インドネシアの喫煙者数、2030年には1億2,300万人に達する予想
- 公開
- 2023/09/12
- 更新
- 2026/06/20
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数字でみるインドネシアの喫煙者
右肩上がりのインドネシアの喫煙者数、2030年には1億2,300万人に

様々なデータの収集・可視化を行うドイツのStatistaは、2021年からの10年で世界の多くの国で喫煙者が減ると予想される中、インドネシアでは逆に増加するという予想を発表しました。
レポートによると、2021年のインドネシアの喫煙者は1億1,200万人で、これが2030年までに1億2,300万人に増加する予想です。インドネシアの2021年の人口は2億7,380万人、2030年の人口は2億8,500万人の予想(中央統計庁)ですから、総人口に占める喫煙者率も40.9%から43.2%へと上昇する計算となります。
インドネシアの男性の喫煙率は70%を超え、世界一とも言われています。度々増税しても喫煙者が減らない背景には、周りの大人が日常的にたばこを吸っていることによる若年層への影響や、そもそも値段が1箱200円~300円と安く、1本単位でも販売されていることなどが挙げられます。
インドネシア政府は、国民の健康維持のためたばこのばら売りを禁止することを検討していますが、貧しい人に厳しい規則となることから、反発も起こっています。
映像でみるインドネシアの喫煙者
社交の場に欠かせぬたばこ

インドネシア人の社交の場に、たばこは欠かせません。男性たちは喫茶店や仕事場、道端や公園の片隅で、友人や同僚と甘いコーヒーを飲みながらたばこをふかします。工事現場の作業員や家電の修理のために呼んだエンジニアが仕事をしながらたばこを吸う光景はよく目にします。
近所の人や親戚が集まる場では、みんなが使えるように、たばこが大量に用意されていることもあります。彼らにとってたばこは、飲み水やティッシュのように、そこになければならないものなのです。
このような大人の様子を見た子どもたちは、たばこのある生活を当たり前のように受け入れ育っていきます。
インドネシアのたばこのCM

インドネシアでは、たばこの広告にたばこを使用する描写を含めることが禁止されています。
この動画は、歌手の男性が曲を作ったりステージで歌ったりする様子が映り、「好きなことを仕事にし、自分らしい生き方を楽しもう」というメッセージが伝えられています。
画面下に小さく表示される「SIGNATURE」が、たばこの銘柄名。インドネシア人なら誰もが知っている銘柄なのでたばこのCMとわかりますが、何も知らない人が見たら首を傾げそうな映像です。
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インドネシアは喫煙者を減らせるか
日本でも喫煙者を減らすため、また、受動喫煙による禁煙者の健康被害をなくすために、あれこれと努力してきた歴史があります。
インドネシアはいま、その歩みを始めたばかり。実際に、たばこの販売に関する規則は厳しくなりつつあり、診療所や病院に行くとたばこの害について啓もうするポスターが貼られていることもあります。分煙の飲食店も増えてきました。
ただ、インドネシアには、世界有数のたばこの生産国であるという事情もあります。たばこ産業が国の経済に与える影響の大きさもあって、政府も将来に向けたビジョンをまだはっきりと描けてはいないというのが実情です。
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