インドネシアへ現地視察に行く際のおすすめ飲食店(中央ジャカルタ編)
- 公開
- 2025/04/24
- 更新
- 2025/05/17
- この記事は約6分27秒で読めます。
海外進出を検討する際、現地視察は避けて通れない重要なステップです。新しい市場を直接見て、肌で感じることで、ビジネスチャンスを見極めることができるでしょう。そんな大切な視察において、意外と悩ましいのが「どこで食事をするか」という問題です。
美味しい食事は視察へのモチベーションを高めるだけでなく、その国の文化を知る大切な機会にもなります。逆に、衛生状態の良くないお店で食事をして体調を崩してしまえば、せっかくの視察も台無しになってしまいます。
本記事では、ジャカルタ中心部を訪れるビジネスパーソンのために、安心して利用できるレストラン情報や現地での飲食における注意点をご紹介します。ビジネス目的の訪問でも食事を楽しむことで、インドネシアの文化や雰囲気をより深く理解するきっかけになるはずです。
本記事の円表記は2025年4月21日のレート(1ルピア=0.0085円)で換算したものです。
丸投げできたら楽ではないですか
ジャカルタ中心部のおすすめ飲食店
ジャカルタへの視察では、多くのビジネスパーソンが中心部に滞在します。そこで今回は、中央ジャカルタにあるレストランを中心に紹介します。また、仕事の疲れを癒すためにお酒を楽しめるお店を選んでいます。
記載している客単価は、複数名で食事とアルコールを楽しんだ際の一人あたり金額の目安です。一人で訪問する場合はもう少し価格が下がると思われますので、参考程度にご覧ください。
インドネシアへの現地視察の情報が必要な方へ
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日本人でも安心して楽しめる上質なローカルレストラン
せっかくインドネシアを訪れるなら、本場のインドネシア料理を味わいたいものです。以下は衛生面でも安心して利用できる、質の高いローカルレストランです。
Seribu Rasa Menteng(スリブ・ラサ・メンテン)
外国人も多く利用する高級インドネシア料理レストランです。インドネシア各地の伝統料理が幅広く揃っており、格式ある雰囲気の中で本格的な料理を楽しむことができます。味付けは外国人向けに調整されているため、初めてインドネシア料理を食べる方でも食べやすく、激辛料理はほとんどありません。
高級レストランではありますが、欧米系レストランと比べるとリーズナブルな価格設定です。ビールやワインも提供されているので、一日の視察を終えた後のリラックスタイムにも最適です。
- 参考客単価:3,000~5,000円程度
- 場所:Google Map
Kaum Jakarta(カウム・ジャカルタ)
バリ島の有名ビーチクラブ「Potato Head」のチームが手掛けるモダンインドネシア料理のレストランです。伝統的なインドネシア料理をスタイリッシュな空間で楽しめることが魅力です。クラフトビールなども取り揃えており、現代的な感覚でインドネシア料理を味わえます。
辛い料理もいくつかありますが、全体的に外国人の口に合う味付けに仕上げられています。店内のインテリアやメニューデザインからは、ジャカルタの最先端のセンスを感じることができるでしょう。
- 参考客単価:5,000~8,000円程度
- 場所:Google Map
Pondok Ikan Bakar Ujung Pandang(ポンドック・イカン・バカール・ウジュン・パンダン)
少しローカル色の強いシーフードレストランですが、日本人駐在員からも高い評価を得ている名店です。インドネシア風の焼き魚やエビ、貝料理などを冷たいビールと一緒に楽しむことができます。アルコールはビールのみとなりますが、スパイシーな味付けとビールの相性は抜群です。
店内はローカルの雰囲気がありつつも、清潔に保たれているため、安心して食事ができます。ジャカルタ在住の日本人も頻繁に利用しているお店なので、初めての方でも訪れやすいでしょう。
- 参考客単価:2,000~3,500円程度
- 場所:Google Map
おすすめレストランを映像でみる
1つ目に紹介したスリブ・ラサ・メンテンの様子を映像で見てみましょう。

