世界のエコツーリズム国ランキング、インドネシアは8位

公開
2023/10/08
更新
2026/01/01
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数字でみるインドネシアのエコツーリズム

世界のエコツーリズム国ランキング、インドネシアは8

エコツーリズムとは、地域ぐるみでその土地の歴史文化や自然環境を保護しながら、観光資源としてアピールする取り組みです。

Forbes Advisorが世界の国々の「エコツーリズム指数」を調査した結果を発表。インドネシアは、東南アジアの国としてはトップの8位に入りました。

インドネシアには、ウジュン・クロン国立公園、コモド国立公園、ロレンツ国立公園、スマトラの熱帯雨林遺産の4つの世界自然遺産があります。他にも複数の自然保護区があり、絶滅が危惧される動物を含む多くの希少な動植物が生息しています。

そんなインドネシアにおいても、発展と環境保護はよく天秤にかけられています。自然豊かな地域の道路、工場などの建設やリゾート開発の計画は、いつでもどこでも議論の的です。

エコツーリズム国ランキングとポイント

エコツーリズム指数の決定には、生物多様性や環境保護へのコミットメント、環境の状態などを測る以下の5つの指標が用いられています。

  1. 動植物の種の数
  2. 保護対象の動植物の種の数
  3. UNESCOに登録されている世界自然遺産の数
  4. 1人あたりのCO2排出量(環境汚染の程度と環境問題への意識の高さを測定)
  5. 環境の全般的なパフォーマンス(大気品質など、エコツーリズム体験に影響を与える環境要因を測定)

ランキングベスト10は、以下の通りです。

1位:ブラジル(94.9

ブラジルの国土には、圧倒的な生物多様性を誇るアマゾンの熱帯雨林の約60%が含まれます。

2位:メキシコ(86

メキシコも、アマゾンに次ぐ生物多様性の高さが評価されました。

3位:オーストラリア(84

オーストラリアには、16の世界自然遺産があります。

4位:エクアドル(82.1

エクアドルはアマゾンの熱帯雨林に加え、野生生物の宝庫として知られるガラパゴス諸島を有します。

5位:コスタリカ(81.2

「動植物の楽園」と呼ばれるコスタリカは、焼き畑による森林破壊を食い止め環境を守るため、エコツーリズムを推進する国として知られています。

6位:ブータン(81

持続可能な開発を重視するブータンは、エコツーリズムを強力に推進している国の1つです。

7位:ペルー(81

ペルーは、「マチュピチュ」に象徴されるユニークな文化と美しい自然を有します。国土には、アマゾンの熱帯雨林の一部を含みます。

8位:インドネシア(80.1点)

インドネシアはその美しい自然と生物多様性に加え、保護対象となっている動植物の数が209種に上ることが評価されました。

9位:パナマ(79.6点)

パナマにも希少な動植物が生息する熱帯雨林があります。また、手つかずの自然が残り先住民が住むサン・ブラス諸島でも、エコツーリズムの動きが進んでいます。

10位:タンザニア(79.3点)

タンザニアは多種多様な動物が生息するサバンナや森林、独立峰としては世界一高いキリマンジャロを含む国立公園など、複数の世界自然遺産を有します。

参考:databoks「Indonesia Masuk Daftar Destinasi Ekowisata Terbaik di Dunia」

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映像でみるインドネシアのエコツーリズム

野生生物保護区に道路建設計画

スマトラ島の野生生物保護区に道路建設計画

スマトラ島のBukit Rimbang Bukit Baling(ブキット・リンバン・ブキット・バリン)は、水源の保存、洪水の防止、土砂崩れの防止など、水の管理に重要な森林の役割を持つため、自然保護区として指定されています。加えて野生生物保護区でもある同地は、絶滅危惧種であるスマトラトラやマレーバクを含む、多様な動植物の生息地です。

いま現地では、観光産業を発展させるため、地域内の12の村を結ぶ道路の建設が計画されています。

これには、森林を観光資源に転換するという政府の政策も影響しています。観光産業が盛り上がれば、地域経済も活性化されるでしょう。野生動物たちも、より積極的に保護されるようになるかもしれません。一方で、森林が必要以上に伐採されるなど、かえって環境破壊につながるのではないかという懸念の声もあがっています。

エコツーリズムで村おこし

エコツーリズムで村おこしするインドネシア、スラウェシ島の村

インドネシアの自然というと、熱帯雨林や美しい海が有名ですが、実はマングローブ林も各地にあります。マングローブ林が自然環境・地球環境に及ぼす影響は大きく、政府に加え多くの企業が、保護活動を行っています。

動画のDesa Bulu Cindea(ブル・チンデア村)は、スラウェシ島南部の小さな村。ここでは、地元の老舗セメント製造会社PT Semen Tonasa(セメン・トナサ)の支援を受け、沿岸のマングローブ林を保護するとともに、観光資源にして地域経済の発展につなげる取り組みが進んでいます。

マングローブ林を含むインドネシアの森林については、以下の記事でも取り上げています。

森林面積世界8位のインドネシアにとっての森林の経済効果と課題

インドネシアの森林面積は世界8位で、9,200万ヘクタールに上ります。インドネシアにとって森林はなぜ重要で、どんな課題があるのでしょう。

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インドネシアのエコツーリズムのポテンシャルの高さ

本記事で紹介した通り、インドネシアは世界でも有数のエコツーリズムの目的地です。広い森林を持ち、しかも周囲を海に囲まれているので、資源が豊富であることは言うまでもありません。エコツーリズムで観光客を誘致しようという取り組みは、既に各地で始まっています。

一方で、手つかずの自然が残っているだけでは、エコツーリズムの目的地としては不十分です。観光客がアクセスしやすい交通インフラが必要ですし、観光客を受け入れる飲食店、宿泊施設、研修施設、そしてスタッフも必要。さらには、地域住民の理解と協力も欠かせません。

インドネシアが「経済発展」一辺倒にならず、関係者が十分にコミュニケーションを取りながら各地で計画を進め、世界の良いモデルとなるようなエコツーリズム国になっていくことが期待されます。

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