インドネシアは世界で10番目に「オンラインショッピングが好きな国」
- 公開
- 2025/02/27
- 更新
- 2025/03/22
- この記事は約4分11秒で読めます。
インドネシア人の多くがスマートフォンを持ち、日々、情報共有や情報収集にいそしんでいます。イギリスのメディア企業We Are Socialのレポート(2022年)によると、インドネシア人のインターネット利用時間は日本人の2倍近く、1日あたり8時間52分。そのうち3時間17分をSNSに費やしています。
そんなインドネシアでは、オンラインショッピングも人気。どれくらいの人が、どのようにオンラインショッピングを楽しんでいるのでしょうか。
参考:
Andi.Link「Hootsuite (We are Social): Indonesian Digital Report 2022」
We Are Social「SPECIAL REPORT DIGITAL 2022 Your ultimate guide to the evolving digital world」
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はじめに
本記事ではまず、「毎週オンラインショッピングをするインターネットユーザーの割合」の世界ランキングをみていきます。続いて、スマートフォンが普及し、オンラインショッピングが生活の一部となっている人が多いインドネシアの状況を、データと動画で紹介します。
インドネシアへの進出についてもっと情報が必要な方へ
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数字でみるインドネシア人とオンラインショッピング
「毎週オンラインショッピングをする」インドネシアのインターネットユーザー
We Are Socialの2024年1月のリポートによると、世界のインターネットユーザーの56.1%が毎週オンラインショッピングをしています。インドネシアは「毎週オンラインショッピングをする」と答えたインターネットユーザーの割合が59.3%で、世界平均を上回り、ランキング10位に入りました。
なお、毎週オンラインショッピングをすると答えた人の割合が最も多かったのはタイ(66.9%)でした。2位以下には、韓国(65.8%)、トルコ(64.7%)、アラブ首長国連邦(64.3%)、メキシコ(62.1%)などが続いています。
「毎週オンラインショッピングをするインターネットユーザーの割合」
- タイ:66.9%
- 韓国:65.8%
- トルコ:64.7%
- アラブ首長国連邦:64.3%
- メキシコ:62.1%
- マレーシア:61.9%
- 中国:61.1%
- イギリス:60.9%
- インド:59.3%
- インドネシア:59.3%
参考:Databoks 「Indonesia Masuk Jajaran 10 Negara Paling Sering Belanja Online」
インドネシア人がオンラインショッピングを選ぶ理由
では、インドネシア人がオンラインショッピングを利用する理由は何でしょうか。
リサーチ会社Populixの2023年の調査によると、インドネシアの回答者はオンラインショッピングを選ぶ理由について、「時間と労力の節約(75%)」、「いろいろな店舗の値段を比べられる(63%)」「優待がある(60%)」などと答えています。
もちろん、過去数年で電子マネーが普及し、支払いのためにコンビニやATMに行く必要がなくなったことも理由の1つでしょう。
「オンラインショッピングを選ぶ理由」(2023年、複数回答)
- 時間と労力の節約:75%
- いろいろな店舗の値段を比べられる:63%
- 割引など優待がある:60%
- 送料無料:53%
- 支払方法が選べる:48%
- 品ぞろえが豊富:47%
- 購入者レビューを見られる:47%
参考:Goodstats 「Alasan Masyarakat Indonesia Memilih Metode Belanja Online」
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映像でみるインドネシア人とオンラインショッピング
魅力的なオンラインストア限定商品

オンラインショッピングの魅力の1つが、商品のバリエーションの多さ。中にはオンライン限定商品を取り扱うブランドもあり、SNSでよく話題になります。
動画はインドネシアのビーチサンダルブランドSandal SwallowがTikTokに投稿した商品紹介動画です。Sandal Swallowは1973年創業の老舗で、「Sandal Seribu Umat(1,000人に使われているサンダル)」というキャッチコピーが示す通り、インドネシア人なら子どもからお年寄りまで誰もが知っているブランド。多くは無地で地味なごく普通のビーチサンダルで、安さが売りです。
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