ジャカルタでコス(Kost)を選ぶ前に知っておきたいこと – 日本人駐在員・現地採用者向けガイド

公開
2026/02/07
更新
2026/09/06
この記事は約11分33秒で読めます。

インドネシアへの赴任が決まり、住居探しを始めると「コス(Kost)」という選択肢に出会う方も多いでしょう。この記事では、現地採用や駐在初期の一時滞在でコスの利用を検討している方に向けて、コスの基本的な知識から選び方まで詳しく解説します。

想定しているのは、3ヶ月から1年程度の中期滞在を予定している方です。また、ローカル向けの格安コスではなく、日本人が安心して生活できる中価格帯から高価格帯のコスを中心にお伝えしていきます。

※この記事の情報は2026年1月時点のものです。家賃相場や規制は変動する可能性がありますので、最新の情報は現地の不動産エージェントや進出支援会社にご確認ください。なお、本文中の円換算は1ルピア=0.01円(100ルピア=1円)で計算しています。為替レートは変動しますので、最新のレートをご確認ください。

インドネシアへ現地視察する際の注意点

「本当は工場を訪問して機械のメンテナンスをすることが目的だけど、ビザ取得が煩雑そうなので、とりあえず到着ビザ(VOA)でこっそりメンテナンスをしよう」と考える方もいます。

ところが、目的に合ったビザを取得しなかったことでトラブルに巻き込まれるケースを多数見聞きしてきたので、適切なビザを申請して訪問することを強くおすすめします。

「なぜバレるのか」という疑問がわくかもしれませんが、その1つとして宿泊施設と入国管理局(イミグレ)との連携があります。インドネシアでは外国人を宿泊・滞在させるときに、宿泊施設がイミグレに報告する義務があります。そこの連携が原因で目的外の活動をした際に、その行為がバレてしまうのです。

コス(Kost)とは

コス(Kost)は、インドネシア特有の賃貸住宅形態で、日本でいう「下宿」に近い概念です。オランダ語の「インコスト(inkost)」が語源とされ、食事付き下宿を意味していましたが、現代では食事なしの物件がほとんどです。

基本的には個室を借りる形態で、建物内に複数の部屋があり、それぞれ異なる入居者が生活しています。部屋には最低限の家具が備え付けられており、トイレやシャワーは室内にあるタイプと共用タイプに分かれます。オーナーや管理人が同じ建物内、もしくは敷地内に住んでいることも多く、何かあった際に相談しやすい環境が整っています。

従来は学生やローカルの単身者向けの安価な住居というイメージでしたが、近年では外国人駐在員や現地採用者をターゲットにした高級コスも増えています。

これらの高級コスは、サービスアパートメントに近い設備やサービスを提供しており、ホテル暮らしに近い快適さを求める方にも対応できるようになってきました。

必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。

ビザ情報の検索

コスとアパートメントの違い

このセクションでわかること(クリックすると該当箇所へ移動します)

契約期間と初期費用の違い

コスとアパートメントの最も大きな違いは、契約期間の柔軟性にあります。アパートメントは通常、1年単位の契約が基本で、中途解約が難しいケースが多い一方、コスは月単位での契約が可能です。この柔軟性により、短期滞在や仮住まいとして利用しやすくなっています。

初期費用の面でも差があります。アパートメントでは通常、デポジット(保証金)として2〜3ヶ月分の家賃を求められることが一般的ですが、コスでは1ヶ月分程度で済むことが多く、初期投資を抑えられます。

家賃に含まれるサービス

また、コスの家賃には光熱費、Wi-Fi、掃除サービス、リネン交換などが含まれていることがほとんどです。アパートメントでは電気代や水道代は別途請求されるのが一般的なため、月々の支出を予測しやすいという利点があります。ただし、洗濯サービスについては週に2〜3回までといった回数制限がある場合もあるため、契約時の確認が必要です。

居住スペースと設備

広さについては、アパートメントの方が一般的に広く、本格的なキッチンやリビングスペースがあります。コスの部屋は寝室中心の設計で、簡易的なキッチンや電気ケトル程度の設備が一般的です。そのため、自炊をしっかりしたい方にはアパートメントの方が向いているでしょう。

