ジョグジャカルタが東南アジア6位の「学生の街」に選出
- 公開
- 2025/12/22
- 更新
- 2026/06/21
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2025年版QS世界大学ランキングによる「優れた学生都市(Best Student Cities)」が発表され、インドネシアのジョグジャカルタが東南アジア第6位にランクインしました。得点は52.8点で、ジャカルタやバンドンを上回る評価を獲得。教育環境の充実だけでなく、生活のしやすさや文化的魅力も高く評価された結果です。
ジョグジャカルタは「Kota Pelajar(学生の街)」と呼ばれ、国内外から多くの学生が集まる街です。本記事では、そんなジョグジャカルタの「学生の街」としての魅力を、具体的なデータや現地の様子を交えて紹介します。
【補足】
本記事の円表記は、2025年5月5日のレート(1ルピア=0.0088円)で換算したものです。
はじめに
ジョグジャカルタは、インドネシアのジャワ島中部に位置する歴史と文化の街であり、同時に若者が多く集まる教育都市としても知られています。
QSの調査結果は、ジョグジャカルタが単なる学問の拠点にとどまらず、住みやすく、未来の人材が育つ環境であることを裏付けるものです。データや動画とともに、ジョグジャカルタが「学生の街」と呼ばれる所以をさぐっていきましょう。
数字でみる「学生の街」ジョグジャカルタ
東南アジアで6位の「学生の街」

QS世界大学ランキングが発表した「優れた学生都市」ランキングで、ジョグジャカルタが52.8点のスコアで東南アジア第6位に選ばれました。このランキングの作成にあたっては、大学のレベル、学生の構成(多様性)、魅力度(都市の安全性など)、雇用可能性、費用(手ごろさ)、学生からの評価という6つの指標が用いられています。
東南アジアの「優れた学生都市」ランキングベスト10は以下の通りです。ジョグジャカルタのほかに、ジャカルタ、バンドン、スラバヤもランクインしています。
なお、ランキングをアジア全体に広げると、ジョグジャカルタは24位、ジャカルタは25位になります。トップ5は、東京、ソウル、京都・大阪・神戸、シンガポール、香港でした。
2025年版「優れた学生都市」ランキング(東南アジア)
- シンガポール:89.6点
- クアラルンプール(マレーシア):85.4点
- バンコク(タイ):71.8点
- マニラ(フィリピン):59.4点
- スバン・ジャヤ(マレーシア):56点
- ジョグジャカルタ(インドネシア):52.8点
- ジャカルタ(インドネシア):52.4点
- シャー・アラム(マレーシア):52.3点
- バンドン(インドネシア):49.9点
- スラバヤ(インドネシア):46.5点
参考:
- databoks「Kota Pelajar Terbaik di Asia Tenggara」
- Kampus Pepublika「30 Kota Pendidikan Terbaik di Asia Versi QS Best Student Cities 2025, Ada Tiga Kota di Indonesia」
ジョグジャカルタが「学生の街」と呼ばれる理由
ジョグジャカルタがインドネシア屈指の「学生の街」である理由は、いくつかあります。
① 著名な大学が多い
ジョグジャカルタには、数多くの著名で質の高い教育機関が集まっています。
特に有名なのが国立のガジャ・マダ大学(UGM)で、インドネシアでもっとも古く、かつレベルの高い国立大学の一つです。また、教員養成分野で定評のあるジョグジャカルタ国立大学(UNY)、インドネシア最古のイスラム大学であるインドネシア・イスラム大学(UII)なども有名です。
ジョグジャカルタには、国立・私立大学、アカデミー、ポリテクニックなど、100を超える高等教育機関があり、数千人の学生が学び、暮らしています。
② 暮らしやすさ
清潔さ、治安の良さ、公共交通機関の利便性、生活費の安さなどの暮らしやすさも、学生にとって重要なポイントです。学校だけでなく街全体が魅力的だということは、大学などを卒業してもジョグジャカルタに留まる人が多いことからもわかります。
例えば都市計画専門家協会(IAP)の2022年の報告では、ジョグジャカルタはインドネシアでスラカルタ(ソロ)に次いで2番目に「住みよい街」に選ばれています。この評価は、安全性、清潔さ、交通、公共施設、環境などの指標に基づいています。
また中央統計庁(BPS)が2020年、州別に実施した調査によると、ジョグジャカルタでは75.6%の住民が「昼夜を問わず一人歩きしても安全」と感じています。これはバリ州、西スラウェシ州に次いで3番目に高い数値で、多くの人がジョグジャカルタの治安の良さを実感していることがわかります。
参考:
- GoodStats「7 Daerah Teraman di Indonesia」
- GOERS「10 Kota Ternyaman di Indonesia 2024, untuk Tempat Tinggal」
③ 学業に適した環境
学業とその他の多様な活動を精力的に行える環境、そして文化や学術を重んじる風土も、ジョグジャカルタの魅力です。例えばジョグジャカルタには、図書館、博物館、遺跡、寺院など、学生の学業を支える施設が数多くあります。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
映像でみる「学生の街」ジョグジャカルタ
安さで人気の食堂

