ジャカルタ駐在員のためのカラオケ完全ガイド
- 更新
- 2025/06/28
- この記事は約4分15秒で読めます。
日本発祥のカラオケ文化は、今やアジア各国に広がり、ここインドネシア・ジャカルタでも多くの人に愛されています。日本のカラオケボックスのような施設は意外にも数多く存在し、日本の楽曲を歌うことも可能です。
歌うことが好きな方はもちろん、そうでない方にとっても、慣れない海外生活でたまったストレスを発散するには絶好の場所と言えるでしょう。現地スタッフとのコミュニケーションツールとしても活用できるため、駐在生活を充実させる一つの手段として覚えておいて損はありません。
この記事では、ジャカルタのカラオケの基本情報から、安心して利用できるおすすめ店舗まで、駐在員の皆様に役立つ情報を詳しくご紹介いたします。
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ファミリーカラオケとは
日本では「カラオケ」といえば健全な娯楽施設である「カラオケボックス」を指しますが、海外では事情が異なる場合があります。インドネシアでは、接客を伴う「夜遊び用カラオケ店」が存在しており、一般的なカラオケとは明確に区別されています。
このような混乱を避けるため、純粋に歌って楽しむことを目的とした施設では「Family Karaoke」や「Family KTV」(KTVはKaraoke Televisionの略)という表記が使われています。これらの施設であれば、家族連れや友人同士で安心して利用することができます。
ジャカルタでは、こうしたファミリーカラオケの選択肢が豊富に用意されており、本記事で紹介するのもすべてファミリーカラオケについてです。
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信頼できるチェーン店
ジャカルタ中心部で生活する駐在員の皆様を想定し、アクセスしやすい有名チェーン店をご紹介します。いずれも知名度の高い店舗ばかりですので、安心してご利用いただけます。
Inul Vizta Family KTV
Inul Vizta Family KTVは、インドネシア全国に100以上の店舗と3,500以上のカラオケルームを展開する、同国最大級のファミリー向けカラオケチェーンです。著名なインドネシア人歌手のイヌル・ダラティスタ(Inul Daratista)によって設立され、家族や友人同士で安心して楽しめる「ファミリーエンターテインメント」をコンセプトとしています。
インドネシアにカラオケ文化を根付かせた、カラオケボックスの代名詞とも呼べる存在です。中心部の店舗であればほぼ全てでビールの販売も行っており、リラックスした時間を過ごすことができます。最新の日本楽曲は限定的ですが、定番の楽曲であれば十分な選択肢が用意されています。
DIVA Karaoke
DIVA Karaoke(ディーバ・カラオケ)は、ジャカルタ各地に複数店舗を展開するカラオケチェーンです。ファミリーやグループで気軽に利用できる「ファミリーカラオケ」として広く知られています。
Inul Viztaと同様に、ほぼ全ての店舗でビールを積極的に販売しており、歌って飲んでを楽しむことができます。若干中心部から離れた場所に店舗がありますが、選択肢の一つとして把握しておきたいカラオケ店です。こちらも最新の日本楽曲は限定的ですが、定番楽曲であれば問題なく楽しめます。
Happy Puppy
Happy Puppyは、インドネシア全土で展開されている大手ファミリー向けカラオケチェーンの一つで、ジャカルタ市内にも複数店舗を構えています。1992年にインドネシアで初めて「セルフサービス型ファミリーカラオケボックス」というコンセプトを導入したパイオニア的存在として知られています。
日本の楽曲の品揃えは他店と同様ですが、リモコンの操作性に独自性があり、やや使いにくさを感じる場合があります。ただし、カラオケのパイオニアだけあって、ジャカルタ以外のエリアでの店舗展開が充実しているのが特徴です。使い方に慣れておけば、出張先でもカラオケを楽しむことができるでしょう。ほぼ全ての店舗でビールの販売も行っています。

日本の曲をどうしても歌いたい!日系カラオケ
まねきねこ
日本の「カラオケまねきねこ」のインドネシア版として展開されています。2025年6月時点では、Lippo Mall PuriとBay Walk Mall Pulitの2か所に出店しています。
日本のカラオケボックスのシステムを踏襲しており、ルーム単位ではなく人数単位の料金体系や、ソフトドリンク飲み放題サービスなどが特徴です。何より、日本語楽曲の充実度は他の追随を許さず、音響設備なども他店と比較して抜群の品質を誇ります。
日本の楽曲に飢えている方であれば、迷わずこちらを選択することをおすすめします。ただし、立地がやや不便な場所にあることが難点として挙げられます。
インドネシアのカラオケに行く際に知っておきたいこと
現地のカラオケを利用する前に、いくつか知っておいた方が良いポイントをご紹介します。
まず、料金体系については人数単位よりも部屋単位での設定が一般的です。また、同じチェーン店であっても、店舗により設備の質に大きな差があることが少なくありません。事前に口コミなどを確認しておくと良いでしょう。
支払い時には、部屋代とは別に娯楽税がかかることも覚えておきましょう。2024年以降のジャカルタ首都圏では、娯楽税率は40%に設定されています。
インドネシア人とカラオケに行く際のTIPS
インドネシア人は歌を愛する国民性があり、カラオケも大変人気があります。現地スタッフや友人と一緒にカラオケに行くことで、関係性を深めることができるでしょう。一緒に行く際の参考として、いくつかのポイントをご紹介します。
歌う順番は自由!
日本のように順番に楽曲を入れて自分の番を待つ、という雰囲気ではありません。同じ人が連続で歌うことも珍しくなく、これはインドネシアでは普通のことです。変に気を遣う必要はありませんので、自然体で楽しみましょう。
ビールは飲めるが様子を見ながら
ジャカルタのファミリーカラオケではビールを販売している店が多いものの、インドネシア人は飲酒をしない人が多数派です(イスラム教徒の人口が約9割近くになるため)。自分だけが飲んで酔っぱらってしまうようなことがないよう、周囲の様子を見ながら楽しむことを心がけましょう。
インドネシアの曲を歌えるとよい
1〜2曲程度で構いませんので、インドネシアの楽曲を歌えるようになっておくと、一気に距離が縮まります。誰でも知っている国民的歌手の楽曲がおすすめです。男性であればNOAH、女性であればRAISAなどが人気ですが、他にも多数の選択肢があります。
料金は場所によって異なる
日本のようにグループ統一価格ではなく、店舗によって料金体系が異なる場合が多いです。ざっくりとした費用感ですが、小さい部屋であれば日本円にして1,000円弱から、わりと大きめの部屋でも日本円で1,000円台で利用できることが多いです。
まとめ
ジャカルタでのカラオケ体験は、駐在生活を豊かにする素晴らしい娯楽の一つです。ファミリーカラオケを選択すれば安心して利用でき、現地の方々との交流も深められます。大手チェーン店であれば設備も整っており、日本の楽曲もある程度楽しむことができます。
どうしても日本の最新楽曲を歌いたい場合は、多少アクセスが不便でも「まねきねこ」を選択することをおすすめします。また、インドネシア人の同僚や友人と一緒に行く際は、現地の文化を理解し、お互いに楽しめる環境作りを心がけましょう。
ストレス発散や人間関係構築の場として、ぜひジャカルタのカラオケ文化を体験してみてください。きっと駐在生活の良い思い出の一つになることでしょう。
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