欧米系の雰囲気が良いレストラン
ジャカルタには欧米人も多く滞在しており、本格的な欧米系レストランも充実しています。アクセスの良い場所にある人気店をご紹介します。
Sudestada Jakarta(スデスタダ・ジャカルタ)
活気あふれるアルゼンチン式グリルレストランです。ジューシーなステーキやソーセージ、新鮮なシーフードなどをスタイリッシュな雰囲気の中で楽しめます。イスラム教が多数を占めるインドネシアでは珍しく、このレストランでは豚肉料理も提供しています。
天井が高く開放的な空間でゆったりとした時間を過ごせるため、一日の視察で疲れた体を癒すのに最適です。アルゼンチン料理の特徴を活かした肉料理は絶品で、特にステーキは必食です。
- 参考客単価:5,000~8,000円程度
- 場所:Google Map
LOEWY(ロエウィ)
ジャカルタを代表する高級レストランの一つで、外資系企業が多く進出するエリアに位置しています。インターナショナルな料理が幅広く揃っており、どの国の人が訪れても満足できる味わいです。お酒の種類も豊富で、カクテルからワインまで様々な選択肢があります。
時間帯によっては生バンドの演奏も楽しめ、異国情緒あふれる雰囲気を味わえます。ただし、バンドの演奏がある席では会話がしづらくなる場合もありますので、静かに食事を楽しみたい場合は予約時に席の位置を確認しておくと良いでしょう。
- 参考客単価:5,000~8,000円程度
- 場所:Google Map
Plan B(プランビー)
中央ジャカルタからやや南に位置するスペイン料理レストランです。スペイン人オーナーとシェフが常駐しており、本場の味を楽しむことができます。本格的なスペイン料理を比較的リーズナブルな価格で提供している点が魅力です。
現地在住の日本人にも定評があり、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気があります。カジュアルな雰囲気でありながら本格的な料理が味わえるバランスの良さが魅力です。
- 参考客単価:4,000~6,000円程度
- 場所:Google Map
おすすめレストランを映像でみる
1つ目に紹介したスデスタダ・ジャカルタの様子を、映像で見てみましょう。

ここまで記事をご覧いただいて何かご不明点や疑問点があれば、下記よりご質問ください。
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日本食が恋しくなったら訪れたい居酒屋
長期の海外滞在では、どうしても日本食が恋しくなるものです。そんな時のために、ジャカルタ中心部にある日本食レストランもご紹介します。
串むすび
City Walk Sudirmanの2階に位置する、完全に日本の雰囲気を再現した居酒屋です。店内は日本と変わらない雰囲気で、一人での食事から少人数での利用まで対応可能なメニュー構成となっています。
ビールや焼酎はもちろん、レモンサワーやハイボールなど日本でお馴染みのドリンクも豊富に取り揃えています。日本の味が恋しくなった時に訪れると、ホッとできるお店です。
- 参考客単価:3,000~6,000円程度
- 場所:Google Map
美卯(みう)miu Authentic Japanese Dining
多くの日系企業がオフィスを構えるスミットマスビルの1階にある、金沢料理をベースにした日本食レストランです。一人での食事からグループでの利用まで対応できる幅広いメニューが魅力です。
特筆すべきは、バリ産のワインをリーズナブルな価格で楽しめる点。高級感のある落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと食事を楽しむことができます。出張の疲れを癒すには最適の環境です。
- 参考客単価:4,000~7,000円程度
- 場所:Google Map
とり清(とりせい)
日本でいう「ちょっと良い居酒屋」といった雰囲気のお店です。1階にはカウンターとテーブル席、2階には小上がりがあり、様々なシーンに対応しています。入口は高級店の雰囲気で少し入りづらいかもしれませんが、中に入れば予算に合わせて楽しめるメニュー構成となっています。
とり清は、軽く一杯だけ飲みたい時から、しっかり食事を楽しみたい時まで幅広く対応できる懐の深さが魅力です。一日の視察を終えた後のリラックスタイムにぴったりのお店です。
- 参考客単価:3,000~7,000円程度
- 場所:Google Map
おすすめレストランを映像でみる
2つ目に紹介した美卯の様子を、映像で見てみましょう。

