インドネシアの到着ビザ(VOA)の取得方法やe-VOAの申請方法や注意点
- 公開
- 2024/01/28
- 更新
- 2026/10/01
- この記事は約9分34秒で読めます。
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到着ビザ(VOA)の取得費用はいくらですか?
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50万ルピア(4,660円)で購入できます。
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到着ビザ(VOA)はどこで購入できますか?
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空港で購入できます。事前にインターネットでも購入できます(e-VOA)。
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到着ビザ(VOA)の滞在期間や延長手続きはどうすれば良いですか?
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滞在できる期間は30日間で、滞在期間中に1回のみ延長できます。現在は、オンラインでの延長手続きに加えて、居住地を管轄する出入国管理局での写真撮影と面接が必要です。
インドネシアへ観光や商用で訪れる場合、到着ビザ(VOA)を取得することになります。インドネシア到着後に空港で取得することもできますが、事前にオンラインで申請・取得することもできます。
到着ビザの取得自体はそこまで難しいものではありませんが、そうは言っても正しい情報がインターネット上に多くないので、インドネシアへ訪れる方に向けて到着ビザの基本についてまとめました。
本記事では到着ビザの詳細や取得方法、延長方法、注意点などについて説明します。インドネシアの到着ビザに関して知りたい方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。
本記事の円表記は2024年1月10日のレート(1ルピア=0.0093円)で換算したものです。
到着ビザ(VOA)とは

到着ビザ(VOA)の目的
到着ビザ(VOA:Visa On Arrival)は、「訪問ビザの免除対象」として指定された以下の活動行うため入国し、滞在期間が30日以内の人のための簡易的なビザです。
- 到着ビザ(VOA)で許可される活動:
観光、家族訪問、乗り継ぎ、会議への参加、展示会訪問、商品購入、工場訪問、治療、政府関連活動など
【補足】
到着ビザで許可される活動のうち、展示会訪問はビジターとしての訪問(見学)のみを指します。出展にはシングルエントリー訪問ビザが必要です。
到着ビザ(VOA)の費用
2024年1月10日時点でのビザ発給費用は50万ルピア(4,660円)で、クレジットカードで支払う場合はさらに手数料がかかります。到着ビザで滞在できる期間は30日間で、滞在期間中に1回のみ延長が可能です(延長後は到着日から最大60日間滞在可能)。
到着ビザは以前、インドネシア到着後に取得するしか方法がありませんでしたが、2022年11月からオンラインで事前に取得できる「e-VOA」の運用が開始しました。全国の空港で申請・取得が可能です。
なお、到着ビザは発給後90日以内に利用を開始しなければいけないため、e-VOAで事前決済する場合は期限に注意してください。
到着ビザ(VOA)の空港での購入方法
ここでは、インドネシア・ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港到着後のビザ取得方法を紹介します。
1. 査証カウンターで支払い
インドネシアに到着後、査証カウンターで到着ビザを取得します。取得費用は50万ルピア(4,660円)ですが、入国する空港・海港によっては同額相当のドル貨や円貨で支払うこともできます。スカルノ・ハッタ空港ではドルでの支払いも可能です。支払い後に領収書を受け取ったら、入国審査の列へ進みます。