高級コスの登場

近年増えている高級コスでは、ジムやプール、ラウンジといった共用施設を備えているものもあります。これらはサービスアパートメントと遜色ないレベルで、ホテルのようなコンシェルジュサービスを提供しているケースもあります。セキュリティ面でも24時間警備や監視カメラシステムが整備されており、安心して生活できる環境が整っています。

ジャカルタ中心部での家賃相場

ジャカルタ中心部でのコスの家賃は、立地や設備によって大きく異なります。ローカル向けの簡素なコスであれば月1,500,000ルピア(約15,000円)程度から見つかりますが、壁が薄く騒音が気になったり、セキュリティ面で不安があったりと、日本人が快適に暮らすには厳しい環境かもしれません。

日本人が安心して生活できる中価格帯のコスは、月5,000,000〜8,000,000ルピア(約50,000〜80,000円)程度が相場です。この価格帯であれば、清潔な室内環境、安定したWi-Fi、週数回の掃除・洗濯サービス、基本的なセキュリティが期待できます。

さらに高級なコスになると、月10,000,000ルピア(約100,000円)以上の物件もあります。これらはスディルマンやクニンガンといったビジネス街に近い好立地にあることが多く、ジムやプール、24時間セキュリティといった充実した設備を備えています。

参考までに、同じエリアでアパートメントを借りる場合、1ベッドルームで月10,000,000〜25,000,000ルピア(約100,000〜250,000円)程度が相場となります。初期費用や光熱費を含めて考えると、短期・中期滞在であればコスの方がトータルコストを抑えられる傾向にあります。

ビザ申請はお早めに

ビザは申請してから発給されるまで最低でも7〜8営業日程度かかります。また、ビザを「申請」するためには、ビザの種類ごとに必要書類を準備していただく必要があります。書類によっては取得や準備に時間がかかるため、すぐに申請手続きへ進めない場合もあります。

例えば、英文の銀行口座明細など、金融機関への発行依頼が必要となり、銀行によっては取得までに1週間かかるケースもあります。

過去には、「来週インドネシアに渡航するので、そろそろビザの準備をしよう」と弊社へご依頼いただいたものの、渡航日までの発給が難しいと判断し、ご依頼をお断りしたケースもあります。

渡航予定が決まりましたら、できるだけ早めにビザの準備を開始することをおすすめします。

お急ぎの方は、こちらからご相談ください
緊急のご相談はLINEから

コスが向いている人

コスでの生活は、すべての人に適しているわけではありません。ここでは、コスを選ぶことでメリットを感じやすい方の特徴をお伝えします。

このセクションでわかること(クリックすると該当箇所へ移動します)

住宅費を抑えたい方

まず、住宅費を抑えたい方にはコスが適しています。先ほどお伝えした通り、家賃に光熱費やWi-Fiが含まれているため、月々の固定費を予測しやすく、予算管理がしやすくなります。特に駐在初期で収入が安定していない現地採用の方や、会社からの住宅手当に上限がある方にとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。

柔軟な生活スタイルを求める方

色々な場所に住んでみたい方にもコスは向いています。月単位で契約できるため、スーツケース一つで気軽に引っ越すことが可能です。最初はオフィスに近いエリアに住んでみて、数ヶ月後には週末のアクティビティに便利なエリアに移る、といった柔軟な生活スタイルを実現できます。飽き性な方や、ジャカルタの様々なエリアを体験したい方には、アパートメントよりも適しているかもしれません。

本格的な住居選びの前段階として

本格的な住居を選ぶ前の仮住まいとして利用する方も多くいます。インドネシアに初めて赴任する場合、どのエリアが自分の生活スタイルに合うのか、通勤はどの程度大変なのか、といったことは実際に住んでみないと分かりません。実際に、過去には上場企業の駐在員の方が、最初の3ヶ月間をコスで過ごし、土地勘をつかんでから本格的なアパートメントを契約したケースもあります。

家事負担を減らしたい方

家事の負担を減らしたい方にもコスは魅力的です。掃除やリネン交換のサービスが含まれていることが多いため、仕事で忙しい方や、家事に時間を取られたくない方には大きなメリットとなります。週に数回、プロの清掃スタッフが部屋をきれいにしてくれる環境は、慣れない海外生活でのストレスを軽減してくれるでしょう。

