猫の国インドネシア、ペットオーナーのうち猫を飼う人は47%

更新
2024/09/17
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インドネシアでペットといえば、猫です。ペットショップに並んでいるのも、ペットクリニックに通院するのも、そのほとんどが猫。国民の大部分を占めるイスラム教徒が犬を嫌うため、地域によっては犬はほとんどみかけません。

本記事では、そんなインドネシアで猫が人気の理由やその他の人気のペットについて、調査会社のレポートを参照しながら紹介します。さらに、インドネシア人がどのように猫とふれあっているのか、なぜペットを飼うのかなど、様々な視点からインドネシアのペットと猫事情について解説します。

数字でみるインドネシアのペットと猫

インドネシアで一番人気のペットは猫

インドネシアで一番人気のペットは猫
Rakuten Insight Global 「Pet ownership in Asia」より弊社作成

Rakuten Insight Globalが2021年に実施した調査によると、インドネシアの回答者の72%がペットを飼っています。ペットオーナーのうちダントツの1位は猫を飼う人(47%)。この割合は43%のフィリピンや42%のタイを引き離し、調査対象となったアジアの12の国・地域の中でもっとも高くなっています。

インドネシアではコンビニにもキャットフードが置いてあるほど、猫を飼うことはたいへん一般的です。地域によっては野良猫も多く、猫はとても身近な存在で、野良猫にあげられるようにキャットフードを持ち歩く人もいます。

インドネシアで2番目に多いのは鳥(18%)で、これも他国と比べて高い割合です。インドネシアのジャワ島を始めとするいくつかの地域・民族において、鳥を飼い鳴き声を楽しむことは、昔から伝統的な娯楽の1つでした。現代でも、家の玄関先やベランダに数個の鳥かごをぶら下げている家は珍しくありません。

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この記事を書いた人

柳沢孝一

福岡本社のカケモチ(株)代表。カジュアルなインドネシア進出をご提案しています。インドネシア人向けのWeb集客が得意な会社でもあり、正社員インドネシア人は全員日本語が話せる多国籍企業です。

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