インドネシアの留学ビザ(E30ビザ)の概要と申請方法
- 更新
- 2025/06/09
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インドネシアの留学ビザ(E30ビザ)は、インドネシアで正式な教育機関に留学する外国人学生のための長期滞在ビザです。このビザは、語学学校、大学、専門学校などに入学する学生が、滞在期間中に合法的に滞在・学習するために取得するものです。
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● 車と運転手の手配:20,000円〜/日
● 通訳の手配:20,000円〜/日
● アポイント取得代行:30,000円/社
● 商談時の営業資料の翻訳:50,000円/一式
留学ビザ(E30ビザ)の主な特徴
対象者
このビザの対象となるのは、インドネシア国内の認可された教育機関に正式に入学が決まった外国籍の学生です。未成年の学生でも保護者の同伴や受け入れ機関のサポートがあれば申請が可能です。
滞在目的
主な滞在目的は、学術的・専門的な学習、語学習得、あるいは宗教的教育を受けることです。観光や就労を目的とした滞在には使えません。
滞在期間
初回のビザ発給は通常1年間で、在学期間に応じて毎年更新することができます。最長で5年間まで延長可能とされていますが、学業の進行状況や教育機関の証明書の提出が必要です。
就労可否
E30ビザはあくまで「学業専用」の滞在資格であるため、原則として就労は禁止されています。ただし、教育課程の一部としてのインターンシップや実習については、移民局から特別な許可を得ることで実施できる場合があります。
同伴者
一定の条件を満たせば、学生の配偶者や子どもも「扶養家族ビザ(Dependent Visa)」を申請することができます。家族もKITASを取得することで、学生と同様に滞在できます。
その他のポイント
入国後、滞在登録の一環として、移民局での指紋登録と顔写真撮影が求められます。また、滞在中に居住地を変更した場合や教育機関を移籍した場合は、速やかに移民局に報告し、必要な手続きを行う義務があります。違反すると罰則や強制退去のリスクがあります。
留学ビザ(E30ビザ)の費用
INDEX | 目的 | 滞在期間 | 取得日数目安 | 料金 |
---|---|---|---|---|
E28Aビザ | インドネシアへの留学 | 1年 | 約3週間 | 200,000円 |
留学ビザ(E30ビザ)の手続きの流れ
e-visa申請代行手続きの、お申込から取得までの流れは下記の通りとなります。
- 申込フォームより必要事項を御入力頂き、送信ボタンを押して下さい。
- 申込内容の確認後、必要書類をご案内致しますのでご用意頂き、PDFデータにてお送り下さい。
- 渡航者様の必要書類をお預かり出来次第、申請手続きを開始致します。現地RP通貨での実費納付につきましては現地にて弊社がお支払い致します。
- e-visa取得完了後、PDFデータにてe-visaデータをお渡し致します。
- 入国後、ITK(滞在許可)をデータ送信致します。
ここまで記事をご覧いただいて何かご不明点や疑問点があれば、下記よりご質問ください。
一両日中にご返信をさせていただきます。
インドネシアのビザ関連のご質問であれば何でも構いません。
留学ビザ(E30ビザ)の必要書類
パスポート
有効期限が最低でも12か月以上残っている必要があります。また、ビザを貼付するページに空白があることも条件です。
入学許可証(Letter of Acceptance / LOA)
インドネシアの認可を受けた教育機関から発行された正式な入学許可書。ビザ申請の基本資料として必要不可欠です。
教育機関の推薦状およびスポンサー証明書
教育機関があなたを正式に受け入れ、インドネシア政府に対してビザ推薦を行っていることを証明する文書です。
証明写真
3ヶ月以内に撮影した証明写真データ(4×3cm・背景色の指定無し・襟付き着用にて撮影)
財政証明書
銀行残高証明や奨学金受給証明など、滞在中の生活費・学費を支払える経済能力を証明する資料です。英文での提出が望まれます。
経歴書/履歴書(Curriculum Vitae)
学歴や職歴を記載した書類です。特に高等教育機関(大学・大学院)への申請時に求められることがあります。
学業関連書類
過去の成績証明書や卒業証明書など、学力や資格を証明する文書。これらも多くの場合、英語またはインドネシア語訳が必要です。
など
*e-visa申請に際し、パスポート残存期間18ヵ月が必要となります。
*現地入国管理局より追加必要書類を求められる場合も御座いますので、予め御了承下さい。
注意事項
- 入国期日の制限は無く、発行日から12ヶ月間有効となります。
- 有効期間内は数次出入国(出入国は自由)が可能となります。
- 1回あたりの滞在可能期間は入国日から起算してお考え下さい。
- 入国後に発行される滞在許可証はデータにて保管をお願いします。
過去に問題が起きたケース(一般事例)
必要書類の不備で大使館でのビザ申請が拒否される
事例:入学許可証はあったが、財政証明や写真の規格が合わず、東京のインドネシア大使館でビザ申請が却下された。
原因:書類の形式や内容が大使館の要件に合っていなかった。
教訓:提出前に大使館の最新の要件を確認し、全書類を英語またはインドネシア語で準備することが必要です。
就労が発覚し、ビザ取消・強制退去
事例:語学学校に在籍しながら、観光ガイドのアルバイトをしていた外国人留学生が移民局の調査で摘発され、ビザを取り消された。
原因:E30ビザでは就労が禁止されているにもかかわらず、無許可で労働していた。
教訓:E30ビザでの就労は原則不可。インターン等を行う場合は別途許可が必要です。
入国後のITAS登録を怠り罰金
事例:入国後にITAS(滞在許可証)を取得せずに生活を続けた結果、不法滞在とみなされ、罰金および強制出国処分を受けた。
原因:入国後の滞在許可登録(ITAS/KITAS)を怠った。
教訓:入国後30日以内にITASを取得する必要があります。学校の指示を必ず守ること。
滞在中の住所変更を報告せず違反扱い
事例:寮からシェアハウスに引っ越した際、移民局への届け出を怠ったため、滞在規則違反として警告を受けた。
原因:滞在先変更を移民局に報告していなかった。
教訓:住所や電話番号の変更があった場合は必ず報告が必要です。
よくある質問と回答
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E30ビザとB211A(社会文化ビザ)は何が違いますか
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E30ビザは正式な「留学ビザ」であり、長期の学業(6ヶ月~5年)を目的としています。B211Aは観光・短期語学学習・文化交流用で、滞在期間が短く(最大180日)、更新制限もあります。正規の教育課程に在籍する場合はE30ビザが必須です。
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留学中に就労はできますか
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原則不可です。 E30ビザは学業専用の滞在資格であり、アルバイトや報酬を伴う活動は禁止されています。ただし、教育プログラムに含まれるインターンシップなどは、別途許可を得ることで認められる場合があります。
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健康診断やワクチン証明は必要ですか
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教育機関や地域によって異なりますが、健康診断書やCOVID-19ワクチン接種証明などが求められることがあります。事前に学校または大使館に確認が必要です。
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教育機関を変更したらビザはどうなりますか
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教育機関を変える場合、移民局への届け出とKITASの再申請が必要です。新しい学校の協力が不可欠となるため、事前に相談してから手続きを進めてください。
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ビザが切れたらどうなりますか
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ビザの期限が切れて不法滞在になると、罰金や強制出国処分、将来の入国禁止などの重い処分を受ける可能性があります。ビザの更新手続きは有効期限の少なくとも30日前に開始してください。
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