2. 入国審査
入国審査の際に先ほど取得した到着ビザと領収書、パスポート、復路の航空券を提示し、ビザに「VOAステッカー」を貼ってもらいます。
後述しますが、このステッカーが貼られてないと後々トラブルになるので、しっかりと貼られていることを確認しましょう。また、ここで取得した到着ビザは、出国まで無くさず取っておく必要があります。
トラブルにならないように気を付けないといけない注意点はあるものの、到着ビザ取得の流れは以上です。飛行機から降りる、入国審査に向かって歩いて行く(一本道です)、途中で到着ビザを購入する、入国審査を受ける、その後に手荷物を受け取って税関を通るという流れで、難しいことはありません。
今まで到着ビザ(VOA)購入で問題が発生した方をあまり知らないです。どちらかと言うと、その後の税関で引っ掛かる人は定期的に見かけます。高価な貴重品をバッグにケースごと入れたままにして、その貴重品について税関職員から別室で質問を受けるなど。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
e-VOAの申請方法(事前のオンライン)
次に、e-VOAの申請方法を紹介します。e-VOAとは、事前にオンライン上で取得できる到着ビザのこと。現地到着後にビザ購入のための列に並ぶ必要がないのがメリットです。
必ずしも申請しなければいけないものではありませんが、入国手続きをスムーズに行いたい方は申請しておくのもよいでしょう。
登録に必要な書類とデータは以下の通りです。
- 顔写真
- パスポートの写真
- インドネシアへ到着するフライトの日付とナンバー
- 滞在先の情報と住所
- 電話番号
- メールアドレス
- クレジットカード
1. 専用サイトにアクセス
はじめに、以下のインドネシアのビザ取得専用サイト「The Official e-Visa Website for Indonesia」にアクセスします。
以前まではe-VOAを取得するためにはサイトにアカウント登録する必要がありましたが、2024年1月10日現在、e-VOAの申請のみであればアカウントの登録は原則不要です。
トップページ「Visa Application Guideline」の1番「APPLY」(矢印の箇所)をクリックし、

国籍やインドネシアへ滞在する目的、ビザの種類などを選択します。VOAの場合、「B1」で申請を行います。

次に、パスポートや顔写真をアップロードします。入力画面の右側に、アップロードする画像の指定内容が記載されているので、チェックしましょう。

例えば顔写真に関しては、髪の毛を含む頭の頂点から顎の底までが画像全体の50~60%を占めていること、画像の大きさが400x600pxであること、最大2MBまでであることなどの指定があります。
画像をアップロードした後、自身の基本情報や滞在先の住所などを入力します。入力すると、ここまで入力した内容がまとまったリストが表示されるので、内容に問題がなければ「As Guest」として情報を保存します。