単身赴任・独身者

また、単身赴任や独身の方にはコスが適しています。コスは基本的に一人暮らし向けの設計になっており、部屋の広さも一人が生活するのに必要十分なサイズです。逆に、家族帯同での赴任を予定している方には、スペースの制約やプライバシーの面から、アパートメントの方が適しているでしょう。

人的ネットワークを広げたい方

高級コスの中には共有スペースとしてラウンジやダイニングエリアを設けているところもあり、他の入居者との交流機会を求める方にも向いています。

特に現地に知り合いが少ない赴任初期には、同じような境遇の外国人駐在員や現地採用者とつながれる場として、こうした共有スペースが役立ちます。

また、高級コスにはインドネシアの富裕層や、ローカルの企業で働くエリート層も入居していることがあり、現地のビジネスパーソンとのネットワークを築く機会にもなり得ます。異文化理解を深めたい方や、ビジネスの人脈を広げたい方にとっては、このような交流の場は貴重な機会となるでしょう。

コス生活の注意点とデメリット

メリットが多いコスですが、デメリットや注意点も理解しておくことが大切です。

このセクションでわかること(クリックすると該当箇所へ移動します)

プライバシーの制約

最も大きな課題はプライバシーの制約です。コスは建物規模が小さく、隣の部屋との距離が近いため、壁が薄い物件では生活音が気になることがあります。

深夜の通話や音楽鑑賞には配慮が必要ですし、逆に隣人の生活音が聞こえてくることもあります。プライバシーを重視する方や、在宅勤務でオンライン会議が多い方は、内見時に壁の厚さや防音性を確認することをお勧めします。

来客制限

来客制限があるケースが多いことも知っておくべきポイントです。セキュリティの観点から、宿泊を伴う来客を禁止していたり、訪問者の入館時間を制限していたりするコスは珍しくありません。友人を部屋に招いて食事をしたり、家族が訪ねてきて一緒に宿泊したりすることを想定している方は、契約前にハウスルールを確認しておく必要があります。

収納スペースの限界

収納スペースが限られることも、コス生活の制約の一つです。アパートメントと比べて部屋がコンパクトなため、クローゼットや収納棚のスペースも最小限です。大量の荷物を持ち込む予定がある方や、趣味の道具が多い方は、事前に収納スペースの広さを確認しておくべきでしょう。

長期滞在時のコスト効率

長期滞在を予定している場合、トータルコストの面ではアパートメントの方が有利になる可能性もあります。コスは月単位契約の利便性がある反面、年単位で契約するアパートメントと比べると、敷地面積に対して月額家賃が割高に設定されていることがあります。

同じ予算であれば、アパートメントの方が広い居住空間を確保できる可能性があります。1年以上の滞在が確定している場合は、両方の選択肢を比較検討することをお勧めします。

家族帯同には不向き

繰り返しになりますが、家族帯同には基本的に不向きです。コスの部屋は一人暮らし用の設計で、子供が遊べるスペースや学習環境を確保するのは難しいでしょう。家族での赴任を予定している方は、最初からファミリー向けのアパートメントを検討する方が現実的です。

インドネシアで挑戦する人々
― ビジネス最前線の声
DORÉ by LeTAOを25店舗へ育てたバスメレ河野力樹氏に、現地市場の見極め方とインドネシア進出で大切な視点を伺いました。
続きを読む

コスの探し方

コスを探す方法はいくつかありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

このセクションでわかること(クリックすると該当箇所へ移動します)

ウェブサイトやアプリの活用

ウェブサイトやアプリを活用する方法は、最も一般的なアプローチです。インドネシアでは「Mamikos」や「Rukita」といったコス専門の賃貸プラットフォームが人気で、エリアや価格帯、設備などの条件で検索できます。

写真や設備の詳細、入居者のレビューなども掲載されているため、日本にいながら情報収集が可能です。高級コスの中には独自のウェブサイトを持ち、バーチャルツアーやオンライン契約に対応しているところもあります。

SNSでの情報収集

SNSでの情報収集も有効な手段です。FacebookやInstagramでは、在インドネシア日本人コミュニティのグループがあり、そこで住居情報が共有されることがあります。

実際に住んでいる方の生の声を聞けるため、ウェブサイトには載っていないリアルな情報が得られることもあります。ただし、情報の正確性は保証されないため、最終的には自分で確認することが大切です。