ジャカルタの屋台について
「せっかく現地に来たのだから、屋台の食べ物も試してみたい」という気持ちは理解できます。しかし、特に滞在期間が短いビジネス出張では、屋台での食事はおすすめできません。
屋台で食事をすると、残念ながら高い確率でお腹を壊してしまいます。これは現地に長く住んでいる日本人でも同様で、時にはインドネシア人でも食あたりを起こすことがあります。
短期間の視察スケジュールを台無しにしないためにも、特に初めてのインドネシア訪問では、屋台での食事は避けた方が賢明です。「現地の雰囲気を味わいたい」という方には、上記でご紹介したような、安全性の高いローカルレストランをお勧めします。

レストランで飲食する際の注意点
たとえ外国人御用達の高級レストランであっても、インドネシアでの食事には注意すべき点があります。以下のポイントを意識すれば、安全に現地の食事を楽しむことができるでしょう。
水や氷に注意
水はミネラルウォーターなど、ボトル入りのものを選ぶのが安全です。高級レストランであれば問題ないことが多いですが、ローカル色の強いレストランでは氷についても注意が必要です。不安な場合は「氷なし」でドリンクを注文するとよいでしょう。
カトラリーをチェック
ローカルレストランでは、日本の食堂のようにテーブルにスプーンやお箸などのカトラリーが既に置かれていることがあります。特に客足がまばらなお店では、長時間テーブルに置かれていたカトラリーを使うことになる場合もあるため注意が必要です。不安な場合は、ウェットティッシュで拭くか、新しいものを頼むとよいでしょう。
生野菜には要注意
特に雨季には、屋台の生野菜が胃腸の不調を招くことがあります。レストランでも水道水で洗浄されている場合は注意が必要です。高級レストランであれば通常は問題ありませんが、万全を期すなら滞在中は加熱調理された食材を中心に食べることをお勧めします。
サービスチャージを確認
中〜高級レストランでは、サービスチャージが加算されるのが一般的です。最大でサービスチャージ10%、さらに付加価値税(VAT)が11%加わり、合計で約21%の追加料金が発生することがあります。予想よりも高額になる場合もあるため、事前にメニューでサービスチャージの有無と金額を確認しておくことをお勧めします。
チップについて
ジャカルタでは一般的に、高級レストランでもチップを上乗せする必要はありません。サービスチャージに含まれていると考えてよいでしょう。ただし、特別なサービスを受けた場合などには、さりげなくチップを渡すと喜ばれます。金額の目安としては、5万〜10万ルピア(約500〜1,000円)程度が適切です。
まとめ
インドネシア・ジャカルタへの視察は、新たなビジネスチャンスを見つける絶好の機会です。そして、その視察をより実りあるものにするためには、食事の選択も重要な要素となります。
本記事でご紹介した飲食店は、出張者に特におすすめの、安全で美味しい料理を楽しめる場所ばかりです。インドネシア料理を味わいたい方には地元の上質なレストラン、国際的な雰囲気を好む方には欧米系のレストラン、そして日本食が恋しくなった時には居酒屋と、様々なニーズに対応できるラインナップとなっています。
また、レストランでの食事の際の注意点を押さえておくことで、健康面でのリスクを最小限に抑え、充実した視察を実現することができるでしょう。
インドネシア進出の検討において、ぜひこの情報が皆様のお役に立てば幸いです。美味しい食事と共に、実りある視察となることを願っています。
関連記事内に必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。

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インドネシアのレストランでチップは必要ですか。
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インドネシアのレストランでは、普通、チップは必要ありませんが、特別なサービスを受けた際は渡してもよいでしょう。
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ジャカルタでの食事で安全のために気を付けるべきことは何ですか。
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不慣れな方がジャカルタで食事をする際は、衛生面で安心なレストランを選ぶこと、水はボトル入りのものを選ぶこと、氷や生野菜を避けることなどをおすすめします。
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ジャカルタには居酒屋がありますか。
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ジャカルタにもさまざまな居酒屋があります。ビジネス目的で訪れた際は、City Walk Sudirmanの「串むすび」やスミットマスビルの「美卯」など、現地の日本人もよく利用するお店で、出張の疲れを癒してください。
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