特定技能「建設分野」インドネシア人が2年で5.2倍に

公開
2025/12/29
更新
2026/01/01
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いまや多くの外国人が、日本の建設や土木の現場で働いています。人数は、技能実習生が約8万人、特定技能1号外国人が約3万人です。どちらも多くはベトナム人ですが、インドネシア人も技能実習生の約30%、特定技能1号外国人の約10%を占めます。

はじめに

特定技能1号「建設分野」は、今インドネシア人が急増している分野の一つです。

そこで本記事では、特定技能1号「建設分野」で働くインドネシア人の人数や割合、採用ルートについて説明します。また記事の後半では、実際に働くインドネシア人の様子を、動画を交えて紹介します。

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数字でみる特定技能「建設分野」のインドネシア人

2024年6月時点で、特定技能1号「建設分野」の資格で在留する外国人は3万1,853人。このうち66.8%にあたる2万1,291人がベトナム人です。次いで多いのはフィリピン人の3,206人、3番目がインドネシア人の3,075人で、全体の9.7%となっています。割合はまだ低いものの、特定技能1号「建設分野」のインドネシア人は、2022年の596人から2年で5.2倍と急増しています。

3万1,853人を採用ルート別にみると、3万1,129人が元技能実習生です。インドネシア人も、3,075人のうち、3,022人が元技能実習生です。

建設分野の技能実習生がまだ8万人以上いることを考慮すると(2023年度時点)、特定技能1号「建設分野」の人材は、今後もしばらくは元技能実習生が大多数を占めると考えられます。

一方で、2023年7月にはインドネシアでも技能試験が受けられるようになり、試験ルートで採用される人も増えていくことが予想されます。

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映像でみる特定技能「建設分野」のインドネシア人

インドネシア人左官職人

インドネシア人左官職人

こちらは、特定技能1号の資格で働くインドネシア人男性。左官の仕事の様子を映した動画に、「日本で仕事するなら全部機械でやるんだろうと思ってる人はいる?実際に日本に来てみたら、実は手作業だったよ。」と文字が入っています。

左官の作業はともかく、インドネシアの建設や土木の現場では、日本であれば機械が入りそうな作業を手作業で行う様子をよく目にします。「日本ほどの先進国なら、何でも機械化されているのだろう」と考える人も多いでしょう。

この男性は動画に寄せられたコメントの返信として、「左官の仕事も日本語も慣れるまで1年かかった」と話しています。最初は戸惑ったかもしれませんが、苦労しながらも成長してきた様子がうかがえます。

特定技能1号候補者のとび作業の実演

特定技能1号候補者のとび作業の実演

こちらは職業訓練機関(LPK)に通う特定技能の候補者が、とびの試験を受ける様子です。

特定技能の在留資格取得を目指す人の多くはLPKに通い、職業訓練と日本語教育を受けます。また、腹筋運動など体力テストが実施される場合もあります。

在留資格を取得するために義務付けられている実技試験はありませんが、LPKの卒業試験として、あるいは、採用する企業側が候補者の技術を確認するために、実技試験が実施されるケースも多くなっています。

インドネシア人男性にとって身近な建設の仕事

建設や土木の仕事は、インドネシアの男性たちにとって、とても身近な仕事です。経済発展と共にインフラ整備が進むインドネシアでは、街に出て見渡せばいつもどこかで建設作業が行われています。

大規模なプロジェクトがあれば、津々浦々から出稼ぎ作業員が集まります。また特に地方では、家を建てる際に周辺の人たちが協力する習慣が残る地域もあり、プロでないが何らかの建設作業をした経験があるという人も大勢います。

そんな彼らが海外に出稼ぎに出ようと思ったとき、特定技能1号「建設分野」は主な選択肢の一つになっていくでしょう。

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