インドネシアでSIMカードやeSIMを使う方法

公開
2025/03/28
更新
2025/12/14
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インドネシアへの出張や現地視察の際、インターネット通信をどう確保するのかは、必ず事前に検討すべき事柄の一つです。不慣れな土地だからこそ、地図アプリやネット検索を使えれば安心ですし、安定したネット環境があれば、関係者との連絡もスムーズにできます。

そこで本記事では、インドネシアで日本のスマートフォンを使う方法を紹介します。また、特にSIMカードとeSIMに焦点を当て、メリットやデメリット、購入方法を紹介します。

【補足】
本記事の円表記は、2025年3月27日のレート(1ドル=150.29円)で換算したものです。

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インドネシアで日本のスマートフォンを使う方法

SIMカードの確認

海外で使用できるSIMカードを購入し、普段使っているSIMカードと入れ替えれば、インドネシアでも日本のスマートフォンを使うことができます。

海外SIMカードを使うには、スマートフォンのSIMロックが解除されている必要があります。SIMロックがかかっていると、SIMカードを入れ替えてもインターネットに繋がりません。解除方法はWebでの申し込みやショップでの手続きなど携帯会社によって異なります。

購入場所

海外SIMカードは、Amazonや家電量販店で購入できます。もちろん、ネットでの購入も可能です。Klook、 Agoda、Trip.comなどの旅行予約サイトから手配できるものもあります。

購入する際は、自分のスマートフォンに対応したサイズのSIMカードを選ぶように注意してください。また、「データ通信のみ」など、用途にも注意して選びましょう。

eSIMを利用

eSIM(Embedded SIM:埋め込みSIM)は、物理的なカードを使わない端末内蔵型のSIMです。eSIM対応の端末であれば、eSIMを購入・インストールし、設定するだけで通信を開始できます。まずは手持ちの端末がeSIMに対応しているかどうかを確認してみてください。

海外向けのeSIMを契約する場合、一般的には「最長7日間最大3GB」のように期間と容量が決まっているものを申し込み、事前に支払います。

なおeSIMは従来のSIMカードを端末に挿入したままで使用できます。SIMカードが挿入された端末にeSIMをインストールしてもSIMカードが無効になるわけではないため、現地でSIMカードを使わない場合は、国際ローミングをオフにしておきましょう。

購入場所

eSIMを提供する各社のWebサイト、Amazonなどから申し込めます(後述)。

Amazonで販売されているインドネシア向けSIMカードとeSIM
Amazonで販売されているインドネシア向けSIMカードとeSIM

その他

国際(海外)ローミング

  • メリット:申し込み不要または申し込みが簡単、接続に手間がかからない、荷物が増えない
  • デメリット:使った分だけ費用がかかる

国際(海外)ローミングは、日本で契約している携帯会社が提供するデータローミングを利用した通信です。基本的にはスマートフォンでローミングをオンにする設定を行えば、インターネットに接続できます。

料金は契約している携帯会社のプランを確認してみてください。なお格安スマホのなかには、国際ローミングに対応していないものもあります。

海外パケット定額サービス

  • メリット:荷物が増えない、使用量を気にせずインターネットを使える
  • デメリット:使用量が少ないと割高になる可能性がある

NTTドコモ、au、ソフトバンクはそれぞれ、海外用のパケット定額サービスを提供しています。申し込みは各社のアプリやWebサイトから可能です。事前に申し込んでおけば、インドネシアに到着後すぐに、インターネットを使うことができます。

例えばNTTドコモの場合、海外でローミングをオンにすると、条件を満たせば自動的に1日最大2,980円の使い放題プラン「世界ギガし放題」が適用されます。ほかに、1時間、24時間、2~30日の利用期間を選択可能な「世界そのままギガ」プランもあります(要申込)。

Wi-Fiレンタル

  • メリット:複数の端末が接続可能、複数人で割り勘すると費用が安い
  • デメリット:受け取り・返却の手間がかかる、紛失のリスクがある、荷物が増える、ルーターを充電する必要がある

小型のWi-Fiルーターをレンタルする方法もあります。使用したい日数でのレンタルが可能で、複数人でも利用可能なのがメリットです。自宅または空港の各社のカウンターで、申し込みや返却ができます。

フリーWi-Fiを利用

  • メリット:無料で使える、荷物が増えない
  • デメリット:インターネット接続できる場所が限られる、セキュリティ上のリスクがある

インドネシアの都市部では多くのホテル、ショッピングモール、カフェなどでフリーWi-Fiを利用できます。ただし、Wi-Fiがある場所を離れると接続できなくなるので、インターネットを常時使いたい場合には不便です。

滞在期間が短く、現地でインターネットを使う場面が限定的だという場合は、海外ローミングやSIMカード・eSIMの容量が少ないプランと、フリーWi-Fiを組みわせてもよいでしょう。

なお、フリーWi-Fiを利用する場合は、VPNを契約しておくと、セキュリティ面で安心です。

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インドネシアでSIMカードを使うメリット・デメリット

海外SIMカードなら、費用が安い、荷物が増えないなどのメリットがあります。以下は、後述するeSIMと比較した場合の、SIMカードのメリット・デメリットです。

SIMカードのメリット

  • ほとんどのスマートフォンで使える
  • 端末の故障時に別の端末に簡単に移行できる

SIMカードのデメリット

  • カードの紛失や破損のリスクがある
  • SIMスロットを開閉して自分でカードを入れ替える必要がある
  • 複数の国を訪れる場合、カードの交換が必要になることがある
  • 店舗で購入したり、配送してもらったりするための時間や手間がかかる

SIMカードはほとんどのスマートフォンで使用できるというメリットがあります。一方、カードの注文、受け取り、入れ替えに手間や時間がかかります。また、抜いた方のSIMカードをなくさないように気を付ける必要もあります。

