インドネシア・バリ島の観光税の支払い方法・免除対象・注意点
- 公開
- 2025/10/28
- 更新
- 2026/07/12
- この記事は約9分26秒で読めます。
-
バリ島の観光税はいくらですか?
-
バリ島の観光税は、外国人旅行者1人あたり15万ルピアです。Love Bali公式サイトなどで支払うと、QRコード付きの支払い証明であるLevy Voucherが発行されます。
-
ビジネスビザの場合、バリ島の観光税は免除されますか?
-
商用の訪問ビザなど一部の非観光ビザは、観光税の免除対象になる場合があります。ただし、免除対象であっても到着5日前までにLove Baliで免除申請が必要です。
-
バリ島の観光税はどこで支払えますか?
-
Love Bali公式サイト・アプリのほか、バリ島の空港・港のカウンター、登録済みのホテル・旅行代理店・観光地などでも支払える場合があります。出張や視察で訪れる場合は、現地でのトラブルを避けるため、渡航前にオンラインで支払っておくことをおすすめします。
バリ島では、2024年から外国人旅行者を対象とした観光税が導入されており、出張や視察で訪れる場合も、ビザの種類によっては支払い対象になります。
「観光税」という名称だけを見ると観光客向けの制度に見えますが、ビザや滞在許可の種類によって扱いが変わるため、渡航前の確認が重要です。
本記事では、バリ島の観光税の支払い方法、免除対象、出張・視察時の注意点を整理します。
インドネシア・バリ島の「観光税」とは

インドネシア・バリ州では、2024年2月14日から外国人旅行者を対象とした観光税が導入されています。
この観光税は、バリ島を訪問する外国人旅行者から徴収されるもので、正式には外国人観光客徴収金、英語ではForeign Tourist Levyなどと呼ばれます。日本語では「バリ島観光税」や「バリ島入島税」のように表現されることもあります。
徴収金額は、外国人旅行者1人あたり15万ルピア(1ルピア=0.0090円換算で1,350円)です。支払いは、バリ島入島前から可能で、遅くともインドネシアを出国する前までに1回行う必要があります。
支払い後には、QRコード付きのLevy Voucherが発行され、登録したメールアドレスに送られます。
| 項目 | 内容 |
| 制度開始 | 2024年2月14日 |
| 対象 | バリ島を訪問する外国人旅行者 |
| 金額 | 1人あたり15万ルピア |
| 支払い回数 | インドネシア出国前までに1回 |
| 支払い証明 | QRコード付きLevy Voucher |
| 主な支払い先 | Love Bali公式サイト、空港・港、登録済みエンドポイント |
この観光税は、バリ島の文化保護、自然環境の保全、観光インフラの整備などを目的として導入されたものです。バリ島では観光客の増加に伴い、環境負荷や交通、廃棄物処理、観光地管理などの課題が大きくなっており、その対策の一部として観光税が位置づけられています。
出張・視察でバリ島に行く場合も観光税は必要か
商用はビザの種類で要否が変わる
バリ島の観光税で特に注意したいのは、「観光税」という名称であっても、渡航目的だけで支払い要否が決まるわけではない点です。例えば、VOA(到着ビザ)で入国する場合は、出張・視察目的であっても観光税の支払い対象になります。
一方で、商談、セミナー、展示会参加などのためのビジネス訪問ビザや、ITASを伴う就労ビザの場合は、支払いが免除される可能性があります。
「観光ではなく仕事だから不要」と判断せず、訪問目的だけでなく、入国時のビザ種別で要否を確認しましょう。
国内線で入島する場合
ジャカルタやスラバヤなどインドネシア国内の他都市から、国内線でバリ島へ移動するケースには注意が必要です。
インドネシア国内からバリ島に入る場合でも、国外から入島する場合に対象となる人は、変わらず観光税の対象になります。ただし、国内線到着時には支払いカウンターがない場合もあるため、事前にLove Baliで支払いまたは免除申請を済ませておくと安心です。
バリ島での出張・視察では、観光税だけでなく、ビザ、現地移動、通訳、商談先との調整も事前準備が重要です。
複数回入島する場合
一度バリ島に入って観光税を支払い、滞在期間中にインドネシア国内の別の島へ行き、再びバリ島に戻る場合、インドネシアを出国していないため、再度の支払いは不要です。最初に支払った際の証明(Levy VoucherのQRコード)を提示できれば、そのまま再入島できます。
弊社では、現地ネットワークを活かし、情報提供から視察アレンジまで一貫してサポートしています。インドネシア現地視察支援サービスの詳細は、こちらをご覧ください。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
バリ島観光税の対象者・免除対象者

