インドネシアのWi-Fi事情とおすすめのポケットWi-Fi・手続き方法
- 公開
- 2024/05/01
- 更新
- 2024/11/26
- この記事は約6分28秒で読めます。
インドネシアへ行く前に考えたいのが、現地でのインターネット環境についてです。旅行で1~2日訪れるだけであれば街中やホテルのフリーWi-Fiで足りることもありますが、仕事で訪れる人や長期滞在する人であれば、それだけでは不十分でしょう。
そこで本記事では、渡航前に知っておきたいインドネシアのWi-Fiについてまとめました。現地のWi-Fi事情や日本・インドネシアで準備できるおすすめのポケットWi-Fi(Wi-Fiルーター)、ポケットWi-Fiの準備方法を紹介しています。
また、インドネシアでWi-Fiを利用する際の注意点についてもまとめているので、参考にしてみてください。
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インドネシア到着後の通信手段とジャカルタWi-Fi事情
近年はインドネシアでもWi-Fi環境の整備が進んでおり、特にショッピングモールやカフェ、空港、そのほか観光客が訪れる場所ではフリーWi-Fiを使えることが多くなっています。
ただ、ジャカルタなどの大都市であればほぼ問題ないものの、大都市郊外や地方の中規模・小規模都市になるとフリーWi-Fiを使える場所が簡単に見つかるとは限りません。
また、たとえフリーWi-Fiがあっても、利用人数が多いと回線が込み合って使いにくい、個人情報が盗み出されるリスクがあるなど、注意すべき点がいくつかあります。
そのため、特に仕事でインドネシアへ訪れる人は、街中のフリーWi-Fiはあくまで補助的なものと考え、自分でインターネット環境を整えたほうがよいでしょう。そういった諸々のことを考えるのが面倒という方は、ジャカルタへの現地視察前に弊社にご連絡をください。
インドネシアではポケットWi-Fiとsimカードどちらを使うのが良いのか
ポケットWi-Fi | simカード | |
---|---|---|
料金 | 日本でレンタルする場合は割高になりやすい | 比較的安い |
サポート | 日本でレンタルする場合は日本語でサポートを受けられる | 日本で購入する場合は日本語でサポートを受けられる |
インターネット環境の設定 | 電源を入れるだけで簡単に使用できる | 差し替え・スマホ端末の初期設定が必要、simフリーの端末が必要 |
複数人・複数デバイスでの利用 | 可能 | 不可能 |
通話 | アプリを通しての通話または国際ローミングが必要 | 可能 |
充電 | 機器の充電が必要 | スマホの充電のみでOK |
インドネシアでのインターネット接続方法には、主に「ポケットWi-Fiをレンタル・購入する」または「simカードを購入する」の2つの選択肢があります。
ポケットWi-Fiを使うメリットとして、初期設定が簡単で複数の端末で利用できることが挙げられます。また、ポケットWi-Fiは販売店のサポートが手厚いことが多く、何か問題が起こったときに24時間サポートを受けられるので安心感があります。
一方、特にレンタルのポケットWi-Fiは、simカードと比べて料金が割高になる、紛失リスクがあるなどのデメリットがあります。ポケットWi-Fiもsimカードも日本で準備できるため、インドネシア渡航前にレンタルまたは購入手続きを済ませておきましょう。
また、どちらを選ぼうか迷っている方は、複数人または複数のデバイスでインターネットを使う予定があるか、料金の安さとサポートの手厚さのどちらを優先するかなどを考慮して選ぶことをおすすめします。
日本で準備できるおすすめのポケットWi-Fi
出発前に空港でポケットWi-Fiを受け取ってから、インドネシアへ向かう人もいます。このような場合、当日その場で手続きをしてレンタルできることもありますが、基本的には事前にWebサイト上などから申し込んでおく必要があります。受け取り方法は空港の専用カウンターに行く以外に、自宅への送付を選べるサービス会社もあります。
そこで以下では、日本でレンタルできるおすすめのポケットWi-Fiを紹介します。いずれも、成田国際空港や羽田空港、関西国際空港、中部国際空港などの主要な国際空港でレンタルが可能です。
GLOBAL WiFi
GLOBAL Wi-Fiは、ジャカルタやスラバヤ、バンドゥン、メダン、ブカシ、バリなどインドネシアのほぼ全域で使えるポケットWi-Fiです。通常プランは1日あたり870円(早割670円)で、インドネシアでポケットWi-Fiを購入する場合と比べると割高となっています。
ただ、1日あたり300MB~と容量が大きいため、データ残量を気にせずインターネットを利用できるのがポイント。超大容量プランの場合は1日1.1GB使うことができます。また、料金はさらに高くなりますが、容量無制限のプランもあります。
