インドネシアのSNSは日本とどう違う!?インフルエンサー兼芸人として活躍するそこらへん元気さんに丸っと聞いてみた

公開
2023/07/31
更新
2024/02/07
この記事は約1分37秒で読めます。

人口の増加、それに伴い経済成長も著しいインドネシア。様々な日本企業が好機を見出し、インドネシアに進出しています。一方、習慣や嗜好が異なるため、インドネシアのトレンドやマーケティングについてまだ知られていないことも多いと考えています。本連載は実際にインドネシアに進出している日系企業のマーケティング担当者に戦略や戦術などをお伺いする企画です。

今回お話を伺ったのは、インドネシアで芸人兼インフルエンサーとして活躍するそこらへん元気さんです。

2015年、吉本興業がアジアでエンタテインメント事業を展開するためのプロジェクト「アジア住みますプロジェクト」に参加し、芸人1年目でインドネシアに移住をしました。現在は、食レポや体験ブログなどを中心としたコンテンツをインドネシア語で配信しており、YouTubeは66万人、TikTokや47万人、Instagramは9万人のフォロワーがいます。

インドネシアでの活動も8年目に入ったそこらへん元気さん。なぜインドネシアに来ることを決めたのか、また、どんなキャリアを積み重ねようとしているのか。さらには、日本とインドネシアにおいて各SNSの違いや戦略などを教えてもらいました。

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芸人になると同時に、ゆかりがないインドネシアに移住

はじめに、どのような経緯でインドネシアに移住することになったのでしょうか。

そこらへん元気 芸人を始めた1年目に、吉本興業がアジアでエンタテインメント事業を展開するためのプロジェクト「アジア住みますプロジェクト」を開始しまして。そのオーディションに応募したことがきっかけです。

「じゃあ、インドネシアに行ってください」と吉本興業から言われて、移住することになりました。インドネシアには一度も行ったこともなかったです(笑)。

縁もゆかりもなく、いきなりインドネシアに訪れたのすごいですね!

そこらへん元気 当時は、インドネシアで売れなかったら、日本に帰ってネタにすればいいやと軽い気持ちでしたね(笑)。

インドネシアにはインドネシア人の芸人やタレントがいるなかで、どう戦っているのでしょうか?

そこらへん元気 実は、インドネシアにきてすぐに感じたのは、テレビ番組に出演し続けるのは難しいなということでした。当時は、今よりも言葉がわからなかったですし、何よりも文化が違うなと感じました。例えば、日本人がアメリカンジョークをなかなか理解できないように、インドネシア人の笑いのツボをつかめなかったんですよね。あとは、インドネシア語でボケツッコミをやろうとすると、笑いのツボも抑えつつ、高い言語能力も必要となってきます。それはハードルが高すぎるなと(笑)。

日本のテレビ番組では、海外をルーツとする人がカタコトの日本語で笑いを取る姿を見かけますが、そういったことは考えたのでしょうか?

そこらへん元気 もちろん、考えました。でも、数年経って言語が上達してしまうと通用しなくなってしまうんですよね。

たしかに、インドネシアの芸人やタレントと同じ土俵で戦うのはハードルが高そうですね

そこらへん元気 そうなんです。なので、テレビの出演に力を入れるのではなく、SNSを中心としたインフルエンサーとしての活動に力を入れ始めました。

インドネシアのSNSはかなり影響力があります。まず、インドネシアは人口が多く、日本の約2倍である2億7000万人にもおよびます。若年人口も多くて、ジャカルタのスマホ普及率は9割にも。登録者数が1000万人以上のYouTuberも日本に比べて圧倒的に多く、みんなSNSを使っていることがわかります。

一方で、コンテンツのアイデアや発想力は日本人の方が強いと感じました。日本は、流行っているコンテンツに対して、自分のオリジナリティを入れて作るのが得意なので。インドネシア人のインフルエンサーとは、ちょっと違った角度から戦えそうだなと感じたんです。

YouTubeは66万人、TikTokや47万人と、かなりのフォロワーがいるなと感じています。今後もインフルエンサー活動にコミットしていくのでしょうか?

