インドネシアの船舶乗務員ビザ(C13ビザ)の概要と申請方法

公開
2025/08/13
更新
2026/04/10
この記事は約3分45秒で読めます。

インドネシアのビジネスビザには、入国目的によって複数の種類があります。このうちビジネスシングルエントリービザに分類されるC13ビザは、船舶乗務員のためのビザです。

ビジネスビザは「就労ビザ」ではないため、C13ビザでは労働や事業活動でインドネシアの個人や企業から報酬・給与を受け取ることはできません。

【補足】
本記事の円表記は、2025年8月11日のレート(1ルピア=0.0091円・1ドル=147.82円)で換算したものです。

船舶乗務員ビザ(C13ビザ)の主な特徴

目的は「船上業務」

C13ビザを取得すると、インドネシア国内にある輸送手段(主に船舶)に乗り込むことができます。例えば、客船・商船・貨物船の乗務員や、船の修理・整備にあたるスタッフ、新造船・中古船の引き渡しのために乗船する人などが該当します。このビザでは、観光や友人・家族の訪問も可能です。

C13ビザは乗船・船内業務のためのビザであるため、それ以外の就労(港湾作業や商業活動)を行うことは禁止されています。

最長180日間滞在可能

C13ビザは、インドネシアへの1回限りの入国が可能な訪問ビザで、初回の滞在許可は最長60日(到着日から起算)です。合計で最長180日まで延長可能で、同一の招待元企業のもとで「一時滞在許可(ITAS)」へ切り替えることもできます。

インドネシアのビザ申請に必要な資料を教えてもらえますか?

どのビザを希望されているのかこちらから教えていただけたら、そのビザの取得に必要な資料についてメールでお送りします。

ビザエージェントとのトラブル体験談
  • C2ビザ(工場訪問)

    フリーランスのエージェント

    フリーランスのビザエージェントに依頼しましたが、途中から連絡が取れなくなり手続きは完全に停滞。提出済み書類の扱いも不明で大きな不安を抱える羽目に。結局別のビザ会社に依頼し直し、余計な時間と費用を失いました。最初から信頼できる会社を選ぶべきだったと痛感し、二度と同じ失敗は繰り返さないと決めました。

  • E23ビザ(就労)

    安かろう悪かろうのビザ会社

    就労ビザを格安のビザ申請代行会社に依頼したところ、報連相は遅く曖昧で必要書類の誤りも多発。訂正や追加提出を何度も求められ、そのたびに時間と労力を浪費しました。結果的に大幅な遅延と余計な費用まで発生し、安かろう悪かろうを痛感。最初から信頼できる専門会社にお願いすべきだったと強く後悔しました。

船舶乗務員ビザ(C13ビザ)の費用

INDEX目的滞在期間取得日数目安料金
C13ビザインドネシア国内の船舶に乗船する60日約14営業日40,000円

*インドネシア側のビザ申請・承認プロセスの所要日数には、インドネシアの祝祭日が影響する場合があります。
*招待元企業(機関)が申請用のビザアカウントを保有していない場合、新規アカウントの作成に約2週間程度かかります。

インドネシアへ現地視察する際の注意点

「本当は工場を訪問して機械のメンテナンスをすることが目的だけど、ビザ取得が煩雑そうなので、とりあえず到着ビザ(VOA)でこっそりメンテナンスをしよう」と考える方もいます。

ところが、目的に合ったビザを取得しなかったことでトラブルに巻き込まれるケースを多数見聞きしてきたので、適切なビザを申請して訪問することを強くおすすめします。

「なぜバレるのか」という疑問がわくかもしれませんが、その1つとして宿泊施設と入国管理局(イミグレ)との連携があります。インドネシアでは外国人を宿泊・滞在させるときに、宿泊施設がイミグレに報告する義務があります。そこの連携が原因で目的外の活動をした際に、その行為がバレてしまうのです。