保存が完了すると以下の画面が表示され、「Submit」から入力した情報を提出します。

2. 支払い
情報の提出が完了すると、下記の画面が表示されます。「Make Payment」から支払いに進みます。

クレジットカード情報を入力して、代金を支払います。

ビザの発給料金自体は50万ルピア(4,660円)ですが、e-VOAの場合はそれに加えてクレジットカードの手数料を支払うことになります。
3. ダウンロード

支払い後、登録したメールアドレス宛に支払い完了の通知が届きます。その後に、e-VOAが添付されたメールが届くのでダウンロードをします。何らかの理由でメールからダウンロードできない場合は、サイト上からダウンロードすることも可能です。
e-VOAの申請・取得手続きは以上です。ダウンロードしたe-VOAはPDFの状態になっているので、プリントアウトしておくとよいでしょう。プリントアウトしたe-VOAとパスポートを入国審査の際に提出すれば、インドネシアへ入国できます。
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到着ビザ(VOA)の延長手続き
インドネシアの到着ビザは滞在期間が最大30日間と決められていますが、1度だけ延長が可能です。時間がかかることを想定し、期限切れの7〜14日前を目安に申請するのがおすすめです。
また、延長手続きのタイミングに関わらず、延長手続き後は最初の到着ビザの有効期限が切れてから30日間滞在できるようになります。つまり、延長手続きをすれば、最初の入国から起算して最大60日間の滞在が可能です。
手続き方法の変更について
従来はインドネシアのビザ取得専用サイト「The Official e-Visa Website for Indonesia」でのオンライン手続きのみで延長が可能でしたが、2025年5月29日より、オンライン手続きに加えて、準備が整った入国管理事務所から順次、居住地・滞在地を管轄する出入国管理局での写真撮影と面接が必要となりました。
延長手続きの際は、事前に最寄りの出入国管理局へ連絡し、申請後に来局が必要かどうかご確認ください。この変更により手続きに従来より時間を要する場合がありますので、お早めの申請をおすすめします。
必要書類は以下の通りです。
- 申請書(各出入国管理事務所で入手可能)
- パスポートの原本
- パスポートの顔写真のページのコピー
- パスポートの到着ビザが貼られたページのコピー
- 復路の航空券または第三国への航空券
- 延長費用の50万ルピア(4,660円)
到着ビザの延長も取得と同様にそこまで難しいものではありませんが、以下の通りいくつか注意すべき点があります。
手続きは複数回に分けて行うことになる
出入国管理事務所で延長手続きを行う場合、手続きは1度で終わらず、複数回に分けて行われるのが一般的です。1回目にパスポートや書類の提出、2回目に写真撮影と指紋採取、3回目にパスポートの受け取りといった流れになることが多くなっています。
インドネシアの入国管理局によると、到着ビザの延長は入国から30日以内に申請すれば、延長手続き中に30日を超えても問題ありません。
ただ、出入国管理事務所によっては対応に違いがあったり、手続きに時間がかかったりする可能性があり、早めに手続きを始めた方が安心です。実際に、在インドネシア日本国大使館は、到着ビザの期限が切れる7~14日前に手続きを開始するように勧めています。
オンラインで手続きできるのはe-VOAのみ
ビザ取得専用サイト「The Official e-Visa Website for Indonesia」上でビザの延長手続きをできるのは、e-VOAの到着ビザを取得した人のみです。さらに、e-VOAの中でも、同サイトにアカウントを登録した人のみがサイト上で延長手続きできます。そのため30日以上滞在する可能性がある場合は、初めからe-VOAを選んでおくと、延長時の手間を省けます。
繰り返しになりますが、延長手続きができても出入国管理事務所を訪問する必要があるので、その点はお気を付けください。
- 参考:在インドネシア日本国大使館「インドネシアへの入国・滞在」
到着ビザ(VOA)で起こりやすいトラブル事例
オンライン申請時の技術的な不具合(e-VOA)
ケース:
- 自動入力の誤り:e-VOA申請時、パスポートの「発行日」が自動的に申請日で入力されるバグが報告されています。これに気づかず申請を完了すると、ビザが無効となる可能性があります。
- サーバーエラー:申請中に「500 Internal Server Error」が表示され、手続きが中断されるケースが確認されています。
ポイント:
申請確定前に、パスポート番号・氏名・生年月日・発行日・有効期限などの入力内容を必ず原本と照合することが重要です。また、サーバーエラーが起きた際は時間を置いて再度アクセスし、解消しない場合は別のブラウザや端末で再申請します。
ビザ延長手続きの問題(e-VOA)
ケース:
- 延長ボタンの非表示:e-VOAの延長手続き時に、必要な「延長」ボタンが表示されない不具合が報告されています。
- アカウントの非アクティブ化:アカウント作成後、確認メールが届かず、ログインできないケースがあります。この場合、ビザの延長手続きがオンラインで行えない可能性があります。
ポイント:
ビザを延長する場合、延長期限ぎりぎりまで待たず、早めに確認し、不具合があれば入国管理局へ問い合わせるようにしましょう。オンラインで解決できない場合は、滞在期限前に最寄りの入国管理局へ相談することが重要です。
領収書の発行とステッカーの貼付漏れ

