インドネシアの再生可能エネルギー発電量、9年で1.5倍に
- 更新
- 2025/03/22
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インドネシアは、2060年までのカーボンニュートラル達成を目標に掲げています。将来的には世界でトップ10、あるいはトップ5に入る経済大国になるといわれるインドネシアの今後の動きが注目されますが、現状はなかなか厳しいようです。
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はじめに
本記事では、インドネシアの発電と再生可能エネルギーについて、データと動画で紹介していきます。
地理的条件を活かした水力発電や地熱発電が注目されていますが、多額の投資が必要なエネルギートランジションは、そう易々と進行するものではありません。世界有数の石炭生産国であり、石炭消費国であるインドネシアは、まだ90%以上を火力発電に頼っています。
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数字でみるインドネシアの再生可能エネルギー
インドネシアの再生可能エネルギー発電量、9年で1.5倍
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の報告書「再生可能エネルギー統計2023」によると、インドネシアの再生可能エネルギーによる発電量は増加し続けています。2022年は12,603 メガワット(MW)で、前年比9.2%増。2013年と比較すると約1.5倍ですが、全体をみるとその割合はまだまだ低いのが現状です。
なお、2022年の発電設備許容量(発電所の発電能力)に占める各発電方法の割合は、以下の通りです。

再生可能エネルギーの中で最も多いのは水力発電(小水力・超小型水力含む)ですが、発電設備容量のわずか8%に過ぎません。
一方で蒸気発電やガス発電など複数のタイプを含む火力発電は、90.6%を占めます。また2020年のデータによると、インドネシアの発電電力量に占める石炭力発電の比率は62.8%となっています。
世界有数の石炭生産国であり、石炭消費国であるインドネシアが今後どのようにして再生可能エネルギーによる発電を増やし、「2060年までにカーボンニュートラル(炭素中立)を達成する」という目標に近づけていくのか、注目されます。
参考:
Katadata Green Instagram @katadatagreen
Katadata Green「Kapasitas Pembangkit Listrik PLN Tahun 2022, Mayoritas dari PLTU」
ジェトロ「企業がカーボンニュートラルに向けて動き出す(インドネシア)」
映像でみるインドネシアの再生可能エネルギー
インドネシアの新しい水力発電所

ポソ水力発電所は、インドネシアでエネルギーや物流事業などを手掛けるKALLA社のグループ会社Poso Energyによって、中央スラウェシ州ポソ郡スレワナ村に建設されました。2022年2月に落成式が行われたばかりの、新しい発電所です。
インドネシアで3番目に大きいポソ湖の水力を利用するこの発電所の発電設備容量は515MW。スラウェシ島およびインドネシア東部地域の経済発展に寄与することが期待されています。
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