インドネシアの自然災害、2023年は4,940件発生
- 公開
- 2024/09/26
- 更新
- 2025/03/22
- この記事は約4分37秒で読めます。
インドネシアの災害と聞くと、日本と同じく地震や津波、火山の噴火をイメージする方も多いかもしれません。それも事実ですが、最も多いのは森林火災や洪水で、それぞれ1年に1,000件以上起こっています。
今回は、2023年にインドネシアで起こった自然災害の件数を、災害の種類ごとに紹介。その原因、進められている対策などについて紹介します。
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数字でみるインドネシアの自然災害
インドネシアの自然災害、2023年は4,940件
国家災害管理庁(BNPB)によると、2023年にインドネシアで記録された自然災害は、4,940件でした。この年は洪水や土砂崩れが減った一方、森林火災・泥炭火災が激増。全体の件数は3,544件だった前年と比較して1,396件、割合にすると39.4%増加しています。
種類ごとにみると、もっとも多かったのは森林火災・泥炭火災で1,802件でした。続いて、洪水が1,170件、異常気象(異常気象による災害)が1,155件、土砂崩れが579件などとなっています。

日本では、夏から秋にかけて、台風の被害が多くなります。インドネシでは、多くの地域で雨季のピークを迎える1月~2月頃は洪水や土砂崩れが多く、乾季が深まる8月~9月頃に森林火災が増えます。
グリーンピース・インドネシアの報告によると、2023年7月から10月までの4か月間で、火災によりスマトラ島とカリマンタン島で失われた森林及び泥炭地は合計67万6,287ヘクタール。島根県の面積に匹敵します。
参考:
Indonesiabaik「4.940 Bencana Terjadi di Indonesia Sepanjang 2023」
Kitabisa「Sumatera Selatan Masih Terancam Karhutla Berkepanjangan!」
自然災害の人的要因
発生件数が特に多い森林火災や洪水は、予測や予防がある程度可能なはずです。
例えば森林火災は、落雷や火山の噴火、干ばつなどが原因の場合もありますが、多くのケースで、人的な要因が疑われています。
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