バリ島の観光税は、バリ島を訪問する外国人旅行者が対象です。ただし、すべての外国人が一律に支払い対象になるわけではなく、ビザや滞在資格によっては免除対象となる場合があります。大まかには、上掲の図解のように、「支払い対象」「申請不要で免除」「申請して免除」の3つのパターンに分けられます。
主なビザ・滞在資格ごとの扱いを表で整理すると、以下の通りです。
| ビザ・滞在資格 | 観光税の扱い | 事前の免除申請 |
| VOA | 原則支払い対象 | - |
| 観光ビザ | 原則支払い対象 | - |
| ビジネスビザ | 免除対象 | 必要 |
| 就労ビザ | 免除対象 | 原則不要 |
| ITAS / ITAP | 免除対象 | 原則不要 |
| 外交・公用ビザ | 免除対象 | 原則不要 |
| 家族滞在ビザ | 免除対象 | 原則不要 |
| 学生ビザ | 免除対象 | 原則不要 |
| ゴールデンビザ | 免除対象 | 必要 |
| 輸送機関の乗務員 | 免除対象 | 原則不要 |
まず、VOAで入国する場合は、出張や視察目的であっても観光税の支払い対象になります。
一方、就労ビザの保持者などで、ITAS(一時滞在許可)またはITAP(永住滞在許可)を保有している場合は、原則として免除申請不要の免除対象です。ただし、ゴールデンビザは例外で、免除を受けるには事前申請が必要です。
ビジネスビザ(商用目的の訪問ビザ)や、取材・撮影、投資、治療など、上記の表に含まれない観光目的以外の訪問ビザは、事前に免除申請を行い、承認を受けることで観光税が免除されます。これらのビザ保持者は、バリ島到着5日前までにLove Baliで免除申請を行う必要があります。
バリ島へ出張・視察に行く場合は、まず「自分がどのビザで入国するのか」「ITAS / ITAPを保有しているのか」「事前の免除申請が必要か」を確認してください。
インドネシア進出は、調べれば調べるほど、そのハードルの高さに頭を抱える方が少なくありませんが、もっとカジュアルに進出する方法もあります。
- 月額5万円でインドネシア人をフルタイムで雇用してリサーチチームを作り、バンドンでのLPKの調査や大学との連携可能性を確認。事業化の見通しが立った段階で正式な進出を決定した。
- 営業経験のあるインドネシア人を2名チームで雇用し、スポーツジムや病院、リハビリ施設などへの営業活動を実施。販売代理店候補の開拓や市場ニーズを調査し、調査後に販売体制を構築した。
- 飲食業界経験者を3名チームで雇用し、現地食材の調達先や厨房設備、物流体制を調査。あわせてフランチャイズやライセンス展開の可能性も検証し、最適な進出方法を決定した。
上記のように、法人を設立しなくてもカジュアルにインドネシアに進出している企業様はいます。インドネシア向けのビジネスとして、貴社でもそれが可能です。
バリ島観光税の支払い方法
バリ島の観光税は、Love Bali公式サイトやアプリを通じてオンラインで支払うことができます。また、バリ島到着後に空港・港のカウンターで支払う方法や、登録済みのホテル、旅行代理店、観光地などのエンドポイントで支払う方法もあります。
ただし、出張や視察の場合、現地到着後は予定が詰まりやすくなります。トラブルを避けるため、原則として渡航前にLove Bali公式サイトで支払いを済ませておくことをおすすめします。
- Love Bali公式サイト:https://lovebali.baliprov.go.id/
Love Bali公式サイトで支払う
Love Bali公式サイトで支払う場合は、サイト上で氏名、パスポート番号、メールアドレス、到着日などを入力し、支払い方法を選択します。
利用できる主な支払い方法には、クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express、JCBなど)、銀行振込、バーチャルアカウント、UnionPay、QRIS(インドネシアのQRコード統一規格)などがあります。
支払いが完了すると、QRコード付きのLevy Voucherが登録メールアドレスに送られます。現地で提示を求められる可能性があるため、メールだけでなく、スクリーンショット、PDF保存、印刷など複数の方法で保管しておくと安心です。
空港・港のカウンターで支払う
事前に支払いができなかった場合、バリ島到着後に空港や港のカウンターで支払うことも可能です。ングラ・ライ国際空港の国際線到着ロビー出口付近に、支払いカウンターが設置されています。
ただし、混雑時などは、到着時にスムーズに支払いできない可能性もあります。出張・視察で時間に余裕がない場合は、事前支払いを前提にした方が安全です。
登録済みエンドポイントで支払う
バリ島滞在中に、Love Baliに登録されたホテル、旅行代理店、観光地などのエンドポイントで支払える場合もあります。
ただし、すべての施設で対応できるわけではありません。また、現地での支払いに頼ると、証明書の取得や提示に時間がかかる可能性があります。ビジネス目的で訪問する場合は、渡航前にオンラインで支払い、QRコード付き証明書を保存しておくことをおすすめします。
