ホーム展示会情報FOOD + BEVERAGE INDONESIA 2023 インドネシア進出に役立つ関連記事 越境ECサービスはこちら インドネシアの化粧品市場における日本製品の可能性 インドネシアで人気のWebメディアとマネタイズの方法 インドネシアで人気の日本アニメとそのキャラクターのマーケティング活用事例 インドネシアの教育業界とリモート授業の現状と課題 インドネシアのEdTech(エドテック)企業や教育系スタートアップが抱える課題 インドネシア進出でお悩みの企業様の相談は無料 FOOD + BEVERAGE INDONESIA 2023 公開 2023/04/27 更新 2023/11/27 この記事は約5分3秒で読めます。 展示会名 フード+ベバレッジインドネシア 2023 開催日 2023年05月10日~2023年05月13日 開催地 ジャカルタ 会場 Jakarta International Expo 出展対象品目 調理機器・技術、食品加工システム、食品包装材料、食品添加物、食品、飲料品、加工食品、乳製品、スパイス、調味料、キッチン用品など 展示会主催者 PT WAHANA KEMALANIAGA MAKMUR(WAKENI) 公式サイト https://foodbeverageindonesia.com/ 「Food + Beverages Indonesia (フード+ベバレッジインドネシア)」は、食品加工技術のサプライヤーや食品原材料生産者、製品流通業者など食品関連事業者が集う大規模イベントです。 インドネシア人向け市場調査サービス100人に15万円からで実施可能です ・インドネシアの現状を数字で知りたい ・インドネシア人の生の声を聞きたい ・市場調査を安価な価格で実施したい ・企画から実施まで全て丸投げしたい 無料で資料をダウンロードする インドネシアの市場調査サービス 目次 Food + Beverages Indonesia 2023とは?インドネシアの食品飲食産業Food + Beverages Indonesia 2023の注目ポイントCoffee and Tea ExpoSeafood, Meat and Cold Chain ExpoOrganic Food Expo食品飲料産業のデジタル化と持続可能性Food + Beverages Indonesia 2023とは? 本記事では、Food + Beverages Indonesia 2023の概要と開催の様子、注目の展示などを写真も交えながらご紹介します。 展示会の概要 Food + Beverages 2023は、食品飲料産業の新しい製品やサービス、ビジネスのアイデアを展示する大規模な展示会です。来場者は、多様な展示を通し、業界の最新トレンドに触れ、自らのビジネスに活かすことができます。 展示会の参加者は、物流業者や冷凍食品の製造業者、Eコマース、ケータリング事業者、調理器具、包装機器、家庭用品などの製造業者やその販売業者です。現場では、食品やスナック類を販売するブースもありますが、国際企業は物流や配送、包装、および冷却システム用の商品を主に宣伝しています。 インドネシアの食品飲食産業 非石油化学製品加工産業の1つとして位置付けられている食品飲料産業は、産業を支える重要なセクターです。 インドネシアの中央統計庁(BPS)によると、2021年の国内食品飲料産業のGDP(実行価格ベース)は1,120兆ルピア(105億円)であり、これは非石油化学製品加工産業全体の38.1%、インドネシアのGDP全体の6.6%に相当します。 参考:Kementerian Perindustrian Republik Indonesia 「Kontribusi Industri Makanan dan Minuman Tembus 37,77 Persen」 Food + Beverages Indonesia 2023の注目ポイント 今年の展示会では、訪問者のニーズに応えるため、以下の5つのサブイベントが開催されました。 Coffee and Tea Expo(コーヒー・ティーエキスポ) Sweets and Snacks Expo(スイーツ・スナックエキスポ) Seafood, Meat and Cold Chain Expo(シーフード、ミート、コールドチェーンエキスポ) Organic Food Expo(オーガニックフードエキスポ) Wine Spirit and Gourmet(ワイン・スピリッツ・グルメエキスポ) 特に盛況だったサブイベントは、Coffee and Tea Expo、Seafood, Meat and Cold Chain Expo、Organic Food Expoの3つです。