インドネシアのタンジュン・プリオク港、コンテナ港パフォーマンス指数世界20位

公開
2024/10/24
更新
2024/10/24
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海峡国であるインドネシアには、いくつもの港があります。最大のコンテナ港は、ジャカルタ港の名称で知られるTanjung Priok(タンジュン・プリオク)港。国際復興開発銀行(IBRD)が発表した2023年のコンテナ港パフォーマンス指標で、世界20位にランクインしました。

本記事ではそんなタンジュン・プリオク港を紹介しながら、港湾整備、海上輸送に関するインドネシア政府の取り組みや日本との繋がりをみていきます。

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数字でみるインドネシアのコンテナ港

タンジュン・プリオク港、コンテナ港パフォーマンス指数世界20位

国際復興開発銀行(IBRD)が、CPPIと呼ばれるコンテナ港パフォーマンス指標(2023年)をまとめたレポート「The Container Port Performance Index 2023」を発表。インドネシアのタンジュン・プリオク港は、世界20位にランクインしました。東・東南アジアの港では13位です。

インドネシア第2の港、東ジャワ州スラバヤのTanjung Perak(タンジュン・ぺラク)港は、世界105位。日本の港としては、横浜港が世界9位、名古屋港が53位、東京港が59位に入っています。

東・東南アジアコンテナ港パフォーマンス指標ランキング(2023年)

  1. 洋山深水港(中国・世界1位)
  2. タンジュン・ペレパス港(マレーシア・世界4位)
  3. チワン港(中国・世界5位)
  4. 広州港(中国・世界7位)
  5. カイメップ港(ベトナム・世界8位)
  6. 横浜港(日本・世界9位)
  7. 寧波舟山港(中国・世界11位)
  8. 馬湾(香港・世界13位)
  9. 大連港(中国・世界14位)
  10. 香港港(香港・世界15位)
  11. 麗水港(韓国・世界17位)
  12. シンガポール港(シンガポール・世界19位)
  13. タンジュン・プリオク港(インドネシア・世界20位)

参考:国際復興開発銀行「The Container Port Performance Index 2023」

ジャカルタ港とも呼ばれるタンジュン・プリオク港は、1883年、オランダ植民地時代に創業。140年の歴史を持ちます。

現在は国営企業PT. Pelabuhan Indonesia(Pelindo:ぺリンド社)が運営するインドネシア最大の貿易港で、積み替え貨物輸送の50%以上を取り扱っています。

北ジャカルタに位置する同港は、輸出入に加え、国内の島間輸送においても重要な役割を担います。面積は水陸合わせて1,028 ha(東京ディズニーリゾートの約5倍)と広大です。

タンジュン・プリオク港の課題と海洋国家インドネシアの今後

タンジュン・プリオク港は施設の老朽化や管理システムの古さなど、いくつもの課題を抱えています。周辺道路の渋滞にも、長年悩まされてきました。

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