口コミや紹介

口コミや紹介も信頼性の高い情報源です。既にインドネシアで生活している同僚や知人がいる場合は、彼らの経験や推薦を参考にするのも良いでしょう。実際に住んでいる人からの紹介であれば、物件の良し悪しだけでなく、オーナーの対応や周辺環境についても詳しく聞けます。

現地での内見の重要性

理想的なのは、実際に現地を訪れて内見し、周辺環境を確認してから決めることです。写真やオンライン情報だけでは分からない、部屋の雰囲気や建物の管理状態、近隣の治安などを自分の目で確かめられます。可能であれば、赴任前に一度インドネシアを訪れ、候補となるコスをいくつか見学することをお勧めします。

日本から探す場合の工夫

しかし、日本から赴任する場合、事前に現地を訪れることが難しいケースもあるでしょう。その場合は、オンラインでの情報収集を徹底し、可能であればビデオ通話で部屋や共用スペースを見せてもらう、Googleマップのストリートビューで周辺環境を確認する、といった工夫が必要です。

また、最初の1〜2ヶ月は柔軟に契約できるコスを選び、現地に到着してから改めて住居を探すという方法も現実的な選択肢です。

お客様の声

これまでに支援した企業数
300社以上
※ 2026年7月現在
これまでのプロジェクト実績数
450件以上
※ 2026年7月現在
業界問わず契約実績多数
Google
A I profile picture
A I
Google star 1Google star 2Google star 3Google star 4Google star 5Trustindex は、レビューの元のソースが Google であることを確認します。
柳沢社長が本当に親身に相談にのっていただける方で本当に助かりました。 インドネシア人を代表に会社設立をする際は、注意しなければならないことが沢山あります。 リスクヘッジする上での引出しを沢山もっていらっしゃいますし、日本人なので安心して話ができます。
Google
中井潤郎 profile picture
中井潤郎
Google star 1Google star 2Google star 3Google star 4Google star 5Trustindex は、レビューの元のソースが Google であることを確認します。
初めてインドネシアの進出相談をしたのが2025年10月頃からでした、その後、2026年1月末にインドネシアへの視察にあたり、カケモチさんから企業の紹介を受け訪問、たいへん有意義な視察となりました。また、その後もアドバイスや企画提案を受け、たいへん助かっております。インドネシアへの進出には多くの課題がありますが、カケモチさんの助言を受けて、近い将来、実現できると確信しています。信頼のおける会社さんだと思います。
Google
(work) Okamoto profile picture
(work) Okamoto
Google star 1Google star 2Google star 3Google star 4Google star 5Trustindex は、レビューの元のソースが Google であることを確認します。
インドネシア進出の相談をする際、進出したい事業の規模などに合わせて、なにが最適かまで丁寧にご提案してもらえる会社さんです。また、現地マーケティングのためのインドネシア人スタッフの採用に関しても求める人材にマッチした人材候補者を探してくれます。インドネシアの市場から法人の設立の仕方などいつも詳細を丁寧に教えてくださいます。
Google
Hi Mamat profile picture
Hi Mamat
Google star 1Google star 2Google star 3Google star 4Google star 5Trustindex は、レビューの元のソースが Google であることを確認します。
インドネシア市場の理解力が非常に高く、相談すればきっと解決策を提案してくれる企業です。 ここまでインドネシアの色々な業種、業界において詳しい会社は多くないはずです。
Google
長谷川智紀 profile picture
長谷川智紀
Google star 1Google star 2Google star 3Google star 4Google star 5Trustindex は、レビューの元のソースが Google であることを確認します。
インドネシア進出に関する相談、最新の政府規制情報や各種ビザ手続きなど、いつも非常に丁寧にわかりやすくご対応いただいております。インドネシア人スタッフの皆さんの日本語能力も高くテキパキと手続きを進めていただけるので大変信頼できるコンサル会社さんです。
Google
Morita Kenichi profile picture
Morita Kenichi
Google star 1Google star 2Google star 3Google star 4Google star 5Trustindex は、レビューの元のソースが Google であることを確認します。
インドネシア関連の案件でカケモチさんとよくやり取りさせていただいておりますが、現地事情に詳しく、質問に対し迅速かつ的確な回答をいただいております。おすすめです。
Google
Ryo Oki profile picture
Ryo Oki
Google star 1Google star 2Google star 3Google star 4Google star 5Trustindex は、レビューの元のソースが Google であることを確認します。
インドネシアへの事業展開を検討する上で、ご相談させていただいております。 代表の方はインドネシア事情に詳しく、現地での人脈も豊富です。 スモールスタートで海外展開を始めたい企業にマッチしたご支援内容があると思います。
Google
井上知子l profile picture
井上知子l
Google star 1Google star 2Google star 3Google star 4Google star 5Trustindex は、レビューの元のソースが Google であることを確認します。
ビザ更新や色々な手続きでいつもお世話になっています。 イレギュラーな対応にも真摯に丁寧に対応いただき、いつも本当に感謝しています。 インドネシアにいる現地スタッフも日本語が堪能で、日本の文化も良く理解されていて、安心してお任せできます。

