
バイクタクシーは、料金の安さや柔軟にルート選択ができる点がメリット。自動車のタクシーも、多くの場合既存のタクシーよりも安い料金で、しかも実際にかかった時間に関わらず、注文時に料金が確定するというメリットがあります。
アプリの機能やサービスの種類も、変更や追加が繰り返され、各社がユーザーに選ばれるための工夫を続けていることがうかがえます。
一方で、ドライバーたちによる抗議活動やデモが、度々行われているという事実もあります。ドライバーが増えすぎて以前に比べて注文を取れなくなったとか、そもそも報酬額の設定が低いといったことから、十分な収入を得られていないと感じるドライバーが増えているのです。
GojekとGrabを筆頭に、インドネシアのオンライン配車サービスがこの先どのように発展していくのかは、インドネシアの社会や経済を見ていくうえで、注目すべきポイントといえます。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
なんでもご相談ください!
法人設立
雇用代行
現地視察
ビザ申請
















お客様の声
いつでもお気軽にご相談ください
-
WEBからお問い合わせ
ご相談はいつでも無料24時間受付(2営業日以内に返信いたします)
-
すぐにでも日程調整を行いたい
日程調整フォームへ代表の柳沢が説明いたします。













