ジャカルタで7万500リットルの水を上空から撒く大気汚染対策
- 公開
- 2025/02/27
- 更新
- 2025/03/22
- この記事は約2分28秒で読めます。
ジャカルタ近郊を始めとするインドネシアの都市部の空気は一年を通して決してきれいとはいえません。雨がよく降る雨季には平常値をキープできますが、乾季に入ると状況は徐々に悪化し、雨が降らない日が続くにつれて、「大気汚染指数マップ」が真っ赤になります。
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はじめに
2023年の乾季、ジャカルタと周辺都市の大気汚染が話題にのぼらない日はありませんでした。空気がにごり、近景もかすむほどの日々で、呼吸器疾患にかかる人も増えました。このような状況に対し、政府はどのような対策を取ったのでしょうか。データと動画で紹介します。
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数字でみるインドネシアの大気汚染対策
大気汚染対策で7万500リットルの水が上空へ運ばれる
2023年8月以降、乾季のジャカルタと周辺の都市で大気汚染が深刻になっています。大気の汚染度を表す空気質指数(AQI)が屋外での活動を控えることが推奨される150を連日上回り、空気が白く濁って近景もかすむほど。
そこでインドネシアの国家災害管理庁(BNPB)は、気象修正技術を利用した大気汚染対策を実施しました。
同庁の災害データ・情報コミュニティーセンターのAbdul Muhari(アブドゥル・ムハリ)氏は文書で、「政府は首都ジャカルタの大気汚染を減らす努力を続けており、その一つはセスナ機2機による水霧噴霧法を利用した気象修正技術の導入である」と説明しました。
同氏は「この作戦は9月4日(月)から9月11日(月)まで実施され、82時間50分で70,500リットルの水を輸送。その水はジャカルタ上空で人工蒸発を形成するために噴霧された。」としています。
参考:detik.com「Langit Jakarta Biru, Ternyata Ada Efek ‘Bilas Polusi Udara’ Pakai Pesawat」
インドネシアでは、「今日のジャカルタの汚染度は世界ワースト4だ」「今日は改善して世界33位になった」など、その日の状況に一喜一憂するようなニュースがよく流れていますが、来年以降のためにも持続可能な対策を求める声も上がっています。
例えば、ジャカルタの交通量を抑えるための政策が試される可能性があります。また、「すべての高層ビルの屋上にミスト噴射機を付ける」などのアイディアも出ているようです。
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映像でみるインドネシアの大気汚染対策
大気汚染で景色がかすむジャカルタ

こちらは、大気汚染でもやがかかったジャカルタの様子です。
大気汚染が特にひどい日は、まるで煙に覆われたように景色がかすみ、昼間でも太陽すら見えません。
この状況で呼吸器疾患を患う人が増えたこともあり、ジャカルタ周辺では政府や企業が職員の在宅ワークを推奨したり、学校でマスクの着用が必須になったりと、さまざまな影響が出ました。
大気汚染対策のミスト噴射

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