さらに、24時間365日対応のカスタマーサポートを受けることができ、トラブルが起きたときにすぐに相談できる安心感もあります。
参考:GLOBAL WiFi「インドネシアのWiFiレンタルでもいつものスマホが使える」
海外Wi-Fiレンタルショップ
海外Wi-FiレンタルショップのポケットWi-Fiは、ジャカルタやその周辺の都市のほか、パプア各州やアチェ州、リアウ諸島州などジャワ島から離れた島々でも利用できます。
「電源を入れない日は通信料0円」というサービスを打ち出しており、電源を入れると1GBにつき650円の通信料と1日200円のレンタル料がかかる仕組みです。容量無制限プランの場合の通信料は、1日800円となっています。
10台まで接続可能で、バッテリーの持続時間は最大12時間。宅配便・コンビニ・店頭から受け取り方法を選ぶことができ、レンタル後は封筒に入れてポストに投函するだけで返却できます。
参考:海外Wi-Fiレンタルショップ「インドネシアで使えるWi-Fiレンタルなら「海外Wi-Fiレンタルショップ」
イモトのWiFi
イモトのWi-Fiは、ジャカルタ、バリ島、スラバヤ、バンドゥン、ジョグジャカルタ、ビンタン島、バタム島で利用できるポケットWi-Fiです。
1日あたりの利用料金は大容量(500MB)1,160円、ギガ(1GB)1,460円、無制限2,160円。365日24時間日本語対応のカスタマーセンターを有しており、トラブルが発生したときのサポート体制が整っています。
また、盗難や紛失時の補償をする「あんしんパック」も1日200円から用意されているので、不安な方は申し込んでおくのもおすすめです。
参考:イモトのWiFi「インドネシアで使えるWiFi(ワイファイ)レンタル」
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インドネシアで購入できるおすすめのポケットWi-Fi
日本でポケットWi-Fiの入手が間に合わなかった場合は、インドネシアで現地のポケットWi-Fiを購入するという選択肢もあります。
インドネシアのポケットWi-Fiは、現地到着後に各通信会社の販売店で購入が可能です。料金は利用日数や容量、バッテリーの寿命によって変わります。
購入時にパスポートなど身分を証明するものを提示するよういわれることが多いので、お店を訪れる際には持参しましょう。
インドネシアで購入できるおすすめのポケットWi-Fiには、以下のようなものがあります。
Telkomsel(テレコムセル)
インドネシアの大手通信会社Telkomselが提供するポケットWi-Fiは、旅行はもちろんビジネスでインターネットを利用する人からも人気です。
いくつかのプランがあり、例えば最も容量が少ないプラン「MiFi Lite」は30日間で10GB、料金は7万5,000ルピア(720円)。そのほか、30日間で20GB~30GBのプラン、60日間利用できるプランなどもあります。
Telkomselはインドネシアで最大手の通信会社ということもあり、同社のポケットWi-Fiはジャカルタなど都市部以外の幅広いエリアで使えます。販売店の数も多く、インドネシアで初めてポケットWi-Fiを利用する人の第一選択肢といえます。
参考:Telkomsel 「Telkomsel MiFi」
TP-LINK(ティーピーリンク)
シンガポールに本社を置くTP-LINKのポケットWi-Fiも、インドネシアへ訪れる人々からよく利用されています。
例えば「M7350」は最大10台のデバイスで使えるのが特徴。ダウンロード速度は最大150Mbpsで、映画などの視聴やオンライン会議などに不便を感じることはありません。また、フルで継続的に使った場合でも、バッテリーは8時間持つなど長時間の外出にも適しています。
TP-LINKはほかにも、最大32台のデバイスを接続できる「M7650」など複数の機種とプランを提供しており、選択肢が豊富なのも魅力。利用人数や利用期間、料金など、ニーズに合ったポケットWi-Fiを選べます。
参考:TP-LINK「M7350 4G LTE Mobile Wi-Fi」
Smartfren(スマートフレン)
Smartfrenはインドネシアの大手通信会社で、同社もさまざまなプランのポケットWi-Fiを提供しています。支払い方法は、プリペイド(前払い)またはポストペイド(後払い・12か月契約)の2つから選ぶことになります。
例えばプリペイドのポケットWi-Fiには、30日間で10GBのものから65GBのものまであります。最も容量が少ない30日間10GBの料金は3万ルピア(290円)、最も容量が大きい30日間65GBの料金は20万ルピア(1,930円)です。
最大32のデバイスが同時に利用できる、小さくて持ち運びやすい、直感的なインターフェイスで機器を操作しやすいといった点が特徴です。
参考:Smartfren「Mobile Wi-Fi for everyone」
インドネシアでポケットWi-Fiを利用する際の注意点