スモールビジネスを行う事業者たちが、新しいアイデアや製品、ビジネスパートナーを探して各ブースを訪れていました。 Coffee and Tea Expo コーヒーマシンの紹介 今後もインドネシアにおけるコーヒービジネスの成長が見込めることから、Coffee and Tea Expoは多くの来場者を引きつけました。 特に人気だったブースは「特産コーヒー」です。「特産コーヒー」とは、特定のコーヒー農園が生産する独特の味わいを持つコーヒーのことです。土壌の種類、農園の場所、また、収穫後のプロセスがそれぞれ特徴があり、独特の味わいが作り出されます。 インドネシアは世界有数のコーヒー豆、茶葉の生産国です。コーヒーやお茶産業の成長はインドネシア経済にとって重要であることはもちろん、ライフスタイルにも大きな影響を与えます。 農園運営の近代化・効率化などを通して生産者を支援する取組みに加え、消費者視点からも生産方法や加工方法、パッケージ、販売方法など工夫の余地は無限にあり、ビジネスチャンスも多く、注目度の高い分野と言えます。 Seafood, Meat and Cold Chain Expo Shenzen Brother Ice system Co., Ltd (ICESTA社)の業務用氷製造機 島国であるインドネシアの経済において、漁業は重要な役割を果たしています。会場では、新鮮な魚介類や肉類、加工製品など、さらに、それらの品質を保つために適したパッケージのサービス・製品が多く紹介されていました。 また、漁師と消費者が直接繋がれるデジタルサービスやマーケットプレイスなどを紹介するブースも好評でした。 農林水産分野においてデジタル化は、インドネシアの大きな課題です。その課題を解決するためにも、今回のエキスポは、「インダストリー4.0」(第4次産業革命:機械学習やAI技術を通じたデータ駆動型のスマートで自動化されたシステムの導入による産業革命)への道が、確実に開かれ始めていることが伺えました。 参考:Kementerian Komunikasi dan Informatika Republik Indonesia [Apa itu Industri 4.0 dan bagaimana Indonesia menyongsongnya] またシーフード、ミート、コールドチェーンエキスポでは、日本企業のブースも見られました。 自動車部品などを製造する東プレ社は、インドネシアの都市部に多い狭い道や路地を走行できる積載量1トン以下の車両を新製品として展示。また、物流サービスのE-Beam社 は、最新の滅菌技術で、食品の鮮度を維持しながら短時間で配送するサービスを宣伝していました。 Organic Food Expo 最近では、通信販売や都市部の高級スーパーなどで、オーガニックを謳う食品を見かけることが増えています。特に多いのが野菜や果物で、日本でもよくある「サラダセット(カット生野菜のパック)」もあります。 椰子砂糖やハチミツ、生姜やウコンなどのスパイスはインドネシアの得意分野であり、これらを加工したインスタントドリンクなどの商品が目立ちました。もちろん一般的なインスタントドリンクよりも値は張りますが、「オーガニック食品を手軽に取り入れられる」便利さで、顧客の心を掴もうという作戦です。 飲料では最近牛乳の代わりに植物由来のミルクを取り入れる人も多く、オーガニックのオートミルクやアーモンドミルク、豆乳も販売されています。輸入品が多いものの、国産品も出てきています。 飲料といえば、世界有数のコーヒー豆生産国であるインドネシアなので、オーガニックコーヒーにも注目したいところ。しかし残念ながら、コーヒー産業全体の急成長に比べると、オーガニックコーヒー市場は停滞すると予想されています。オーガニックコーヒーは価格が高いこともあり、一部の熱心なファン以外からの需要が少なく、生産・流通量が限られているからです。 食品飲料産業のデジタル化と持続可能性 今回の展示会で興味深かったことの1つは、食品飲料産業のEC参入や物流分野で持続可能性を重視したイノベーションを後押しする展示が多く見られたことです。 特に、多くのデジタル企業が自社のサービスを、中小零細企業向けにアピールしていました。オンラインカタログの作成機能、在庫や財務のオンライン管理機能、オンラインストア構築機能など、様々なデジタルサービスやオンラインプラットフォーム、モバイルアプリが登場しています。 多くの場合、中小零細企業の経営者は、人手や資金不足と常に隣り合わせで、最新の技術を利用したり、既存のビジネスモデルを改革したりする余裕がありません。