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インドネシアでeSIMを使うメリット・デメリット

手続きや設定が手軽で料金も手ごろなeSIMは、最近人気が高まっています。物理的なSIMカードと比較したメリット・デメリットは以下の通りです。

eSIMのメリット

  • 受け取りやカード入れ替えの手間がかからない
  • オンラインで簡単に購入・設定できる
  • カードを紛失する心配がない
  • 複数のSIMを使用できる

eSIMのデメリット

  • 対応機種が限られている
  • 端末やSIMの故障時、機種変更の場合などには再登録・再設定が必要

eSIMは申し込みが簡単で、取り扱うモノが増えないというメリットがあります。使えるアプリやスマートフォンの機能は、SIMカードと変わりません。一方、古い機種はeSIMに対応していないので、そもそもeSIMを使えません。

インドネシアで使えるeSIM一覧

以下では海外向けのeSIMプロバイダーを紹介します。参考商品としてインドネシア用eSIMを紹介しますが、「東南アジア」「オセアニア」など、地域別の商品を提供するところもあります。また、複数個購入すると割安になる場合もあります。

提供元によって、eSIMでの通信を有効にする方法(手動・自動)や、期間内に契約容量を使い切ってしまった場合の対応(チャージの可否、低速通信の可否など)が異なります。契約前にご確認ください。

Airalo

  • Webサイト:https://www.airalo.com/id
  • インドネシア用eSIMの料金:7日間1ギガ5.50ドル(827円)、15日間2ギガ8ドル(1,202円)など

Holafly

Maya Mobile

  • Webサイト:https://maya.net/
  • インドネシア用eSIMの料金:180日3ギガ5.39ドル(810円)、使い放題1日2.61ドル(392円)など

eSIM Mart

  • Webサイト:https://www.esimmart.net/
  • インドネシア用eSIMの料金:7日間1ギガ790円、15日間3ギガ2,090円など

eSIM-san

  • Webサイト:https://esim-san.jp/
  • インドネシア用eSIMの料金:7日間1日0.5ギガ1,048円、7日間使い放題3,760円など

Good eSIM

TORA eSIM

  • Webサイト:https://tora-esim.com/
  • インドネシア用eSIMの料金:7日間3ギガ1,065円、7日間5ギガ1,545円など

eSIM square by テレコムスクエア

なお、そもそも日本で使っているSIMカードをeSIMに変更したい場合、契約する各携帯会社のWebサイトから手続き可能です。

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【日本でSIMカードを買い忘れた方へ】インドネシアでSIMカードを買うには

出発前にインターネット接続の準備ができず、インドネシアに到着してしまっても大丈夫です。SIMフリーのスマートフォンや、SIMロックを解除したスマートフォンなら、現地のプリペイドSIMカードを購入し、日本のSIMカードと入れ替えて使うことができます。

ジャカルタの玄関口であるスカルノ・ハッタ国際空港の国際線ターミナル(ターミナル3)には、通信会社大手のTelkomselなどのカウンターがあり、SIMカードやeSIMの購入も可能です。ただし、営業時間が限られているため、深夜や早朝に到着する場合は利用できません。

ほかに、街中やショッピングモールの各通信会社の販売店や、コンビニエンスストアでもSIMカードが販売されています。

インドネシアのSIMカードは、期間と容量を指定してその分の料金を支払い、契約・購入します。有効期間を過ぎたり容量を使い切ったりしたら、通信会社の支店や電子マネーアプリなどからチャージすればまた同じSIMカードを使用できますが、長期間使わないと無効になります。そのため、前回使ったSIMが端末に残っていても、次の渡航時に使用できるとは限りません。

インドネシアへ現地視察する際の注意点

「本当は工場を訪問して機械のメンテナンスをすることが目的だけど、ビザ取得が煩雑そうなので、とりあえず到着ビザ(VOA)でこっそりメンテナンスをしよう」と考える方もいます。

ところが、目的に合ったビザを取得しなかったことでトラブルに巻き込まれるケースを多数見聞きしてきたので、適切なビザを申請して訪問することを強くおすすめします。

「なぜバレるのか」という疑問がわくかもしれませんが、その1つとして宿泊施設と入国管理局(イミグレ)との連携があります。インドネシアでは外国人を宿泊・滞在させるときに、宿泊施設がイミグレに報告する義務があります。そこの連携が原因で目的外の活動をした際に、その行為がバレてしまうのです。

ビザの種類と目的はこちら

インドネシア渡航前にネット接続を確保

インドネシアでインターネットを接続する方法を紹介しました。もしお使いのスマートフォンが対応していれば、ぜひeSIMの使用を検討してみてください。オンラインで申し込め、受け取りや返却の手間も不要なので便利です。

紹介したとおり、インドネシアの都市部ではフリーWi-Fiも普及してきました。通信会社の支店やコンビニに行けばSIMカードも購入できます。事前に準備できるものは準備したうえで、渡航後に容量を使い切ったり不具合があったりしても、どうにかなります。

ぜひ快適なインターネット環境を手に入れて、有意義な滞在にしてください。

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インドネシアで日本のスマートフォンは使えますか。

SIMカード、eSIM、海外ローミング、パケット定額サービスなどを利用することで、インドネシアでも日本のスマートフォンを使うことができます。

eSIMのメリットは何ですか。

eSIMのメリットとしては、レンタルや返却の手続きが不要、オンラインで簡単に購入・設定できる、SIMカードの入れ替え作業が不要などのメリットがあります。

SIMカードはインドネシアでも購入できますか。

インドネシアでは、通信会社の支店やコンビニなどでSIMカードを購入できます。

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