ビザの種類と目的はこちら

ビザ情報の検索

船舶乗務員ビザ(C13ビザ)の手続きの流れ

e-visa申請代行手続きのお申込から取得までの流れは下記の通りとなります。

  1. まずは弊社にご連絡ください。
  2. 申込内容の確認後、見積書を送付し、ご了承いただけましたら請求書を送付いたします。
  3. ご入金確認後、必要書類をご案内いたします。指定のファイル形式でご提出ください。
  4. 必要書類受領後、申請手続きを開始します。
  5. e-Visa取得完了後、PDF形式でe-Visaをお渡しいたします。
  6. ご入国後、滞在許可証(ITK)のデータを送付いたします。
  • LINE

船舶乗務員ビザ(C13ビザ)の必要書類

本人に関する必要書類

  • 6か月以上有効なパスポート
  • 1年以内に撮影されたカラー顔写真
  • インドネシア国内の輸送手段に乗り込むことを証明する政府機関または企業の証明書

*入国時、復路の航空チケットの提示を求められる場合もあります。

資産に関する証明書

  • インドネシア滞在中の生活費証明(申請者本人または招待元企業名義の直近3か月分の銀行口座明細)

*現地入国管理局より追加必要書類を求められる場合もございますので、予めご了承ください。

招待元企業について

C13ビザの申請には招待元企業が必要です。申請や延長の手続きは、招待元企業が行います。

注意事項

  • C13ビザは、発行日から90日以内に入国しない場合は無効になります。
  • 滞在可能期間は入国日を1日目としてカウントします。
  • 入国後に発行される滞在許可証のデータは、必ず保管をお願いします。

過去に問題が起きたケース(一般事例)

予定船の入港遅延

ケース:

ビザ自体には問題がなくスムーズに入国できたが、勤務予定の船の入港が遅れ、港周辺で予定よりも長く待機せざるを得なくなった。

教訓:

  • 船の遅延で乗船まで日数が延びた場合の宿泊費や生活費を誰が負担するのかを事前に確認しておくことが重要。
  • 万が一の場合のために、利用できる宿泊施設を調べたり、現地通貨を用意したりしておく。

招待元企業との連携不足でビザの延長が遅れ、オーバーステイ扱いに

ケース:

追加で対応が必要な船上業務が発生し、ビザの延長が必要になったが、連絡を取ろうとしても招待元企業からの返事が遅く、延長手続きが遅れ、規定の滞在期間が切れた状態で数日滞在。1日あたり100万ルピア(9,070円)超の罰金対象となった。

教訓:

  • C13ビザは、申請や延長の手続きを招待元企業に依頼する必要があり、信頼関係が重要。
  • 延長の必要がある場合の対応、緊急連絡先などを事前に確認しておいた方が安心。
  • オーバーステイは罰金だけでなく、将来的なビザ申請にも悪影響が出る場合がある。

港で物品を販売し、不法就労扱いに

ケース:

C13ビザで入国後、船舶に乗船し出港準備などの業務にあたっていたが、休憩時に外に出て港の従業員らに所持品を販売したことについて、不法就労を疑われて事情聴取を受けた。

教訓:

  • C13ビザでは、インドネシア国内の個人や企業から商品の代金やサービスの代価を受け取ることは禁止されている。
  • 滞在中、禁止行為が発覚した場合、ビザ取り消し・強制送還およびブラックリスト入り(6か月以上の入国禁止)の可能性あり。

よくある質問と回答

C13ビザで陸上作業や港湾での業務はできますか?

できません。C13ビザは船舶に乗船し、船内で業務を行うためのビザです。陸上での港湾作業や商業活動、現地企業での労働は不法就労となり、罰則や強制退去の対象になります。

C13ビザを取得すれば自分で延長手続きができますか?

できません。C13ビザの延長は、必ず招待元企業が手続きを行います。

C13ビザは何日間有効ですか。

C13ビザは90日間有効です。発行日から90日以内に入国してください。滞在期間は60日間で、最長180日間まで延長できます。

LINE WhatsApp