インドネシアのトイレ事情:短期滞在時の注意点と使い方
- 公開
- 2026/01/29
- 更新
- 2026/08/21
- この記事は約8分54秒で読めます。
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インドネシアのトイレは、日本人でも問題なく使えますか?
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ジャカルタなど大都市の空港、ホテル、大型ショッピングモール、オフィスビルなどでは洋式トイレが多く、日本人でも比較的利用しやすい環境です。一方、地方都市や郊外、ローカルな施設では、しゃがみ式トイレや紙を流せないトイレなどに出会うこともあります。
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インドネシアのトイレで特に注意することは何ですか?
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トイレットペーパーを流せるかどうかは施設によって異なるため、表示やゴミ箱の有無を確認することが大切です。また、紙が備え付けられていない施設もあるため、ポケットティッシュなどを持参しておくと安心です。
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地方都市や工業団地への視察では、トイレに困ることがありますか?
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都市部に比べると、地方や郊外ではトイレの設備や衛生状態に差があります。車で長距離を移動する場合は、ホテルや大型商業施設、高速道路の休憩施設など、利用しやすい場所で早めに済ませておくと安心です。視察ルートを組む際は、移動時間や休憩場所も含めて計画することをおすすめします。
インドネシアへの出張や現地視察を控えている方の中には、「現地のトイレは日本人でも問題なく使えるのか」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。ジャカルタなどの大都市では、空港やホテル、大型ショッピングモール、オフィスビルを中心に洋式トイレが普及しており、ビジネス出張で過度に心配する必要はありません。
一方、地方都市や郊外、工業団地周辺などでは、しゃがみ式トイレや紙が備え付けられていない施設など、日本とは異なる環境に出会うことがあります。また、コンビニや飲食店で必ずトイレを借りられるとは限りません。
この記事では、インドネシアの基本的なトイレ事情や使い方、大都市と地方の違い、利用時の注意点、現地視察で困らないための準備まで紹介します。出張や視察前に知っておけば、現地で必要以上に不安を感じずに過ごせるはずです。
インドネシアのトイレ事情と使い方
インドネシアには、日本と同じような洋式トイレのほか、しゃがんで利用するタイプのトイレ(和式に近い)もあります。また、紙だけでなく水を使って洗う習慣があり、設備や使い方には日本と異なる点があります。
インドネシアのトイレのタイプ
新しい施設や高級施設、ホテル、大型商業施設などでは洋式トイレが多く見られます。一方、地方や庶民的な施設などでは、しゃがんで利用するタイプのトイレに出会うこともあります。
トイレは「Toilet」や「WC」と表記され、男女別の場合は男性・女性のマークが付いていることが一般的です。インドネシア語では男性を「Pria」、女性を「Wanita」と表記します。高級施設などでは英語表記もあり、ファミリートイレやバリアフリートイレが設けられていることもあります。
インドネシアのトイレの使い方
インドネシアでは、トイレットペーパーだけでなく、シャワーや手桶の水で洗う習慣が広く見られます。便器のタイプとあわせて、基本的な使い方を知っておきましょう。
洋式

見た目は日本の洋式トイレと同じです。トイレを流すためのボタンやレバーは、トイレの上や脇、壁などにあり、いろいろなタイプが混在しています。
多くの場合、便器の脇に「シャワー」が付いていて、それでお尻を洗います。シャワーには、以下のようなタイプがあります。
- ホース先端からシャワーが出るタイプ
- 便器脇のハンドル(バルブ)を回して水を出すタイプ
便器が濡れていることもあります。気になる方は一度拭いてから使用しましょう。
しゃがみ式

日本の和式トイレに似た、しゃがんで利用するタイプです。
このタイプのトイレは、日本のようなレバーではなく、バケツにためた水を手桶ですくって自分で流すものが多くなっています。その水は、お尻を洗うのにも使います。お尻用の「シャワー」が備え付けられていることもあります。
手桶やシャワーを使うトイレでは、床が濡れていることがあります。特にしゃがみ式のトイレでは水たまりができていることもあるため、足元には注意しましょう。
トイレの床が濡れていることがある理由
インドネシアのトイレの床に水たまりができる背景には、「水で洗う文化」が影響していると考えられます。
インドネシアの家庭の浴室には「トイレ+シャワー(または手桶)」があるのが一般的だということもあり、公共のトイレでも、水をふんだんに使って床を水浸しにする人もいます。浴室のイメージなので、それでも気にならないのです。