最後に、インドネシアでポケットWi-Fiを利用する際の注意点を紹介します。
インドネシアの電話番号が必要なケースがある
基本的にはインドネシアの電話番号を持っていなくても、simフリーの端末であれば、日本のsimカードが入ったスマホで問題なくポケットWi-Fiを使えます。しかし、Wi-Fiを契約するためにインドネシアの電話番号が必要となるケースも見られています。インドネシアの電話番号が必要な場合、現地のsimカードを購入してからWi-Fiを契約します。
また、現地の販売店でポケットWi-Fiの契約をする場合、Wi-Fiの接続と連携するアプリへのアクセスを、支払い前に試してみると安心です。
通話は高額になる可能性がある
例えばauやSoftbankなど日本のキャリアと契約している場合、日本にいるときはこれらのキャリアの電波を使って通話ができます。ただ、これら日本のキャリアの電波は海外で使えないため、インドネシア到着後は現地の電波を利用することになります。
ポケットWi-Fiを利用しているとポケットWi-Fiのレンタル・購入料金しかかからないため、その費用内で通話もできると思いがちです。しかし、たとえポケットWi-Fiを持っていても、現地の電波を使う通話に関しては料金が別で発生し、また料金が日本にいるときも高額になるため注意してください。
通話料金が高額にならないための工夫としては、WhatsAppやLINEなどの無料のチャット・電話アプリを使用する方法が挙げられます。
利用日数や利用方法に合わせてWi-Fiを選ぼう
これからインドネシアへ訪れる方は、どのくらいの期間、インドネシアのどこに滞在するのか、複数人または複数のデバイスで同時にインターネットに接続する可能性があるのかなど、現地での滞在をイメージしてポケットWi-Fiを選ぶことが大切です。
滞在日数が長くなる場合は、ポケットWi-Fiよりも現地でsimカードを購入したほうがよい可能性もあるでしょう。また、日本でポケットWi-Fiをレンタルする場合は、それぞれのサービスの料金や利用エリア、補償制度などを比較することをおすすめします。
なお、ポケットWi-Fiやsimカードはインドネシア到着後に入手することもできるので、手続きが間に合わなかった場合でも焦る必要はありません。
これからインドネシアへ訪れる方は、本記事を参考にしながら、Wi-Fiを含めインターネット環境の整備方法について考えてみてください。
インドネシアでのビジネスにお悩みの方へ
最後まで文章を読んでいただきありがとうございます。ここまでご覧いただいたということは、記事の内容に対して一定の信頼感や満足感を得ていただいたのかなと推測しています。
もし宜しければ、現在抱えているお悩みを弊社に壁打ち的に相談してみませんか。何かしらお役に立てる情報を共有できる自信があります。
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インドネシアのWi-Fi事情について教えてください。
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ショッピングモールやカフェ、空港、そのほか観光客が訪れる場所ではフリーWi-Fiを使えることが多くなっています。しかし、都市郊外や地方の中規模・小規模都市になると使えないエリアも多いため、自分でインターネット環境を整えることをおすすめします。
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インドネシアで購入するのにおすすめのポケットWi-Fiは何ですか?
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インドネシアで購入するのにおすすめのポケットWi-Fiとして、TelkomselやTP-LINK、SmartfrenのポケットWi-Fiが挙げられます。
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日本で準備するのにおすすめのポケットWi-Fiは何ですか?
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日本で準備するのにおすすめのポケットWi-Fiには、GLOBAL WiFiや海外Wi-Fiレンタルショップ、イモトのWiFiがあります。
読後のお願い
弊社で公開している記事の1つ1つは、日本人とインドネシア人のライター、日本人とインドネシア人の編集者がそれぞれ協力しながら丁寧に1記事ずつ公開しています。
記事の内容にも自信がありますし、新しい情報が入り次第適宜アップデートもしています。これだけ手間ひまかけて生み出した記事はできれば一人でも多くのインドネシアのビジネス関係者に読んでもらいたいです。
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