インドネシア人の64.7%がAIを使用
- 公開
- 2025/03/27
- 更新
- 2025/03/27
- この記事は約3分39秒で読めます。
インドネシアでもAIを活用したサービスが普及し、検索機能やオンラインショッピングなど、いろいろな場面で一般の消費者がAIに触れる機会も増えています。人々はどのようにAIを活用しているのでしょうか。
お試しで新規事業を行いたい企業様へ
はじめに
調査とデータ分析を行うKatadata Insight Centerが、インドネシア人のAI利用について2024年に調査した結果をまとめたレポート「Kedaulatan AI untuk Memberdayakan Indonesia(インドネシアに力を与えるAI主権)」を発表しました。
本記事では同レポートから、今インドネシア人がどのようにAIを活用し、何に期待しているのかをみていきます。また、実際にAIを活用している場面を動画で紹介します。
インドネシアへの進出についてもっと情報が必要な方へ
(クリックすれば読みたい記事へ移動できます)
情報が足りなければ、こちらからご連絡をいただければ必要な情報を共有させていただきます。インターネットで1週間や1ヶ月時間を使って調べるよりも、弊社の進出専門家と30分お話いただくだけで、意外と簡単にお悩みが解決できたりするのでおすすめです。
数字でみるインドネシアのAI活用
64.7%がAI使用経験者
1,255人を対象に行ったこの調査結果では、回答者の64.7%がAIを使用したことがあると答えました。また、AIの使用経験がある人のうち、毎日使用する人は77.8%でした。
以下のグラフの通り、AIを使用している人の主な用途は情報検索で、オンラインショッピング、写真やビデオの編集が続きます。

インドネシア人はAI活用に前向き
本調査によると、インドネシア人は概してAIの活用に前向きです。AIの活用について楽観的だと答えた人は全体の85%、使用に熱心だと答えた人は81.7%でした。
AIのリスクについては、悪意あるコンテンツを拡散するために利用される(33.4%)、プライバシーの問題(28.7%)、サイバー攻撃(26.5%)などを懸念する人もいます。一方で、「特に重大なリスクはない」と答えた人も20%にのぼりました。
それでは、インドネシアの回答者はAIにどのようなことを期待しているのでしょうか。

上掲のグラフは、全回答者にAI活用のメリットについて聞いた結果です(複数回答)。
AIのメリットについて61.1%が「効率と生産性の向上」と答え、それ以外の選択肢に比べて群を抜いて高くなっています。このことは、AIに精通した一部の層以外ではAIを業務や日常生活を最適化するツールとしてのみ認識していることを示しているといえます。
参考:Katadata Insight Center「Kedaulatan AI untuk Memberdayakan Indonesia|P.44-53」
映像でみるインドネシアのAI活用
AIが化粧品をおすすめ

こちらは化粧品ブランドGarnierのオフィシャルTikTokアカウントによる、ShopeeのSkinCam機能を紹介する動画です。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。