インドネシアの一般家庭の57.2%が「家庭ごみは主に自ら焼却処分する」と回答
- 公開
- 2024/09/04
- 更新
- 2024/09/17
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世界的に注目される環境問題やごみ問題。インドネシアでもまだまだ多くの課題があります。例えば、海洋国家であるインドネシアでは、海洋プラスチックが環境に与える影響が深刻です。その背景には、人々のごみ処理に関する知識の少なさや意識の低さがあることは否定できません。
では、インドネシアの一般家庭では、ごみをどのように処理しているのでしょうか。その現状や問題点、関連する最近のニュースなどを紹介します。
目次
数字でみるインドネシアの家庭ごみ処理問題
57.2%の家庭がごみを焼却処分
2023年にインドネシアの保健省が行った調査によると、「主に採用しているごみの処理方法」として、一般家庭の57.2%が「自分で焼却する」と答えました。2位は「回収業者に渡す」、3位は「地域の一時的な保管場所に捨てに行く」となっています。
ごみ回収業者が巡回する地域もありますが、大概は行政サービスではなく、民間任せです。一般的には回収の段階では分別されておらず、回収後に業者が資源ごみを自ら拾い上げ、売るなどしています。
「主に採用しているごみの処理方法」の1位から9位までのランキングは、以下の通りです。
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