コスの選び方

実際にコスを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。アパートメント選びと共通する部分もありますが、コスならではの視点も含めてお伝えします。

このセクションでわかること(クリックすると該当箇所へ移動します)

隣人や入居者の属性を確認する

隣人や入居者の属性は、コス選びにおいて特に重要です。アパートメントと比べて建物が小さく、隣人との距離も近いため、どのようなタイプの人が住んでいるのかは生活の質に直結します。可能であれば内見時に、どのような職業や国籍の人が多く住んでいるのかを管理人に尋ねてみましょう。

外国人駐在員や現地採用者が多く住むコスであれば、文化的な配慮や英語でのコミュニケーションにも慣れている可能性が高くなります。実際に現地で見学できない場合は、Googleマップの口コミを読むことで、入居者の傾向や物件の雰囲気を掴めることもあります。

家賃に含まれるサービスを明確にする

家賃に含まれるサービスの明確化も契約前に必ず確認すべき事項です。一見すると同じような価格帯のコスでも、含まれるサービス内容は大きく異なる場合があります。電気代や水道代は家賃に含まれるのか、Wi-Fiの速度や安定性はどうか、掃除サービスは週に何回あるのか、洗濯は何着まで無料なのか、といった詳細を契約書で確認しましょう。

特に洗濯サービスは、週3回まで無料だが追加は有料、といった条件が設定されていることが多いため、自分の生活スタイルに合っているか検討が必要です。

近隣の食事環境をチェックする

近隣環境、特に食事環境はコス選びにおいて見落とせないポイントです。コスには本格的なキッチンが付いていないことがほとんどで、毎日の食事は外食に頼ることになります。

徒歩圏内にワルン(小規模な食堂)やレストラン、カフェがあるか、コンビニやスーパーマーケットまでの距離はどのくらいか、といった点を確認しましょう。特に朝食をどこで取るかは重要で、高級コスの中には朝食を提供しているところもあります。

ハウスルールを理解する

ハウスルールの確認も忘れてはいけません。コスには建物全体に適用されるルールがあり、ゴミ出しの時間や場所、門限、来客の制限などが定められています。

特にセキュリティの観点から、夜間には正面ゲートが閉められ、深夜の帰宅時には警備員を呼ぶ必要があるコスもあります。仕事で帰宅が遅くなることが多い方は、門限や夜間の出入り方法を事前に確認しておくべきでしょう。

周辺の治安を見極める

周辺の治安は、特にコスにおいて重要な確認事項です。アパートメントは一般的にゲーテッドコミュニティ内にあることが多く、外部との境界が明確ですが、コスはローカルの生活圏に近い場所に位置していることが多くなります。

コスの建物自体のセキュリティだけでなく、周辺にどのような人が生活しているのか、夜間の人通りはどうか、といった外部環境にも注意を払う必要があります。可能であれば昼と夜の両方の時間帯で周辺を歩いてみることをお勧めします。

セキュリティ設備の充実度

セキュリティ設備については、24時間警備員が常駐しているか、監視カメラシステムが設置されているか、部屋の鍵はどのようなタイプか(カードキー、指紋認証など)、入退室管理がどのように行われているか、といった点を確認しましょう。特に女性の方は、建物へのアクセス管理が厳格に行われているかどうかは重要な判断材料となります。