そんなスモールビジネスを手軽に効率化し、売上アップに繋げようとサポートしようとする商品やサービスにも注目です。 この流れは、魚介・精肉・低温物流(コールドチェーン)部門でも同じです。シーフードやミート、コールドチェーンエキスポの会場では、Fishlog、Delos、E-Beam、Topreなど、デジタル技術を始めとする最新技術を活用した新しいサービスを提供するスタートアップ企業の展示が目立ちました。 Topre社の低温輸送用小型車両 FishlogやDelosなどのスタートアップは、魚介類のビジネス全体のデジタル化を推進する企業です。例えば、魚介類の養殖システムのデジタル化、魚介類や水産加工食品のマーケットプレイスの提供が挙げられます。 このようなスタートアップ企業は、業務の効率化や品質の維持に加え、海洋生態系の保護や漁師の生活水準の向上にも力を入れ、持続可能な産業構造の構築に力を入れています。 農林水産業は産業自体の近代化が遅れている分野であり、製品自体の質の改善や生産効率アップなどと共に、この分野の産業従事者の生活改善や自然環境の維持・保護もインドネシアの社会課題です。各企業が、製品やサービスをアピールするとともに、産業や事業の持続可能性に目を向けたビジネスパートナーになれる存在であることを強調していました。 Food + Beverages Indonesia 2023は、食品・飲料業界のエコシステムのデジタル化に関わる新しいサービスや製品が目立つ展示会でした。この業界のデジタル社会への適応は、インドネシアの産業全般の中でももっとも課題とされ、注目されている分野でもあります。 食品・飲料業界が最新技術を活用し、清潔で安全で透明性が高く持続可能な産業分野として成長していけるかどうか、生産者や販売者、その他のビジネス関係者、そして多くの消費者が注目しています。 本記事の円表記は、2023年5月26日の交換レート(1ルピア=0.0093円・1ドル=140.66円)で換算したものを記載しています。 インドネシアで会社設立にお悩みの方へ 下記のようなお悩みを抱えているなら今すぐお問い合わせをください 会社設立の大雑把なスケジュールを知りたい 情報が全くないので壁打ちに付き合ってほしい 会社設立の具体的なアクションリストが知りたい Food + Beverages Indonesia(フード+ベバレッジインドネシア) とは何ですか。 Food + Beverages(フード+ベバレッジインドネシア) は、食品加工技術のサプライヤー、食品原材料生産者、製品流通業者など食品関連事業者が集う食品飲料産業関連の大規模な展示会です。同時開催のサブイベントとして、Coffee and Tea Expo(コーヒー・ティーエキスポ)、Sweets and Snacks Expo(スイーツ・スナックエキスポ)、Seafood, Meat and Cold Chain Expo(シーフード、ミート、コールドチェーンエキスポ)、Organic Food Expo(オーガニックフードエキスポ)、Wine Spirit and Gourmet(ワイン・スピリッツ・グルメエキスポ)が開催されています。 Food + Beverages Indonesia(フード+ベバレッジインドネシア)の会場はどこですか。 Food + Beverages Indonesia(フード+ベバレッジインドネシア)はジャカルタのインターナショナルエキスポで開催されました。 Food + Beverages Indonesia(フード+ベバレッジインドネシア) ではどのようなものが展示されますか。 Food + Beverages Indonesia(フード+ベバレッジインドネシア)では、食品飲料産業の新しい製品、技術、サービス、ビジネスのアイディアが展示されています。 読後のお願い ここまで文章を読んでいただきありがとうございました。もしこの文章が少しでもお役に立てたようでしたら、是非SNSでシェアしていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 SNSでも積極的に情報発信していきます Twitterをフォロー Newsletterをフォロー インドネシア進出に役立つ関連記事 越境ECサービスはこちら インドネシアの化粧品市場における日本製品の可能性 インドネシアで人気のWebメディアとマネタイズの方法 インドネシアで人気の日本アニメとそのキャラクターのマーケティング活用事例 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