「インドネシア・グランドデジタルマーケティング・アワード2023」を受賞した美容・健康関連企業

公開
2023/06/11
更新
2023/11/22
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この記事を書いた人

柳沢孝一

福岡本社のカケモチ(株)代表。11万人のインドネシア人にアンケート調査ができるサービスを提供していたり、10万人を超える日本語学習中のインドネシア人向けWebメディアやSNSを運用しています。インドネシア人向けのWeb集客が得意な会社で、正社員インドネシア人は全員日本語が話せます。海外進出についての壁打ちもお請けしているので、気軽にご連絡をください。

2023年5月10日、インドネシアの経済紙Warta Ekonomi(ワルタ・エコノミ)は、Indonesia Grand Digital Marketing Awards 2023(以下「グランドデジタルマーケティング・アワード2023」)を開催しました。本イベントでは、デジタル関連の優れたシステム・サービスを提供する企業や、デジタルを活用して活動をする企業を表彰しました。

本記事では、本イベントについて報告した2023年5月14日のWarta Ekonomi「Selamat! Ini Daftar Lengkap Pemenang Indonesia Grand Digital Marketing Awards 2023(グランドデジタルマーケティング・アワード2023の受賞企業一覧)」を元に、106の受賞企業の中から美容・健康関連の企業を6社紹介します。また、それぞれの企業のWebサイトやSNSアカウントなどを参照し、どのようにデジタルを活用しているかをみていきます。

なお円表記は2023年5月31日のレート(1ルピア=0.0093円/1ドル=139.72円)で換算し、記載しています。

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Indonesia Grand Digital Marketing Awards 2023とは

アワードの概要

グランドデジタルマーケティング・アワード2023のテーマは「Improving Customer Experience and Engagement through Limitless Creativity(無限の創造性によるカスタマーエクスペリエンスとエンゲージメントの向上)」。

デジタルの存在は、さまざまな側面からビジネスの発展をさせ、国の経済成長にまで影響します。今ではWebサイトやソーシャルメディア(SNS)、モバイルアプリ、ECプラットフォームなどを活用することで、カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)がより良いものとなり、エンゲージメントも高まる傾向にあります。

本アワードでは、銀行や保険、金融テクノロジー、メディアと通信、健康、物流、小売、飲食料品、化粧品とファッション、自動車などのカテゴリーの合計106社が表彰されました。

Warta EkonomiのCEO兼編集長Muhamad Ihsan(ムハマド・イサン)氏によると、本イベントの開催にあたって、以下に挙げるようなインドネシア経済とデジタル分野の成長が考慮されました。

インドネシアとデジタル経済

①オンラインの情報収集とショッピングの流行

Googleなどの調査eConomy SEA 2022によると、いまやインドネシア人の多くがデジタルを生活と行動の中心としています。例えば、消費者の21%が購入したい商品や好みのブランドをSNSで見つけています。

また、2022年のEC取引額は前年比18.7%増の476.3兆ルピア(4兆4,360億円)に達しており、インドネシア銀行は2025年頃まで20%前後の成長率を維持すると予想しています。

②企業のAI導入の流れ

世界のAI導入状況を調べたIBM Global AI Adoption Index 2022によると、世界の企業の33%がITプロセスの自動化にAIを活用しています。他にも、29%がセキュリティーに、28%がビジネスプロセスの自動化に、26%がビジネス・アナリティクスに、26%がマーケティングに、AIを活用しています。

③インターネット利用者数の増加と若者の存在感

インドネシアインターネットサービスプロバイダー協会の調査(2022年~2023年)によると、インドネシアにおけるインターネットの利用者数は総人口の78.2%で2億1,000万人を超えました。

特筆すべきはインドネシアは若者が多い国だということです。デジタルネイティブ世代であるZ世代とミレニアル世代を合わせると総人口の過半数を占め、若者がけん引するデジタルテクノロジー中心の文化が誕生しています。

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