急増するインドネシアの糖尿病患者数、1,950万人で世界5位
- 公開
- 2025/03/22
- 更新
- 2025/04/04
- この記事は約3分49秒で読めます。
インドネシアは世界で5番目に糖尿病患者が多い国です。その数は2010年から2021年にかけて3倍近く増え、1,950万人に上るとされています。
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はじめに
インドネシア人は甘いものが好きです。炭水化物が多い食事も手伝ってか、糖尿病は国民病。政府もさまざまな対策を検討・実施しています。本記事ではインドネシアの糖尿病事情について、データと動画を交えながら紹介します。
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数字でみるインドネシアと糖尿病
糖尿病患者数、インドネシアは世界5位
インドネシアは世界で5番目に糖尿病患者が多い国です。患者数は2010年の700万人から2015年には1,000万人、2021年にかけては3倍近く増え、1,950万人に上るとされています。
インドネシア料理が辛いことはよく知られていますが、実はしょっぱいおかずが多いのも特徴で、多くの人がとにかく大量の白飯を食べます。「おかずを増やさずご飯を増やせば安くお腹がいっぱいになる」というのも、白飯大盛りスタイルの理由といえるでしょう。
インドネシア人の大多数が子どものころから屋台の団子や焼き菓子、揚げ物など炭水化物を多く含む軽食や、砂糖たっぷりの飲み物に親しんでいることも、糖尿病患者の多さの主な要因の1つと考えられます。また、そもそも食生活を含むライフスタイルと健康の関係に関する知識が乏しく、概して意識が低いことも問題です。
参考:Tropicana Slim Instagram @tropicanaslim
企業や政府の動き
一方で最近は、特に都市部の若者層を中心に、健康志向の人が増えています。
低糖質スイーツやレスシュガー、ノンシュガーの飲料、砂糖の代替甘味料も、以前に比べてよく見かけるようになりました。お菓子のパッケージに、含有する糖分量をわかりやすく表示するものも増えています。
インドネシア政府も対策に乗り出しています。例えば財務省は2023年7月、ペットボトルや紙パックなどの飲料に物品税を課し始める計画を発表しました。砂糖の過剰摂取が国民の健康に与える悪影響を考慮し、税率は砂糖の含有量が多いほど高くなるとしています。
インドネシアのパッケージ飲料は、コーヒーもお茶もジュースも、ほとんどが加糖です。「ブラック」という名称の缶コーヒーもミルクを加えていないだけで砂糖はしっかりと入っており、水以外で無糖の飲料を見つけるのはとても難しい現状があります。企業や政府の取組みで、無糖の飲料は普及していくでしょうか。
参考:Kontan.co.id「Siap-Siap! Minuman Kadar Gula Lebih Tinggi Bakal Kena Tarif Cukai Lebih Mahal」
動画でみるインドネシアと糖尿病
インドネシアの小学生の定番おやつ

こちらは、女性たちが小学生時代を思い出しながら屋台メニューを食べる企画です。
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