バイク販売台数、インドネシアは320万台で東南アジア1位

公開
2023/10/15
更新
2024/09/17
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数字でみるインドネシアとバイク

2023年上半期のバイク販売台数、インドネシアは前年同期比42.5%増の320万台

インドネシアは2023年の上半期、バイクの販売で東南アジア1位になりました。

ASEAN Automotove Federation(AAF)は、2023年上半期に東南アジア各国のバイクの販売台数を調査しました。対象国はインドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポールの6か国です。

同調査によれば、この6か月間でインドネシアで販売されたバイクは3,201,930台で、調査対象国の中で1位でした。この台数は、6か国の総販売台数の49.1%に相当します。

6か国のバイク販売台数ランキングは、以下のようになっています。

  1. インドネシア(3,201,930台)
  2. ベトナム(1,223,614台)
  3. タイ(993,981台)
  4. フィリピン(798,366台)
  5. マレーシア(300,392台)
  6. シンガポール(5,961台)

なお、1位のインドネシアの人口は2位のベトナムの約2.8倍。バイクの販売台数は約2.6倍なので、人口当たりの売れ行きは同じくらいと言えます。

次に、販売台数の推移を前年同期と比較するると、東南アジア全体は15.5%増、そしてインドネシア国内は42.5%増で、急増していることがわかります。

インドネシア二輪車製造業者協会(AISI)の広報官、Ahmad Muhibbuddin(アフマド・ムヒブディン)氏によると、バイクの販売数増加には3つの要因があります。

1つ目は、コロナ禍後、消費者の購買力が改善したこと。2つ目は、半導体供給が大幅に改善したこと。そして3つ目は、ローンの金利が低く抑えられており、消費者がバイクの購入しやすい状況が続いていることです。

参考1:databoks「Indonesia Merajai Penjualan Sepeda Motor ASEAN pada Semester I-2023」
参考2:Harian Jogja「Penjualan Motor Semester 1 2023 Melonjak 42,5%, Ini Penyebabnya..」

映像でみるインドネシアとバイク

インドネシアでバイクといえば「Honda」

インドネシアでバイクといえば「Honda」

インドネシアでバイクと言えばホンダ。ホンダはインドネシアにおけるバイクの生産販売のパイオニアであり、特に高齢者の中にはバイクのことを「ホンダ」と呼ぶ人もいるほどです。

ホンダのインドネシア法人PT Astra Honda Motor(AHM)によると、今年1月から3月の販売台数は1,435,685台で、前年同期比で50.8%増加しています。この台数は、インドネシアのバイク販売台数1,824,073台の78.7%を占めます。

それでは、それぞれの車種の人気やシェアはどうでしょうか。2022年10月発表の「2022年最も売れたバイクランキング」によると、ベストは以下の通りです。

原付バイクは除く。()内は全販売台数に占める割合。

  • 1位:ホンダ Beat(32.4%)
  • 2位:ホンダ Vario(20.8%)
  • 3位:ヤマハ Mio(13.3%)
  • 4位:ホンダ Scoopy(9.9%)
  • 5位:ホンダ PCX(8.3%)

スタイリッシュなデザインで、しかも比較的安いことから多くのインドネシア人の「愛車」となっているBeatが1位、似たデザインでより安い種類もあるVarioが2位となっています。続く3位はヤマハMioで、4位は曲線が印象的なかわいらしさが魅力のScoopyでした。

こちらの動画は2022年に新しいScoopyが発売された際、公式アカウントから投稿された2つのScoopyの機能の違いを説明する動画です。約1年間で996万回以上再生された、同アカウントでも最もよく見られているリール動画の1つで、ホンダファン、スクーピーファンの多さがうかがえます。

参考:「Honda Kuasai Pasar, Penjualan Sepeda Motor Diprediksi Terus Meningkat」

高校の駐輪場はバイクだらけ

インドネシアの高校の駐輪場はバイクだらけ

インドネシアでいかに多くのバイクが購入されているかは、道路はさることながら駐車場を確認するとよくわかります。オフィスビルやショッピングモール、レジャースポットには大概、バイク用の広い駐輪スペースが確保してあります。

高校にバイクで通う生徒も大勢います。動画は、ある高校の駐輪場。たくさんのバイクが色ごとに整然と並ぶ様子がショールームのようだと話題になりました。学校側は、きれいに見せることに加え、生徒たちに規律を守る習慣を身に着けさせるためだと説明しています。

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インドネシアでバイクが人気の理由

インドネシア人はなぜバイクを好むのでしょう。

理由はいくつか考えられます。まず、公共交通機関の整備が不十分で、車またはバイクを持っていることが生活を営む上で欠かせない地域が多いことが挙げられます。

そのうえで車ではなくバイクを選択する理由としては、バイクそのものの価格やその維持費が自動車に比べて安いことが挙げられます。人数分のバイクを購入する余裕がない家庭は、家族全員が一台のバイクに乗って移動します。

他に、狭い道でも走行しやすいこと、渋滞をすり抜けやすいこと、自宅の敷地が狭くても所有できること、バイクでタクシー業を営んだり移動販売をしたりといった収入源としても使えることなどが挙げられます。

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