駐車場の有無と条件

駐車場の有無も、車やバイクを所有する予定がある方には必須の確認事項です。ジャカルタでは通勤に車を利用する駐在員も多く、駐車スペースが確保できるかどうかは重要です。駐車場が有料なのか無料なのか、スペースは十分にあるのかも確認しておきましょう。

オーナーや管理人の対応力

オーナーや管理人の対応も、快適なコス生活を送る上で重要な要素です。何か問題が起きた時に迅速に対応してくれるか、英語でのコミュニケーションが可能か、緊急時の連絡体制はどうなっているか、といった点を契約前に確認しておくと安心です。可能であれば、実際にオーナーや管理人と会話してみて、人柄や対応の丁寧さを見ておくことをお勧めします。

契約時の確認事項と必要書類

実際にコスを契約する際には、いくつかの書類や手続きが必要になります。

このセクションでわかること(クリックすると該当箇所へ移動します)

ビザと身分証明書

まず、KITAS(就労ビザ)の有無を確認されることがあります。外国人向けのコスでは、法的な要件として入居者のビザステータスを確認する義務があるためです。転職、赴任直後でまだKITASが発行されていない場合は、その旨を説明し、発行予定日を伝えておくと良いでしょう。パスポートのコピーは必ず求められると考えておくべきです。

デポジット(保証金)の条件

デポジット(保証金)は、通常1ヶ月分の家賃を求められることが多くなります。このデポジットは退去時に返金されるのが原則ですが、返金条件を契約書で明確に確認しておくことが重要です。部屋や設備に損傷があった場合はデポジットから差し引かれることがあるため、入居時に部屋の状態を写真に残しておくことをお勧めします。

契約解除と中途解約の条件

契約解除時の条件、特に中途解約についても確認が必要です。月単位で契約できるコスでも、最低契約期間が設定されている場合があります。例えば、3ヶ月以上の契約が必要で、それ以前に退去する場合はペナルティが発生する、といった条件です。仕事の都合で急な異動や帰国の可能性がある方は、柔軟な解約条件を持つコスを選ぶか、事前にオーナーと交渉しておくべきでしょう。

支払い方法とサイクル

支払い方法についても確認が必要です。インドネシアでは銀行振込が一般的ですが、現金払いを求められるケースもあります。また、家賃の支払いサイクルが月払いなのか、3ヶ月分や6ヶ月分の前払いが必要なのかも確認しておきましょう。長期の前払いを求められる場合、割引が適用されることもあります。

契約書の内容確認

契約書は基本的にインドネシア語で作成されることが多いため、可能であれば英語版も用意してもらうか、信頼できる翻訳者や同僚に内容を確認してもらうことをお勧めします。特に解約条件、デポジットの返金条件、禁止事項などは重要な項目なので、しっかりと理解してから署名しましょう。

まとめ

コスは、インドネシアでの中期滞在において、柔軟性と利便性を兼ね備えた魅力的な住居選択肢です。月単位で契約でき、家賃に光熱費やサービスが含まれているため、初期費用を抑えながら快適な生活を始められます。

ただし、コスが向いているかどうかは、滞在期間や生活スタイル、優先事項によって大きく異なります。単身での赴任で、3ヶ月から1年程度の滞在を予定しており、住宅費を抑えたい方や、まずは土地勘をつかんでから本格的な住居を決めたい方には、コスは非常に適した選択肢となるでしょう。

一方で、家族帯同での赴任を予定している方や、プライバシーを重視する方、自炊をしっかりとしたい方には、アパートメントの方が適しているかもしれません。

コスを選ぶ際には、家賃や立地だけでなく、ハウスルール、周辺環境、セキュリティ、入居者の属性など、多角的な視点で検討することが大切です。可能な限り実際に現地を訪れて内見し、自分の目で確認することをお勧めしますが、難しい場合はオンラインでの情報収集を徹底し、不明点は契約前に必ず確認しましょう。

インドネシアでの新しい生活を始めるにあたり、住居選びは最も重要な決断の一つです。この記事が、皆さんのコス選びの参考になれば幸いです。実際に気になる物件が見つかったら、遠慮なくオーナーや管理人に質問し、納得のいく住居を見つけてください。

いつでもお気軽にご相談ください

お電話

050-1721-9794

(9:00〜19:00)

カケモチの自己紹介
LINE WhatsApp