インドネシアを訪れる外国人旅行者数、年間1,000万人を突破

公開
2025/02/07
更新
2025/03/23
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バリ島を始めとする魅力的な観光地を有するインドネシア。コロナ禍で落ち込んた海外からの旅行者数が、2023年には元の水準までもう一息というところまで回復しました。

本記事では、インドネシアへの外国人旅行者数の推移やインドネシアの観光地開発プロジェクトについて、データと映像を交えて紹介します。

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はじめに

インドネシアで観光地というと、常に筆頭に挙げられるのはバリ島です。しかし同国には、世界遺産や自然保護区など、バリ島以外にも多くの魅力的な観光スポットがあります。

一方で、地方に行けば行くほど、交通インフラや宿泊施設などが不足しており、そのポテンシャルを活かしきれていないのが現状です。インドネシア政府は各地で観光振興に力を入れており、世界に向けてプロモーションを行ったり、イベントを誘致したりしています。

数字でみるインドネシアの外国人旅行者

インドネシアへの外国人旅行者数、前年同期比110%増で1,000万人超え

インドネシアの観光産業は、2020年から2022年にかけての新型コロナウイルス感染症拡大の影響による厳しい状況から脱却しつつあります。

2023年の1月から11月までの期間、海外からインドネシアを訪れた人の数は前年同期比110.9%増の1,040万9,411人に達しました。月別に見ると、最も多かったのは7月から8月にかけてで、少なかったのは1月から2月にかけてでした。

インドネシアでは観光地の整備と開発、イベントの開催などを行い、海外からの観光客の誘致に力を入れています。2023年の海外からの訪問者増加は政府が取り組んできた観光振興策の成果と評価する声が聞かれています。

外国人訪問者の出身国として最も多いのはマレーシア、シンガポール、オーストラリアの3か国で、中国、東ティモール、インドなどがそれに続きます。

参考:
Kementerian Pariwisata dan Ekonomi Kreatif「Statistik Kunjungan Wisatawan Mancanegara Bulan November 2023」
databoks「10 Negara Asal Turis Asing Terbanyak ke RI pada September 2023


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映像でみるインドネシアの外国人旅行者

観光クリエイティブエコノミー大臣、今年最初の観光客を歓迎

観光とクリエイティブエコノミー大臣、今年最初の観光客を歓迎

インドネシアの観光クリエイティブエコノミー大臣Sandiaga Uno(サンティアガ・ウノ)氏は、2024年1月1日、ビンタン島のBandar Bentan Telani(バンダル・ベンタン・テラニ)港にて、1年で最初に訪れた外国人観光客を歓迎しました。

大臣は「観光客の増加に備えて、安全性と快適さを確保する取り組みを行っている」と説明。地理的に近いシンガポールやマレーシアからビンタン島を含むリアウ諸島を訪れる観光客に対し、ビザを免除する計画も明らかにしています。

リアウ諸島は、バリとジャカルタに次ぐ、第3位の規模の外国人観光客受け入れ地となっています。2023年には、インドネシアを訪れた1,000万人の外国人観光客のうち20%がリアウ諸島を訪れています。

Sandiaga大臣は、港の活性化と隣国へのプロモーションを実施し、2024年はこの割合を23%から25%程度に引き上げたいとしています。

インドネシアのイベント誘致プロジェクト

インドネシアのイベント誘致プロジェクト

インドネシア政府は、バリ島に次ぐ新しい観光地を開発する「10 Bali Baru(10の新しいバリ)」プログラムを進めています。その一環として、トバ湖、ボロブドゥール遺跡、マンダリカ、ラブハンバジョ、リクパンの5つの観光地をDestinasi Super Prioritas(スーパープライオリティ・デスティネーション)に指定し、開発やイベントの開催、観光客の誘致を実施しています。

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