バイク販売台数、インドネシアは320万台で東南アジア1位
- 公開
- 2025/02/27
- 更新
- 2025/03/23
- この記事は約3分18秒で読めます。
東南アジアの街中というと、バイクがひしめき合う光景を思い描く方も多いのではないでしょうか。インドネシアもご多分に漏れず、バイクの所有者が多い国です。人口が多いので当然といえば当然ではあるものの、バイクの販売台数は東南アジア1位です。
サービスが売れるか試したい企業様へ
はじめに
インドネシアでは、どのようなバイクがどれくらい売れているのでしょうか。そしてインドネシア人はなぜバイクを好むのでしょうか。本記事では、インドネシアのバイク事情について、データと動画で紹介します。
インドネシアへの進出についてもっと情報が必要な方へ
(クリックすれば読みたい記事へ移動できます)
数字でみるインドネシアとバイク
2023年上半期のバイク販売台数、インドネシアは前年同期比42.5%増の320万台
インドネシアは2023年の上半期、バイクの販売で東南アジア1位になりました。
ASEAN Automotove Federation(AAF)は、2023年上半期に東南アジア各国のバイクの販売台数を調査しました。対象国はインドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポールの6か国です。
同調査によれば、この6か月間でインドネシアで販売されたバイクは3,201,930台で、調査対象国の中で1位でした。この台数は、6か国の総販売台数の49.1%に相当します。
6か国のバイク販売台数ランキングは、以下のようになっています。
- インドネシア(3,201,930台)
- ベトナム(1,223,614台)
- タイ(993,981台)
- フィリピン(798,366台)
- マレーシア(300,392台)
- シンガポール(5,961台)
なお、1位のインドネシアの人口は2位のベトナムの約2.8倍。バイクの販売台数は約2.6倍なので、人口当たりの売れ行きは同じくらいと言えます。
次に、販売台数の推移を前年同期と比較するると、東南アジア全体は15.5%増、そしてインドネシア国内は42.5%増で、急増していることがわかります。
インドネシア二輪車製造業者協会(AISI)の広報官、Ahmad Muhibbuddin(アフマド・ムヒブディン)氏によると、バイクの販売数増加には3つの要因があります。
1つ目は、コロナ禍後、消費者の購買力が改善したこと。2つ目は、半導体供給が大幅に改善したこと。そして3つ目は、ローンの金利が低く抑えられており、消費者がバイクの購入しやすい状況が続いていることです。
参考1:databoks「Indonesia Merajai Penjualan Sepeda Motor ASEAN pada Semester I-2023」
参考2:Harian Jogja「Penjualan Motor Semester 1 2023 Melonjak 42,5%, Ini Penyebabnya..」
インドネシアで新規ビジネスの立ち上げを検討されているなら、一度弊社にご相談してみませんか。インドネシア市場専門で進出支援を行っているため、貴社の状況に合わせた最適な解決案を提示できます。
-
【お悩み1】インドネシアのビジネス情報がネットで全く見つからない
日本語が話せるインドネシア人を月給6万円で3ヶ月だけ採用して、インドネシア進出を手伝ってもらいませんか。
-
【お悩み2】魅力的なインドネシアの市場規模だが初期投資が悩ましい
法人設立は一旦やめて、もっと気軽に進出できる雇用代行サービスを活用して、カジュアルに進出してみませんか。
映像でみるインドネシアとバイク
インドネシアでバイクといえば「Honda」

インドネシアでバイクと言えばホンダ。ホンダはインドネシアにおけるバイクの生産販売のパイオニアであり、特に高齢者の中にはバイクのことを「ホンダ」と呼ぶ人もいるほどです。
ホンダのインドネシア法人PT Astra Honda Motor(AHM)によると、今年1月から3月の販売台数は1,435,685台で、前年同期比で50.8%増加しています。この台数は、インドネシアのバイク販売台数1,824,073台の78.7%を占めます。
それでは、それぞれの車種の人気やシェアはどうでしょうか。2022年10月発表の「2022年最も売れたバイクランキング」によると、ベストは以下の通りです。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。