そこらへん元気 実は、あまりインフルエンサー活動には執着しておらず(笑)。ある日突然、YouTubeがなくなってしまったら、そこで終わってしまいますし。もともと、芸人として食べていこうという気持ちもなかったんです。吉本興業に入所したのも、エンターテイメント業界に関わりたい想いが大きかったからです。

現在は、インフルエンサー活動に注力していますが、中長期的にはインドネシア語に関わる仕事や、エンターテイメント関連の仕事に関われたらなと思います。配信している動画コンテンツはほぼ自分で編集しているので、そういったスキルを活かしていきたいですね。

それぞれのプラットフォームの特徴を掴んで発信していく

現在は、YouTubeとTikTok、Instagramの3つで活動していますが、Twitterをしない理由はありますか?

そこらへん元気 そもそもインドネシアでTwitterがあまり使用されていなくて。それで3つに絞っています。

日本とインドネシアでは、それぞれのプラットフォームで違いもあると思います。インフルエンサー活動をしていくなかで感じる、それぞれのプラットフォームの特徴を教えてください。

そこらへん元気 まずYouTubeは、以前までは登録者数が多い人が発信力が強かったです。登録したYouTuberのコンテンツが上位表示される仕組みでしたので。でも、最近はアルゴリズムが変わってしまったのか、登録者数が多いからといって再生回数が伸びるわけではありません。見ているコンテンツのテーマに沿って、上位表示されるようになりました。例えば、私はゴルフの動画をよく見るのですが、そうするとチャンネル登録してなくてもゴルフの動画がどんどん上がってくる仕様に変化しています。

なので、日常などを撮影しているVlog動画は厳しいのかなと思ってます。ゴルフやゲームなど専門性に長けた動画が閲覧されやすくなっています。

TikTokはどうでしょうか?

そこらへん元気 TikTokが一番バズりやすいなと感じてます。TikTokはプラットフォーム側が流行らしたいハッシュタグがあって、それにあたればバズりやすい……というのを聞いたことがあります。以前までは、流行っているハッシュタグが一覧で見れたので、それを参考に動画を作ったりしていました。また、始めたばかりの人は10本中に1本はバズるようになっているとか。頑張った分だけ、返ってきやすいのがTikTokの特徴ですね。

最後に、Instagramはいかがでしょうか?

そこらへん元気 Instagramは写真重視の投稿が特徴なので、芸人の私が投稿して映えるものが少ないという点で難しいなと感じています(笑)。難しさはありつつも、一番力を入れているのがInstagramです。理由は、インドネシアのYouTuberやTikTokerは登録者を購入している人も多く、フォロワー数が信頼性に繋がりにくいからです。一方で、Instagramもフォロワーを購入している人もいますが、比較的知名度がフォロワー数に反映されているため、名刺代わりに使われることが多いです。

YouTubeは専門性があるコンテンツが流行ったり、TikTokは頑張った分だけ返ってきたり、規則性が見出せている中で、Instagramはまだ掴めていない状態です。でも、ショート動画を配信できるリールと呼ばれる機能ができてから変わってきたなと感じています。今までは、フォローした人の投稿しか見られなかったのに、リールのおかげでランダムに動画が配信されるようになったので。

現在は、どのように3つのプラットフォームで配信をしているのでしょうか?

そこらへん元気 1本の動画を作ったら、3つのプラットフォームで配信するようにしています。どれか1つでもバズってくれ!と願いながらやってますね(笑)。

応援されるかどうかがSNSの鍵

この記事を読んでいる人のなかには、インドネシアで商品やサービスを販売したいのに、なかなかSNSを活用しきれない担当者も多いです。最後に、そんな方に向けてアドバイスをお願いします。

そこらへん元気 1つは、インドネシアへのリスペクトが大事です。インドネシア人はあまり自国に興味がなく、海外の映画やドラマを見る人も多いです。だからこそ、「インドネシアのこれが素敵!」と伝えるとすごく喜んでくれます。「日本からきた企業だから」と威張るのではなく、文化や習慣に興味を持つのがいいと思います。

もう1つは、宗教や文化には十分配慮することです。インドネシアはイスラム教徒が多く、日本とは異なる部分も多いです。そこのタブーをいじったりすると、一気に信頼がなくなってしまうので、気をつけすぎるくらいがちょうどいいです。

最後に、SNSはどれだけ応援されるかが鍵になってくるなと感じています。「いつまでに、100万人登録者いきます!」と宣言しているYouTuberをよく目にすると思うのですが、それも応援してくれる人を集めるためなんですよね。いかにインドネシア人に応援されるか、謙虚さも必要ですし、どうやったら喜んでくれるかも大事になってきます。

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