免除申請が必要な場合の手続き
バリ島到着5日前までに申請
ゴールデンビザやビジネスビザなど観光目的以外の訪問ビザでバリ島を訪れる場合は、バリ島到着5日前までにLove Baliで免除申請を行う必要があります。申請が到着5日前を過ぎた場合、免除対象であっても観光税の徴収対象になる可能性があります。
- Love Bali免除申請フォーム:https://lovebali.baliprov.go.id/exception
免除申請フォームでは、主に以下のような情報の入力が必要です。
- パスポート番号
- メールアドレス
- 国籍
- 到着日
- 免除カテゴリー(ビザの種類)
- 渡航目的
- 添付書類(ビザ・証明書類など)
複数人の免除申請
複数人で申請する場合は、Love Baliの免除フォーム上で申請者を追加できます。2026年7月時点では一度に9人まで申請可能ですが、まとめて申請可能な人数や添付書類の条件は変更される可能性があります。実際の申請時に公式フォームの表示を確認してください。
出張・視察で複数人がバリ島に行く場合は、代表者がまとめて管理するだけでなく、各自が自分のビザ種別、支払い状況、免除申請状況、QRコード付き証明書を確認できる状態にしておくことが重要です。
支払わない場合・証明できない場合の注意点
支払わない場合の措置
バリ島では、観光地などでLevy Voucherを確認される場合があります。
支払い対象者が観光税を支払っていない場合や支払い要請に従わない場合、
- 口頭注意
- Love Baliシステムへの記録
- 観光地でサービスを受けられない
- 出入国管理上の措置
などの可能性があります。
実際の運用は変わる可能性がありますが、出張・視察中に現地でトラブルになることを避けるためにも、事前に支払いまたは免除申請を済ませておくことが大切です。
- 参考:在デンパサール日本国総領事館「バリ州の外国人旅行者に対するバリ州外国人観光客徴収金(いわゆる「観光税」)関連情報」
確実にLevy Voucherを提示できるようにする
支払い済みであっても、QRコード付きのLevy Voucherを提示できないと、現地で説明が必要になる可能性があります。登録メール、スクリーンショット、PDF、印刷など、複数の方法で保管しておくことをおすすめします。
二重決済に注意
Love Baliで支払いを行った際、エラーが表示されても、実際には決済が完了している場合があります。その場合、すぐに再度支払いを行うと二重決済になる可能性があります。
支払いエラーが出た場合は、エラー画面、決済完了画面、登録メール、パスポート情報などを保存し、Love Baliの問い合わせ先に確認するのが安全です。
詐欺サイト・現地での現金請求に注意
「Love Bali」を装った偽サイトが、手数料や個人情報を詐取する事例が報告されています。必ず公式Webサイトから手続きしましょう。
また、観光地などでLevy Voucherの提示を求められる場合がありますが、未払いの場合も、Love Baliシステムでの支払いが案内されます。現地で現金を求められた場合は、詐欺や非公式な請求の可能性があるため注意してください。
バリ島出張では、ビザや観光税の確認漏れが、現地での移動や商談スケジュールに影響することがあります。自社のケースでどの対応が必要かわからない場合は、こちらから一度弊社までお問い合わせください。
バリ島に行く人のための「観光税関連チェックリスト」
出張、視察、商談、観光を問わず、バリ島に行く場合は、以下の項目を事前に確認しておくと安心です。
渡航前に確認すること
| チェック項目 | 確認 |
| ビザの種類を確認した | □ |
| 観光税の支払い対象か確認した | □ |
| 免除対象の場合、Love Baliでの申請要否を確認した | □ |
| 必要な場合、到着5日前までに免除申請を行った | □ |
| Love Bali公式サイトで観光税を支払った | □ |
| QRコード付きLevy Voucherをスマートフォンに保存した | □ |
| Levy VoucherをPDFまたは印刷でも保存した | □ |
| 同行者の支払い・免除申請状況を確認した | □ |
| 支払いエラーや問い合わせに備えて画面を保存した | □ |
バリ島到着時に確認すること
| チェック項目 | 確認 |
| QRコードをすぐ提示できる状態にしている | □ |
| 支払い済みメールを確認できる | □ |
| 未払いの場合は公式カウンターで支払う | □ |
| 現金での非公式な請求に注意する | □ |
滞在中に確認すること
| チェック項目 | 確認 |
| 観光地や施設で提示を求められる可能性に備える | □ |
| Levy Voucherを削除しない | □ |
| バリ島から他都市へ移動する場合も証明を保存する | □ |
| 再度バリ島に戻る場合に備えて旅程も保存する | □ |
