TikTok Shopの取引額、61億9,800万ドルでインドネシアが2位に
- 公開
- 2025/12/29
- 更新
- 2026/06/21
- この記事は約4分1秒で読めます。
インドネシアはSNSユーザーが多く、特にTikTokは人気が急上昇しています。2024年にはユーザー数が世界1位となり、TikTok Shopの取引額も世界2位になりました。
【補足】
本記事の円表記は2025年3月11日のレート(1ドル=146.91円)で換算したものです。
はじめに
インドネシアにおいてTikTokは、若者層を中心に一番人気のSNSになりました。日々の情報収集、ショッピング、暇つぶしなど、いろいろな用途で重宝されています。また、コンテンツの配信やアフィリエイトで利益をあげる人も増え、収入源としても注目されています。
本記事では、そんなインドネシアにおけるTikTok事情がわかるデータを紹介します。また、TikTok Shopの様子を、動画でみていきます。
数字でみるインドネシアとTikTok
TikTok Shop取引額:61億9,800万ドルで2位

TikTok Shopの分析ツールを提供するTabcut.comの2024年12月の報告によると、インドネシアは 2024年のTikTok Shopでの取引額(総流通価値:GMV)は61億9,800万ドルで、アメリカに次ぐ2位となりました。ベスト8の国々は以下の通りで、その多くを東南アジアの国々が占めます。
TikTok Shopの年間総流通価値 (GMV)ランキング(2024年)
- アメリカ:90億ドル(1兆3,221億9,450万円)
- インドネシア:61億9,800万ドル(9,105億5,128万円)
- タイ:57億4,300万ドル(8,437億700万円)
- ベトナム:44億5,400万ドル(6,543億3,937万円)
- フィリピン:31億2,000 万ドル(4,583億6076万円)
- マレーシア:27億2,400万ドル(4,001億8,420万円)
- イギリス:15億4,800万ドル(2,274億1,745万円)
- シンガポール:3億9,100 万ドル(574億4,201万円)
TikTokユーザー数:1億5,760万人で1位

2024年、インドネシアはそれまで1位だったアメリカを上回り、世界でもっとも多くのTikTokユーザーを抱える国になりました。TikTok広告リーチに関する2024年10月時点のデータによると、TikTokユーザー数の国別ランキングは以下の通りです。
グラフタイトル:TikTok国別ユーザー数(2024年)
- インドネシア:1億5,760万人
- アメリカ:1億2,050万人
- ブラジル:1億530万人
- メキシコ:7,750万人
- ベトナム:6,560万人
- パキスタン:6,210万人
- フィリピン:5,610万人
- ロシア:5,600万人
- タイ:5,080万人
- バングラデシュ:4,110万人
- 参考:CNBC Indonesia「Indonesia Nomor 1 Dunia, Warga RI Sudah Kecanduan TikTok」
TikTokがインドネシア人が「一番長く使うSNS」に

We Are Socialが発表したレポート「Digital 2024: Indonesia」によると、2024年、インドネシアの人々がSNSに費やした時間は、毎日平均3時間11分でした。世界平均の2時間31分と比較すると、非常に長いことがわかります。
インドネシアで最も長時間使用されているSNSはTikTokです。同レポートによるとインドネシアの人々は、毎月平均38時間26分、つまり毎日平均1時間32分をTikTokに費やしています。
2位はYouTubeで毎月31時間28分、3位はWhatsAppで26時間13分でした。TikTokとYouTubeがInstagramやFacebookを大きく引き離し、動画主体のSNSプラットフォームの勢いが感じられます。
インドネシア人がもっとも時間を費やすSNS(2024年)
- TikTok:38時間26分/月
- YouTube:31時間28分/月
- WhatsApp:26時間13分/月
- Instagram:16時間10分/月
- Facebook:12時間56分/月
- X:6時間26分/月
- Telegram:3時間53分/月
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映像で見るインドネシアとTikTok
TikTok Shopの衣料品店

こちらの衣料品店の女性は、お尻の周りに詰め物をして、プラスサイズ(大きいサイズ)のカーゴパンツを宣伝しています。一瞬何が起こったのかと当惑した視聴者も多かったようで、「お姉さんびっくりしたよ!」というコメントがたくさん寄せられています。
画面の下には「Masuk LIVE sekarang(今ライブ配信を見に来てね)」という文字が入っており、頻繁にライブ配信を行っていることがわかります。
TikTok Shopで「バズった」化粧品

Glad2Glowは2022年に設立されたインドネシアの化粧品ブランドで、TikTokに200万人のフォロワーを持ちます。
こちらの動画は、「タイ流のボディローションハックをお試し」と題した実証動画になっています。宣伝されているボディローションはTikTokで「バズった」商品の一つで、TikTok Shopの公式ショップでは4万個近く販売され、6,000件以上のレビューが寄せられています。
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インドネシアではTikTok Shop by Tokopediaの動向に注目
TikTok Shopは、インドネシアにおいては単独での進出を許可されず、ローカルのECプラットフォーム大手Tokopediaと合併することで運営されています。2025年3月には合併1周年を迎え、プラットフォーム名を「Shop Tokopedia」から「TikTok Shop by Tokopedia」に変更しました。
TikTok ShopとTokopediaは、どちらのアプリからでも双方のショップや商品にアクセス可能です。また販売者も、どちらか一方のアプリで双方のショップの管理を一括で行えるようになりました。
TikTok Shopではライブショッピングのメリットを活かし、美容製品やファッション製品の売り上げが伸びています。Tokopediaもライブショッピング機能を導入しつつ、もともと強みのある日用品や生活必需品、食料品などの販売で力を発揮しています。2つのプラットフォームの統合が進み、人気のカテゴリーや売り上げに変化が出てくるか、注目されます。
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