2023年、インドネシアの超富裕層は前年比4.2%増の「1,479人」
- 公開
- 2024/06/02
- 更新
- 2024/09/17
- この記事は約4分32秒で読めます。
インドネシアの経済やインドネシア人の消費行動について、「インドネシアでは」「インドネシア人は」と一言で説明するのはとても難しいことです。インドネシアが日本の約5倍の面積で、かつ多数の島々から成る国土を有する国であることや、他民族国家であること、国に認められた宗教が複数あることなどいくつもの理由がありますが、その1つが国民の間での経済格差です。
本記事では、そんなインドネシアの「超富裕層」に焦点を当てます。インドネシアの超富裕層は総人口の0.0005%とまだわずかですが、その割合は着実に高まっています。また、SNSが普及した昨今では、人々への影響力も大きく、必ずしも「ごく一部の極端なお金持ち」ということで無視できない存在です。
インドネシアにおいて超富裕層はどのような存在で、彼ら・彼女らはどのような生活をしているのでしょうか。
※円表記は、2024年5月7日のレート(1ルピア=0.0096円/1ドル=154.75 円)で換算したものです。
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数字でみるインドネシアの超富裕層
インドネシアの超富裕層、1年で4.2%増えて1,479人に
イギリスのコンサルティング企業Knight Frankが、The Wealth Report(TWR)2024を公表。これによると、インドネシアの超富裕層は2022年から2023年にかけて約4.2%増加し、1,420人から1,479人になりました。
アジア全体をみると、超富裕層の人数の平均成長率は2.6%です。その中でインドネシアの4.2%は、際立つ数字であるといえます。
報告書は、インドネシアの超富裕層の数は2028年までに34.1%増加し、1,984人に達すると予測しています。この増加率は、同期間中の世界全体の平均増加率28.1%を上回るもので、アジアの国としてはインド(50.1%)、中国(47%)、マレーシア(34.6%)に次ぐ高さです。
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