インドネシアは世界一「ポジティブな国」

公開
2025/03/22
更新
2025/04/04
この記事は約3分56秒で読めます。

Gallupのレポート「Global Emotions 2023」によると、インドネシアはメキシコ、パラグアイ、フィリピン、ベトナムと並び、「ポジティブな国」1位になりました。

はじめに

インドネシア人はしばしば「ポジティブ」「明るい」「幸福度が高い」などといわれ、そのような調査結果も出ています。本記事ではインドネシアが「ポジティブな国1位」となった調査結果や動画を交えながら、インドネシア人のポジティブさの背景にせまります。

数字でみる「ポジティブな国」インドネシア

「国民がポジティブな感情を持っている国」インドネシアが85ポイントで同率1位

アメリカの世論調査及びコンサルティング会社Gallup(ギャラップ)は、ポジティブさとネガティブさに関する調査レポート「Global Emotions 2023」を発表しました。

目には見えない感情を数値化するユニークなこの調査は、2022年に142か国で15歳以上の合計14万7,000人を対象に実施されました。

質問は以下の5つで、それぞれについて「はい」という回答を「ポジティブ」として集計し、結果は、同社の指標により0~100のスコアで表されます。

【ポジティブ度を測る5つの質問】

  1. 十分に休んでいますか
  2. 敬意を持って扱われていると感じますか
  3. たくさん微笑んだり笑ったりしますか
  4. 何か面白いことを勉強したり実行したりしていますか
  5. 何かについて「快適だ」「楽しい」とよく感じますか

この調査によると、インドネシア、メキシコ、パラグアイ、フィリピン、ベトナムが85ポイントで同率1位となりました。以下、10位までは中南米と東南アジアの国が占めています。

参考1:Katadata Instagram @katadatacoid
参考2:detikcom「11 Negara yang Penduduknya Paling Merasa Positif, Indonesia Nomor Satu」

インドネシア人がポジティブな理由

東南アジアや中南米は一年中暑い熱帯の地域が多く、「明るくアクティブな人が多い」というイメージを持つ方もいるでしょう。では、なぜインドネシアが「ポジティブな国」1位となったのでしょうか。

些細なことは気にしない、明るくポジティブな国民性の理由はいくつか考えられますが、その1つに、楽しさを誰かと共有する文化が挙げられます。

SNSで発見したおもしろい写真や動画をシェアしたり、世間話をしながら美味しいものを食べたりと、仲のよい人たちと楽しいことを共有することで、インドネシアの人たちは「いま」の幸福感に気づきやすいのかもしれません。インドネシア人のレジャーや外食は、常に「だれかと」、できれば「大勢で」が基本です。

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