若者の68.3%が未婚、インドネシアで進む結婚離れ
- 公開
- 2025/02/27
- 更新
- 2025/03/23
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インドネシア人の初婚年齢は、男性が25歳、女性が22歳ほどで、日本に比べてかなり若くなっています。これでも女性の社会進出が進んだことなどからやや「晩婚化」していますが、それでも地方では高卒で結婚する人が珍しくなく、都市部の高学歴層も、多くは大学卒業後2〜3年で結婚するイメージです。
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はじめに
本記事では主に、徐々に進むインドネシアの「晩婚化」を取り上げます。「女性は学歴より結婚」という価値観が徐々に変化し、最近は女性の大学進学率が上昇しています。男性も女性も同じように学び、働き、稼ぐという価値観が、特に都市部の若い世代には浸透しつつあります。

数字でみるインドネシアの若者と結婚
インドネシアの若者の68.3%が未婚
インドネシアの中央統計庁(BPS)は、2023年3月時点のインドネシアの若者(16~30歳)の結婚に関するデータを発表。これによると、インドネシアの若者の68.3%が結婚していないことがわかりました。一方、結婚している若者の割合は30.6%、離婚や死別した人の割合は1.1%でした。
BPSによると、若いうちに結婚する人の割合は、過去10年で低下を続けています。要因としては、大学などの高等教育を受ける人が増えたこと、就職やキャリアアップ、その他の自己研鑽・自己啓発に意欲的で、かつそれをできる経済的余裕がある若者が増えたこと、「若いうちに結婚しなければいけない」という社会的なプレッシャーが減ったことなどが挙げられます。
インドネシアの婚姻可能年齢は、以前は男性が19歳、女性が16歳でしたが、2019年の法改正により男女とも19歳となっています。BPSはこの法改正も、若者層の結婚が減った要因の1つとみています。
参考:databoks「Tren Pernikahan Anak Muda Semakin Turun 6 Tahun Terakhir」
映像でみるインドネシアの若者と結婚
シングルライフを満喫するインドネシアの若者たち

インドネシアではつい最近まで、20代になって結婚せずにいると、「選り好みしすぎないで」「親が年を取っていると子どもがかわいそう」「一人を楽しんでばかりいないで」などとアドバイスされるのは普通のことでした。今でも特に農村部では、このような傾向が残っています。
ただ最近は、そういったアドバイスをする人も減りました。若者たちのなかにも、他人から干渉されたとしても、急がずに自らが決めた人と、好きなタイミングで結婚しようとする人が増えているようです。「まだ結婚しない」は、今の若者たちにとって、自分が主体的に選んだ、ポジティブな選択。よい相手とタイミングに恵まれるまでの間シングルであることについて、悲観的になったりはしません。
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