インドネシアの日本語学習者数、世界2位の71万1,732人
- 公開
- 2025/12/29
- 更新
- 2026/06/20
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71万人以上の日本語学習者がいるインドネシア。誰がどこでどのように、日本語を学んでいるのでしょうか。
はじめに
本記事ではまず、国際交流基金(JF)が2021年度に実施した、「海外日本語教育機関調査」の結果報告書を元に、インドネシアの日本語学習者のデータを紹介します。後半では、実際の日本語学習の現場を紹介する動画を共有します。
数字でみるインドネシアの日本語学習者
日本語学習者数1位は中国、2位はインドネシア
世界の国別日本語学習者数ランキング上位は、以下の通りです。

1位は中国で105万7,318人です。インドネシアは2位を維持しており、71万1,732人でした。世界の日本語学習者に占める割合は中国が27.9%、インドネシアが18.8%で、この2か国で合計46.7%になります。3位は韓国で47万334人で、全体に占める割合は12.4%でした。
日本語学習者数が全人口に占める割合を比較すると、中国は0.07%、インドネシアは0.2%で、インドネシアにおける日本語学習者の割合の高さが際立ちます。なお韓国は0.9%でした。
- 参考:国際交流基金「2021年度 海外日本語教育機関調査報告書|P.12-13」
日本語学習者の教育段階

90%が高校生の学習者
インドネシアにおける日本語学習者の90.3%が、中等教育段階、つまり、高校やそれに準じた学校教育の段階にあります。かつて中等教育で第二外国語が必須科目であり、日本語がその選択肢の1つになっていたためです。
しかし2013年の教育課程の改定により第二外国語が選択科目になって以来、日本語クラスを開講する学校が減り、2013年から2021年にかけて、中等教育における日本語学習の機関数、教師数、学習者数はいずれも減少を続けています。
一方で、普通高校が日本語クラスを廃止しているのに対し、専門高校では新たに日本語クラスを設けるところもあり、学習者の減少に歯止めがかかってきたとみられます。また、正規の授業ではなく、クラブ活動などの課外活動として日本語学習の場を設ける高校もあります。
技能実習制度・特定技能制度の影響
「学校教育以外」には、民間の日本語学校や職業訓練機関(LPK)に通う人や、独学で勉強する人が含まれます。これらの日本語学習者は、2015年から2018年の3年で3倍になり、2018年から2021年の間でも増加率は50%と、急増しています。
この背景には、技能実習制度や特定技能制度を利用して日本で就労するために、日本語を学習する人が増えていることが挙げられます。特に特定技能制度は、産業分野の追加やインドネシア国内における技能試験の受験機会の増加によりアクセス面が改善されているため、今後もこのカテゴリーの学習者はますます増えていくでしょう。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
映像でみるインドネシアの日本語学習者
高校の日本語授業

こちらの動画は高校の日本語の授業の様子。生徒たちが担当の先生が用意したひらがなかるたに挑戦しています。
2021年度、インドネシアでは2,275の中等教育機関(高校など)が日本語を教えています。教師数は3,011人で、そのうち日本語を母語とする人は5名のみ。ほとんどがインドネシア人の教師です。
独学で特定技能を目指す

こちらの女性は特定技能制度での渡日を目指し、日本語教材「みんなの日本語」と動画を使って独学で日本語を勉強しています。
どの動画にもびっしりと書かれたノートや付箋、漢字のフラッシュカードなどが登場し、熱心に勉強する様子がわかります。そして「家族を幸せにしたい」というコメントから、日本で高い給与を得たいという切実さが伝わります。
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高校から始まる日本語学習
紹介したように、インドネシアの日本語学習の場は、高校など中等教育機関が中心です。多くの生徒たちは学校で良い成績を取るために勉強し、日本語の授業がなくなると勉強をやめてしまいますが、なかには日本や日本語に強い興味を持ち、卒業後も大学や日本語学校、あるいは独学で日本語の勉強を継続する人もいます。
加えて、技能実習制度や特定技能制度により日本での就労が身近になったいま、高校を出て初めて日本語を勉強する人も大勢います。
これらの背景から、インドネシアでは、質の高い日本語教育を提供する日本語学校やLPK、オンラインコンテンツの需要が高まっています。
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