特定技能「自動車運送業分野」運転手(ドライバー)技能試験、インドネシア10都市で実施

公開
2025/12/18
更新
2026/06/20
この記事は約3分10秒で読めます。

特定技能1号「自動車運送業分野」の技能試験が、インドネシア各地で本格的に実施され始めました。2025年5月・6月には試験会場が10都市に拡大され、より多くの受験者が参加可能となっています。

本記事ではまず、試験の実施状況について取り上げます。続いて後半では、日本での就労を目指す運転手のたまごの様子やインドネシアの運転免許について、動画を交えて紹介します。

はじめに

日本の物流を支えるトラック・バス・タクシー運転手の人材確保の一環として、特定技能制度が注目されています。インドネシアでも多くの人が日本での就労を目指し、勉強や運転練習に勤しんでいます。

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数字でみる特定技能「自動車運送業分野」とインドネシア

特定技能1号「自動車運送業分野」の技能試験は、2024年12月に始まりました。2025年5月には、それまでジャカルタ、バンドン、ジョグジャカルタなど非常に限られていたインドネシアの試験会場が増やされ、5月実施分と6月実施分を合わせると国内10都市で試験が実施されました。

これらすべての都市で毎月試験があるわけではないものの、インドネシアの広い範囲からより多くの受験生を募ることができるようになり、インドネシアから日本への人材紹介が加速する可能性があります。

開催都市と受験者数は以下のとおりです。

インドネシアの特定技能1号「自動車運送業分野」技能試験実施都市(2025年5月・6月)

  • Jakarta(ジャカルタ) 
  • Bekasi(ブカシ)
  • Bandung(バンドン)
  • Salatiga(サラティガ)
  • Yogyakarta(ジョグジャカルタ)
  • Bantul(バントゥル)
  • Surabaya(スラバヤ)
  • Bandar Lampung(バンダルランプン)
  • Pekanbaru(ぺカンバル)
  • Padang(パダン)

【補足】
Bandar Lampung、Pekanbaru、Padangはスマトラ島、他はジャワ島の都市

特定技能1号「自動車運送業分野」技能試験受験者数(2025年5月・6月)

  • トラック
    5月:全受験者数542人、うちインドネシア会場277人
    6月:全受験者数354人、うちインドネシア会場100人
  • バス
    5月:全受験者数20人、うちインドネシア会場14人
    6月:全受験者数29人、うちインドネシア会場13人
  • タクシー
    5月:全受験者数49人、うちインドネシア会場20人
    6月:全受験者数37人、インドネシア会場実施なし

技能試験は複数の国で実施されていますが、日本国内の会場を除けば、インドネシアでの実施が最も多くなっています。

例えば2025年6月は、インドネシアの会場で実施された試験がのべ31回(トラック・バス・タクシー合計)にのぼりました。インドネシア会場の受験者数は、5月と6月の合計でトラックが全体の42.1%、バスが55.1%、タクシーが23.3%(5月は40.8%)となっています。

なお、特定技能「自動車運送業分野」の在留資格を取得するためには、日本の運転免許を取得する必要があります。例えばインドネシア国内で運転免許を取得し、日本語試験と技能試験に合格して渡日する人の場合、まずは「特定活動」の在留資格で外国免許切替(外免切替)や二種免許の取得を行います。

【補足】
外免切替については制度見直しの動きもあり、今後の動きに注目する必要があります。

必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。

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映像でみる特定技能「自動車運送業分野」とインドネシア

特定技能候補者の運転練習

特定技能運転手候補者の運転練習

特定技能「自動車運送業分野」の在留資格を取得し、日本で働くことを目指すインドネシア人の多くは、このように職業訓練機関で勉強します。座学のほか、基本的な技術を身に付けるための実習も行われます。

インドネシアでも日本同様、運転手=男性の職業というイメージをもつ人が多いものの、こちらの機関には大勢の女性が在籍しています。

日本で運転手になろうという人が、すべてインドネシアで失業状態にある「元運転手」や「運転手志望者」というわけではありません。

彼ら、彼女らのなかには、日本で働き高収入を得ることを夢見て情報を探しているうちに、たまたま出会った仕事が運転手だという人もいます。そのため採用後も、受け入れる日本企業の丁寧な指導や手厚いサポートが欠かせません。

トラック運転免許試験

インドネシアのトラック運転試験

こちらはインドネシアのSIM B(中型以上の運転免許)取得のための運転試験の様子です。SIM Bは車両総重量3.5トン以上の車の運転に必要な免許で、普通自動車や二輪車に比べて取得可能年齢が高く設定されています。特に大型トラックの運転手に必要な営業用大型自動車免許(SIM B2 Umum)を取得するには、23歳以上である必要があります。

また、普通自動車免許を取得した後、中型自動車免許と営業用中型自動車免許を取得するか、中型自動車免許と大型自動車免許を取得する必要があります。

それぞれの運転免許取得には、その前の運転免許を12か月以上所持していることが条件となっているため、SIM B2の取得資格を得るまでに普通自動車免許取得から最低3年かかり、一般的には全体で最低4年程度が必要とされています。

カジュアルにインドネシア進出を試した人材紹介会社様の事例

インドネシア進出は、調べれば調べるほど、そのハードルの高さに頭を抱える方が少なくありませんが、もっとカジュアルに進出する方法もあります。

  • 月額5万円でインドネシア人をフルタイムで雇用してリサーチチームを作り、バンドンでのLPKの調査や大学との連携可能性を確認。事業化の見通しが立った段階で正式な進出を決定した。
  • 過去に語学学校や職業訓練校に勤めていたインドネシア人を3名チームで雇用し、インドネシアにおける送り出し拠点の設立可能性を調査。調査後にその3名を中心に拠点を設立した。
  • 営業マネージャーと営業マンの2名のインドネシア人をチームで雇用し、多数のLPKやP3MIに営業して、法人を作らずに人材の送り出しを安定的に供給できる体制を構築した。

上記のように、法人を設立しなくてもカジュアルにインドネシアに進出している企業様はいます。人材関連のビジネスであれば、貴社でもそれが可能です。

外国人運転手の受け入れは始まったばかり

インドネシアにおける特定技能1号「自動車運送業分野」の技能試験は、2025年に入り試験会場が増設され、受験機会が広がっています。今後、多くのインドネシア人運転手が日本で活躍することになるでしょう。

一方で、特定技能制度による外国人運転手の受け入れは始まったばかりです。今後の制度変更や、特定技能2号や育成就労制度の対象となるかどうかに注目していく必要があります。

インドネシアからの人材派遣・受け入れに興味をお持ちの企業さまは、ぜひ一度、弊社カケモチまでお問い合わせください。

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