複数人でバリ島へ行く場合は、代表者だけでなく、各自が自分のLevy Voucherや免除対象であることを証明できる書類を持っておくことが重要です。
特に、出張・視察では移動や商談の予定が詰まっていることが多いため、到着後に支払い要否を確認するのではなく、渡航前に整理しておくことをおすすめします。
映像でみるインドネシア・バリ島の観光税
観光税の支払い方法の解説

バリ島の観光税の支払い方法を解説する動画を見てみましょう。
Love BaliのWebサイトまたはアプリにアクセスし、支払い通貨、支払い方法、名前、メールアドレス、パスポート番号、到着日を選択・入力します。支払い通貨としては、日本円も選択できます。その後、支払い確認メールからQRコードを取得し、空港の係員に提示します。
なお、支払い方法の2つ目に表示されているBPD Bali Channelとは、BPD Bali(バリ地方開発銀行)の各支払いチャネルが利用できるという意味です。
バリ島のごみ問題

バリ島の観光産業が抱える問題点のうち、もっとも深刻なものの一つが、ごみ問題です。
バリ島のごみ問題には複数の要因があります。具体的には、ごみ収集・処理インフラ不足、財源不足など行政側のキャパシティ不足、他の島からのごみの漂着などが挙げられます。もちろん、観光客の多さも一因です。
バリ島は、年間600万人以上の外国人観光客を受け入れています。2024年のデータによると、この数は、バリ島の人口の約1.4倍に上ります。一方で、バリ島のごみの収集・処理インフラは観光地化のスピードに追いついていません。観光客や地元住民によるごみのポイ捨ての問題も指摘されています。
バリ島では観光省、地元政府、企業、環境保護団体、地域住民などが協力し、こちらの動画のような清掃活動が頻繁に行われています。しかし、持続可能な観光開発に向けては、より根本的な対策が求められています。
- 参考:
BPS Provinsi Bali「Banyaknya Wisatawan Mancanegara ke Bali dan Indonesia, 1969-2024」/「Jumlah Penduduk (Ribu) Menurut Kelompok Umur dan Jenis Kelamin di Provinsi Bali, 2024」
Love Bali公式サイト・問い合わせ先
Love Bali公式Webサイト
バリ島観光税に関する公式情報は、Love Bali公式サイトで確認できます。支払い、免除申請、Voucher確認、Voucher再送などもLove Bali上で案内されています。
- Love Bali公式Webサイト:https://lovebali.baliprov.go.id/
- Love Bali免除申請フォーム:https://lovebali.baliprov.go.id/exception
Love Baliでは、支払い後のVoucher確認や再送メニューも用意されています。QRコード付きLevy Voucherが届かない場合や、支払いエラーが出た場合は、再度支払いを行う前に、問い合わせ先へ確認することをおすすめします。
バリ州政府観光局の照会窓口
- Webサイト(問い合わせ):https://lovebali.baliprov.go.id/contact
- 電話番号:+62-361-222387
- WhatsApp:+62-821-5758-6600
- メールアドレス:lovebali@baliprov.go.id
制度や運用は変更される可能性があります。渡航前には、Love Bali公式サイトや在デンパサール日本国総領事館の最新情報を確認してください。
バリ島の観光税はビザ種別と事前確認が重要
バリ島の観光税は、外国人旅行者1人あたり15万ルピアで、Love Bali公式サイトなどから支払うことができます。
出張・視察・商談目的であっても、VOAで入国する場合は支払い対象になるため、「観光ではないから不要」と判断しないことが重要です。
一方、ビジネスビザ、ITAS / ITAP、学生ビザ、家族滞在ビザなどは免除対象になる場合がありますが、ビジネスビザなど一部ビザでは到着5日前までの免除申請が必要です。
バリ島に行く前には、ビザの種類、支払い要否を確認し、支払い対象の場合は事前に決裁したうえでQRコード付きLevy Voucherを複数の方法で保存しておくと安心です。
本記事のような情報に興味がある方は、ニュースレターにご登録ください。毎日インドネシアの最新ビジネス情報が届きます。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
なんでもご相談ください!
法人設立
雇用代行
現地視察
ビザ申請
















いつでもお気軽にご相談ください
-
WEBからお問い合わせ
ご相談はいつでも無料24時間受付(2営業日以内に返信いたします)
-
すぐにでも日程調整を行いたい
日程調整フォームへ代表の柳沢が説明いたします。









