ジャカルタで7万500リットルの水を上空から撒く大気汚染対策
- 公開
- 2023/09/23
- 更新
- 2026/06/21
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数字でみるインドネシアの大気汚染対策
大気汚染対策で7万500リットルの水が上空へ運ばれる
2023年8月以降、乾季のジャカルタと周辺の都市で大気汚染が深刻になっています。大気の汚染度を表す空気質指数(AQI)が屋外での活動を控えることが推奨される150を連日上回り、空気が白く濁って近景もかすむほど。
そこでインドネシアの国家災害管理庁(BNPB)は、気象修正技術を利用した大気汚染対策を実施しました。
同庁の災害データ・情報コミュニティーセンターのAbdul Muhari(アブドゥル・ムハリ)氏は文書で、「政府は首都ジャカルタの大気汚染を減らす努力を続けており、その1つはセスナ機2機による水霧噴霧法を利用した気象修正技術の導入である」と説明しました。
同氏は「この作戦は9月4日(月)から9月11日(月)まで実施され、82時間50分で70,500リットルの水を輸送。その水はジャカルタ上空で人工蒸発を形成するために噴霧された。」としています。
参考:detik.com「Langit Jakarta Biru, Ternyata Ada Efek ‘Bilas Polusi Udara’ Pakai Pesawat」
インドネシアでは、「今日のジャカルタの汚染度は世界ワースト4だ」「今日は改善して世界33位になった」など、その日の状況に一喜一憂するようなニュースがよく流れていますが、来年以降のためにも持続可能な対策を求める声も上がっています。
例えば、ジャカルタの交通量を抑えるための政策が試される可能性があります。また、「すべての高層ビルの屋上にミスト噴射機を付ける」などのアイディアも出ているようです。
映像でみるインドネシアの大気汚染対策
大気汚染で景色がかすむジャカルタ

こちらは、大気汚染でもやがかかったジャカルタの様子です。
大気汚染が特にひどい日は、まるで煙に覆われたように景色がかすみ、昼間でも太陽すら見えません。
この状況で呼吸器疾患を患う人が増えたこともあり、ジャカルタ周辺では政府や企業が職員の在宅ワークを推奨したり、学校でマスクの着用が必須になったりと、さまざまな影響が出ました。
大気汚染対策のミスト噴射

最初に取り上げた飛行機で上空に水を運ぶプロジェクトの前にも、ジャカルタでは州政府や州の交通局、警察など関係者が協力し、いくつかの大気汚染対策が試されました。こちらの動画に映っているような、屋上や路上から、いろいろな方法で水やミストを噴射して大気汚染を和らげようという実験です。
色々試した結果、ビルの屋上からミストジェネレーターで霧を発生させる方法は、PM2.5を低下させる効果があることが確認されました。
日本の猛暑対策を連想する光景ですが、こちらは非常に大規模で、やや物々しい雰囲気があります。
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