インドネシアの小売店売上ランキング、ベスト3はローカルコンビニ
- 公開
- 2025/03/22
- 更新
- 2025/04/02
- この記事は約3分22秒で読めます。
インドネシアでコンビニといえば、どちらもローカル企業が運営するAlfamartとIndomaretです。この2つのコンビニはコンビニ業界でトップであるばかりでなく、小売店の売上ランキングでもトップになっています。
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はじめに
インドネシアの小売業界の勢力図は、どのようになっているのでしょうか。本記事では、インドネシアの小売店売上ランキングや実際の店舗の様子を通して、ローカルコンビニエンスストアについてみていきます。また、現地に進出した日系コンビニについても紹介します。
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数字でみるインドネシアのコンビニエンスストア
インドネシアの小売店、ローカルコンビニが二強
以下は、インドネシアの産業データポータルサイトdatabokseが公表する2022年の「インドネシア小売店売上ランキング」です。
- Alfamart:76億ドル
- Indomaret:76億ドル
- Alfamidi:11億ドル
- Hypermart:4億4,500万ドル
- Super Indo:3億8,300万ドル
- Transmart:3億1,800万ドル
- Carrefour:2億6,300万ドル
- LOTTE:2億5,600万ドル
- Circle K:1億1,800万ドル
- Farmers Market:1億900万ドル
ベスト10のうち、76億ドルでダントツの売上を誇る1位のAlfamartと2位のIndomaretは、インドネシアのローカル企業が運営するコンビニエンスストアです。3位のAlfamidiはAlfamartの系列コンビニで、比較的店舗面積が大きく、都市郊外の大通り沿いなどにあります。
なお、店舗数は1位がIndomaret、2位がAlfamartで、3位がAlfamidiとなっています。インドネシアの小売店業界はIndomaretとAlfamart(それぞれ系列店を含む)の二強で、今後それぞれがどのように差別化を図り、頭一つ抜け出ていくのかが注目されます。
4位以下は9位のCircleK(サークルケイ)以外すべてスーパーマーケットですが、4位のHypermartでもその売り上げはAlfamartや2位のIndomaretの14分の1程度に留まっています。
調査によると、インドネシアでは、スーパーマーケット全体の店舗数は徐々に減っています。一方でコンビニは、毎年平均1,000店舗増えています。
参照1:Katadata Instagram @katadatacoid
参照2:Goodstats Instagram @goodstats.id
参照3:DataIndonsia.id「Jumlah Toko Retail Indonesia Mencapai 3,61 Juta pada 2021」
個性的で人気の日系コンビニ
IndomaretやAlfamartといったインドネシアのコンビニは、日本のコンビニとは異なり、「小規模なスーパーマーケット」といった雰囲気があります。洗濯・清掃用品、ベビー用品、ペット用品などの取扱いが多く、大規模な店舗では冷凍食品や野菜、果物も置いてあります。一方で、サンドイッチやお弁当、生菓子の取扱いはあまりありません。
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