インドネシアでは大学生の多くがKos(コス)と呼ばれるアパートや学生寮で暮らしますが、部屋や建物にキッチンがないところもあります。
そこで「学生の街」に欠かせないのが、格安食堂です。こちらの動画で紹介されているのは、ガジャ・マダ大学の学生に人気の食堂の一つ。豊富なメニューと、一食1万2,000ルピア~3万ルピア(105~260円)という手ごろな価格が魅力です。ご飯、野菜、水のお替りは自由で、「ぜったいお腹いっぱいになるよ」と紹介されています。
さらに、フリーWi-Fi、エアコン、ソファもあり、長居も可能。学生のたまり場として愛されています。
市民の足「トランス・ジョグジャ」

ジョグジャカルタの広いエリアを網羅する路線バス「トランス・ジョグジャ」は、ジョグジャカルタの住民にとって、とても便利な交通手段です。運賃は通常1回の乗車で3,600ルピア(32円)※ですが、学生はなんと60ルピア(0.5円)。通学にはもちろん、学外での活動にも安心して利用できます。車内にもバス停にも係員がいて、安全面でも安心です。
こちらの動画の女性たちはトランス・ジョグジャに乗り、インドネシア・イスラム大学(UII)を訪問しています。
ちょうどラマダン月。大学の内外には日没後に断食を終えて食べる軽食(タクジル)を売る屋台が建ち並び、学生も地域の人も集まって、とても賑やかな様子が伝わってきます。
【補足】
※キャッシュレス決済なら2,700ルピア(24円)
インドネシア進出は、調べれば調べるほど、そのハードルの高さに頭を抱える方が少なくありませんが、もっとカジュアルに進出する方法もあります。
- 月額5万円でインドネシア人をフルタイムで雇用してリサーチチームを作り、バンドンでのLPKの調査や大学との連携可能性を確認。事業化の見通しが立った段階で正式な進出を決定した。
- 営業経験のあるインドネシア人を2名チームで雇用し、スポーツジムや病院、リハビリ施設などへの営業活動を実施。販売代理店候補の開拓や市場ニーズを調査し、調査後に販売体制を構築した。
- 飲食業界経験者を3名チームで雇用し、現地食材の調達先や厨房設備、物流体制を調査。あわせてフランチャイズやライセンス展開の可能性も検証し、最適な進出方法を決定した。
ジョグジャカルタはインドネシアの学生たちのあこがれ
ジョグジャカルタが「優れた学生都市」ランキングで東南アジア第6位に選ばれた背景には、大学の質の高さ、生活のしやすさ、安全性、そして学生にとって魅力的な都市環境が揃っている点が挙げられます。
ガジャ・マダ大学をはじめとする教育機関の存在だけでなく、治安の良さ、安価な生活費、交通の利便性など、学生生活を支えるインフラも整っています。また、文化や学術を重んじる風土が、学びへの意欲をさらに高めています。
インドネシア国内外からの注目が集まるジョグジャカルタは、今後ますます「学びたい都市」としての存在感を強めていくことでしょう。
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