時間がかかるし難しい、インドネシアの警察手続きと運転免許証取得
- 公開
- 2025/03/22
- 更新
- 2025/04/04
- この記事は約3分34秒で読めます。
インドネシア人にとって警察手続きはとても面倒なもの。特に運転免許証の作成は時間がかかるだけでなく試験も難しく、多くの人が不満を持っています。
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はじめに
インドネシアでは役所や警察の手続きで賄賂が必要になると聞いたことがある方もいるかもしれません。最近は減っていますが、その習慣が完全にはなくなっていないのも事実。背景にはどのような問題があるのでしょうか。
本記事では、インドネシア人が感じる警察手続きの難しさと運転免許取得手続きについて、調査結果と動画を交えて紹介します。
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数字でみるインドネシアの警察手続きと運転免許
インドネシアの警察手続き、24.8%が「一番時間がかかるのは運転免許証作成」と回答
インドネシアの警察署での各種手続きは複雑で時間がかかるということは、インドネシア人の多くが共有する認識です。
経済・ビジネスデータのポータルサイトDataboksが1,200人を対象に行った調査「最も時間のかかるインドネシアの警察手続き」の結果です。
- 運転免許証の作成:24.8%
- 事故報告:17.3%
- 車の所有者の名義変更:12.3%
- 車両登録証(STNK)の延長:6.3%
- 群衆許可証(Izin Keramaian)の取得:5.8%
- 運転免許証の更新:5.8%
- 無罪犯証明書(SKCK)の取得:3.7%
- その他:0.7%
- 無回答:23.3%
インドネシアでは、バイクの運転免許は必要書類を提出し、筆記試験と技能試験にパスすれば教習なしで取得できます。一見簡単なようですが、試験が非常に難しいことや、書類の確認プロセスが長いことなどから、裏口入学ならぬ「裏口免許作成」をする人や、無免許で運転する人も多いことが問題視されています。
インドネシアの役所・警察手続きにおける「賄賂」の授受は、ジョコ・ウィドド大統領の政権下で大幅に減ったと言われており、市民の多くがそれを実感しています。
しかし、手続きを担当する公務員にも、窓口を訪れる地域住民にも「困ったらお金でどうにかしよう」という意識が消えたわけではありません。特に、警察関連では今でも裏取引が横行しているようです。
参考:Katadata Instagram @katadatacoid
映像でみるインドネシアの警察手続きと運転免許
インドネシアのバイク免許証取得技能試験

こちらの動画は、Jenderal Polisiと呼ばれる高級警察官が、バイクの運転免許証の技能試験会場でバイクに乗っている様子です。警察の「偉い人」が狭い道の八の字走行に苦戦しているこの動画は、2023年にSNSで拡散され話題となりました。
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