コンテナ取扱量前年比15%増、スマラン港コンテナターミナルのインフラ拡大計画

更新
2025/06/23
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インドネシア中部ジャワ州に位置するTanjung Emas(タンジュン・エマス)港、通称「スマラン港」は、近年著しい成長を遂げています。例えばコンテナターミナルでは、2024年のコンテナ取扱量が前年比15%増を記録し、地域の物流ハブとしての存在感を強めています。

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はじめに

スマラン港は、インドネシアの中部ジャワ州における主要な国際港湾であり、物流や観光の拠点として重要な役割を担っています。2024年にはコンテナ取扱量が大きく増加し、その成長を支えるためのインフラ整備も進行中です。

そこで本記事では、スマラン港の、最新の取扱実績や今後予定されているインフラ拡張計画についてご紹介します。

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数字でみるスマラン港

スマラン港、コンテナ取扱量前年比15%増

国有港湾運営会社Pelindo(ぺリンド)の子会社で、コンテナターミナルの運営を行うPT Pelindo Terminal Petikemas(ペリンド・ターミナル・ペティケスマス)によると、スマラン港内のコンテナターミナルの取扱量は2024年、前年比15%増の89万5,904TEUとなりました。2020年と比べると、24.9%増加しています。

このうち、輸出入コンテナは前年比13%増の76万6,914TEU、国内取引向けは24%増の12万8,990TEUでした。輸出入の取扱量がほぼ均衡しているのが特徴的で、輸出が38万5,224TEU、輸入が38万1,689TEUとなっています。

コンテナ取扱量の増加の背景には、台湾(14%増)、アメリカ(26%増)、ドイツ(21%増)、中国(15%増)など主要市場への輸出の急増があります。また、中部ジャワ州やジョグジャカルタ州内の工業団地の成長も一因とみられます。主要な輸出品は、家具や履物です。

スマラン港コンテナターミナル、インフラ拡大計画

コンテナ取扱量の急増に対応するため、スマラン港は、コンテナターミナルの拡張計画を進めています。海側では船の停泊能力を高め、陸側では保管スペースを確保することで、全体の混雑回避を目指します。

まず2025年には、コンテナターミナルの船舶接岸をサポートするため、150mの新しい外洋用桟橋の運用が始まります。この拡張には、港湾用移動式クレーン2基の追加や、コンテナヤードの増設も含まれています。

さらに、2026年には、新たなコンテナ用岸壁クレーンの導入と、桟橋や積み上げヤードの再整備も進められます。こうした再活性化プロジェクトにより、スマラン港のコンテナ取扱量は、2029年までに120万TEUに達する見込みです。

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