ケース:
- 現地空港でビザ発給費用を支払ったにも関わらず、領収書が発行されず、またVOAステッカーも貼られていないという事例がみられます。
ポイント:
領収書とVOAステッカーは、ビザ取得後、入国審査の際に提示する必要があります。この2つがないと入国審査を通過できないため、不備があることに気づいた場合は査証カウンターで指摘しましょう。一度カウンターから離れてしまうと、悪意のある担当者の場合、対応が難しくなります。
【2025年6月から】到着ビザ(VOA)に関する変更点
2025年6月2日に施行された移民・矯正大臣決定2025年M.IP-08.GR.01.01号「ビザ分類に関する規定」により、到着ビザについていくつかの変更が定められています。
1. 許可される活動が拡大
従来、到着ビザで許可される活動は、観光、会議参加、一部のビジネス活動に限定されていました。これが、新制度では、以下の活動も可能になることが明記されました。特に、以前は可否が明確でなかった工場訪問が可能とされていることは、大きな変更点です。
【ビジネス活動全般(非就労)】
- ビジネスミーティング
- 商談
- 研修(非技術的)
- 商品調達
【医療目的】
- 病院受診、治療
【現場視察】
- 工場、鉱山、オフィス、製造現場などの視察
【政府招待活動】
- 公的会議
- 政府機関や国際組織からの正式招待による訪問
現場視察は可能になりましたが、作業、技術支援、管理監督、設備調整などは依然として「就労」と見なされ、到着ビザでは許可されないことに注意が必要です。
2. インデックスBとインデックスFの2種類に
従来の到着ビザは、入国目的を問わず、滞在期間30日・1回延長可の「インデックスB」のみでしたが、新制度では、「インデックスB」と「インデックスF」の2種類になりました。
また、これまでB1、B2、B3、B4と、訪問目的(活動内容)ごとに細分化されていたものが統合され、B1とF1は「観光+ビジネス(非就労)+医療+視察」目的のVOAになっています。
- インデックスB1:観光VOA(ビジネス含む)
- インデックスB4:政府関連活動VOA
- インデックスF1:観光VOA(ビジネス含む)
- インデックスF4:政府関連活動VOA
新設されたインデックスFは、発給・入国ポイントを以下の海港(リアウ諸島州内)に絞った、滞在期間7日・延長不可・オンライン申請不可の到着ビザです。なお、該当するポイントはいずれもシンガポールから船でアクセスできる海港であり、インデックスFビザは事実上、シンガポールから(経由含む)の短期ビジネス訪問客向けといえます。
インデックスF1到着ビザ(VOA)の海上出入国管理ポイント
- Nongsa Terminal Bahari(ノンサ・ターミナル・バハリ(ノンサ・フェリーターミナル)、バタム島)
- Marina Teluk Senimba(マリナ・トゥルック・スニンバ(マリナ・セニンバ港)、バタム島)
- Batam Centre(バタム・センター・フェリーターミナル、バタム島)
- Citra Tri Tunas(チトラ・トリ・トゥナス港、バタム島)
- Sekupang(セクパン・フェリーターミナル、バタム島)
- Sri Bintan Pura(スリ・ビンタン・プラ港、ビンタン島)
- Bandar Bentani Telani Lagoi(バンダル・ベントゥニ・テラニ・ラゴイ港、ビンタン島)
- Tanjung Balai Karimun(タンジュン・バライ・カリムン港、カリムン島)
※いずれもリアウ諸島州
- 参考:Kementerian Imigrasi dan Pemasyarakatan「Kepmen M.IP-08.GR.01.01 Tahun 2025 Tentang Klasifikasi Visa」
到着ビザ(VOA)のポイントを押さえてトラブルを防ごう
到着ビザを巡るトラブルを避けるためにも、取得後にステッカーが貼られているか、領収書が発行されたかなどは、しっかりと確認しておきましょう。
また、滞在目的や滞在中の行動によっては、到着ビザとは別のビザを取得したほうが安全といえるケースもあります。故意ではないとはいえ、到着ビザで就労をしてしまうと大きな問題になるので、特に仕事を目的にインドネシアへ訪れる方はどのビザを取得すべきか事前にしっかりと調べておくことが大切です。
観光や商用でインドネシアへ滞在する場合でも、滞在日数が30日を超えるのであれば別途延長手続きが必要です。滞在が長引くことがわかった段階で、最寄りの出入国管理事務所がどこにあるのかなどを確認しておくことをおすすめします。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
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