インドネシアのモバイルバンキング、利用者数1位は3,350万人のBRImo
- 公開
- 2024/08/30
- 更新
- 2025/03/24
- この記事は約4分55秒で読めます。
インドネシアではコロナ禍以来、モバイルバンキングの利用が急増しています。
インドネシア銀行によると、2024年4月のデジタルバンキングの取引額は前年同月比で19.1%増加し、5,340兆9,200億ルピア(51兆円)に達しました。 キャッシュレス取引が増える中、各銀行はモバイルバンキングアプリの開発に力を入れています。
本記事では、各銀行のモバイルバンキングの利用者数ランキングや、「Top Brand Award」のランキングを取り上げます。また、インドネシアの若者たちのモバイルバンキングの使い方についても、映像と共に紹介します。
※円表記は2024年6月6日のレート(1ルピア=0.0096円)で換算したものです。
お試しで新規事業を行いたい企業様へ
数字でみるインドネシアのモバイルバンキング
インドネシアのモバイルバンキングのユーザー数ベスト5
インドネシア銀行によると、大手銀行のモバイルバンキングのユーザー数(2024年第1四半期)は以下の通りです。
1位は3,350万人のBRImo (BRI:バンク・ラクヤット・インドネシア)、2位は3,080万人のm-BCA(BCA:バンク・セントラル・アジア)。3位は2,400万人のLivin by Mandiri(マンディリ銀行)、4位は1,690万人のBNI Mobile(BNI:バンク・ネガラ・インドネシア)です。5位のCIMB Niaga Mobile(CIMB:コマース・インターナショナル・マーチャント・バンカーズ)のユーザーは320万人ということで、上位4行が頭一つ抜けています。
- BRImo(BRI):3,350 万人
- m-BCA(BCA):3,080万人
- Livin by Mandiri(マンディリ銀行):2,400万人
- BNI Mobile(BNI):1,690万人
- CIMB Niaga Mobile(CIMB):320万人
参考:
Bisnis.com「Rapor Pengguna Mobile Banking Bank Jumbo Kuartal I/2024: BRI Teratas, Mandiri Melesat!」
CIMB NIAGA「CIMB Niaga Laporkan Perolehan Keuangan Kuartal I 2024: Pertumbuhan Kuartalan Positif dengan Peningkatan Laba Sebelum Pajak Konsolidasi sebesar 7,8% Y-o-Y menjadi Rp2,2 Triliun」
「Top Brand Award」モバイルバンキング部門ベスト10
インドネシアのブランド表彰イベント「Top Brand Award」が発表した2024年フェーズ1のランキングによると、モバイルバンキング部門では、BCAのモバイルバンキング「m-BCA」が52.2%のインデックス値(Top Brand Award独自の指標)でトップに立ち、他のモバイルバンキング製品を大きく引き離しました。
ベスト10は、以下の通りです。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。