また、「水で体を清めること」を重視するイスラム教徒の習慣や、トイレットペーパーよりも水の方が手に入りやすいことなども影響している可能性があります。
一方で、ジャカルタなどの高級商業施設の洋式トイレでは、床がびしょびしょということはほとんどありません。庶民的な施設では、飲食店や施設のトイレの壁に 「床を濡らさないで」「ここで水浴びしないで」といった張り紙が貼られていることもあります。
ジャカルタなど大都市と地方でトイレ事情はどう違う?
空港・ホテル・大型ショッピングモールなど
ビジネス視察などの短期滞在で重宝するのは、空港や大きなショッピングモールのトイレです。
例えば、スカルノ・ハッタ国際空港や一部のショッピングモールでは、清掃員が常駐し頻繁に掃除してるところもあります。このような施設のトイレは、日本の商業施設のトイレと比べても遜色ないほど清潔に保たれています。
ジャカルタなど大都市で、空港、ホテル、オフィスビル、大型商業施設を中心に移動する一般的なビジネス出張であれば、トイレについて過度に心配する必要はありません。ジャカルタの中高所得者層向けショッピングモールや大型・チェーン飲食店なども、比較的利用しやすいトイレが多い傾向があります。
一方、郊外の工場や倉庫、地方都市などを訪問する場合は、施設による差が大きくなります。
庶民的な施設・地方都市・郊外
少し庶民的な場所に寄ると、ちょっとした不具合によく遭遇するようになります。例えば、中所得者向けのショッピングモールやスーパーマーケット、ガソリンスタンド、コンビニ、地元住民向けレジャー施設(プール、動物園、公園など)では、
- 床がびしょびしょ
- 水がちょろちょろしか出ない、または勢いが強すぎる
- 荷物を置く場所がない
など、「使えなくはないが、快適でもない」ケースが出てきます。
また、大まかに言えば、地方に行くほど設備の当たり外れが増えます。地方のバスターミナル、庶民の飲食店、観光地では、
- 清掃が十分でない
- 個室の鍵や水道設備が壊れている
- トイレが詰まっている
- 屋外型で虫がいる
といった事態に遭遇する可能性もあります。
ただし、地方だからといって、必ずしもトイレ環境が悪いわけではありません。
地方でも、外国人の多い観光地や大型商業施設などでは、清掃・管理されたトイレを利用できる場合があります。ただし施設ごとの差が大きいため、トイレ環境を重視する場合は、大型ショッピングモールやホテル、チェーン飲食店などのトイレを利用するのがおすすめです。
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インドネシアのトイレを利用するときの注意点
トイレットペーパーを流せるかは施設によって異なる
インドネシアでは、トイレットペーパーを必ず流せるとは限りません。紙を流さないよう案内がある場合はもちろん、流せるかどうかわからない場合も、便器には流さずゴミ箱に捨てるのが無難です。配管によってはトイレットペーパーが詰まりの原因になることがあるためです。
なお、インドネシアのトイレでは、個室にトイレットペーパーがないこともよくあります。個室の外に置かれていて、「入る前に取る」スタイルのところもあります。ゴミ箱の有無や管理状況も、施設によって異なります。
【補足】
高級ショッピングモールやホテルなどでは、備え付けのトイレットペーパーを便器に流せる施設もあります。
コンビニや飲食店に必ずトイレがあるとは限らない
インドネシアでは、飲食店やコンビニに必ずしも客用トイレがあるとは限りません。心配な場合は、入店時に「トイレありますか?」と確認するのがおすすめです。店舗によっては従業員用トイレを借りられる場合もありますが、設備や清潔さは施設によって異なります。
並び方に注意
混雑しているトイレでは、入口に一列で並ぶのではなく、それぞれの個室の前に列ができることがあります。特にレジャー施設や高速道路の休憩施設などではこのスタイルで並んでいることがあるため、周囲の並び方を確認して合わせると安心です。
有料トイレもある
高速道路の休憩施設、バスターミナル、観光地などでは、トイレの利用時に料金が必要な場合があります。有料トイレでは、入口に係員がいたり、料金箱が設置されていたりします。キャッシュレス決済ができるケースもあります。
料金は2,000~5,000ルピア(1ルピア=0.0090円で18円~45円)程度のことが多く、基本的にはトイレを利用する前に支払います。金額が明確に記載されていることもあれば、書いていないこともあります。
現金しか使えない場合もあるため、インドネシア滞在中は少額紙幣や小銭を持っておくと安心です。
インドネシアでは、こうした細かな運用や商習慣が地域・施設によって異なることがあります。月5万円のインドネシア進出支援では、規制・法律のリサーチに加え、現地企業への確認や連絡・調整も代行しています。
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インドネシアの現地視察でトイレに困らないための準備
短期滞在の日本人がインドネシアのトイレで困った事態に陥ることを避けるための、現実的な準備をまとめます。大げさに装備する必要はありませんが、少しの準備と心構えで、安心して使えるようになります。特に地方へ現地視察に行かれる方に向けてのポイントです。
あると安心の持ち物
ポケットティッシュ
個室にトイレットペーパーがないことを想定しておきましょう。入る前に取るタイプもありますが、自前が確実です。また、小さなポリ袋があると、使用済みのティッシュなどを一時的に入れたい場合にも便利です。
ウェットティッシュ・除菌ジェル
だいたいのトイレに洗面台はありますが、水が弱い、石けんがないなど、設備が十分でないこともあります。念のため、代わりに使えるものを持参するのがおすすめです。ハンドドライヤーやペーパータオルもあるとは限らないので、ハンカチやタオルを持っていると安心です。
細かいお金
有料トイレに備えて、少額紙幣やコインを持ち歩いておくと安心です。飲料水などのちょっとした買い物にも使えます。
床が濡れていても動きやすい服装
特に地方や郊外では床が濡れているトイレもあるため、裾が床につきにくい服装や、滑りにくい靴を選ぶと安心です。
車移動・地方視察ではトイレ休憩を早めに
ジャカルタなど大都市ではトイレを見つけやすい一方、工業団地や郊外、地方都市への車移動では、次に利用しやすいトイレまで時間がかかることがあります。
ホテルや大型商業施設、高速道路の休憩施設など、設備の整った場所を見つけたら早めに利用しておくと安心です。運転手や通訳が同行している場合は、「きれいなトイレがあるところに立ち寄って」と移動前に伝えておくのも良いでしょう。
利用しやすいトイレがある場所
| 場所 | 利用しやすさ | 注意点 |
|---|---|---|
| 空港・ホテル | 高い | 比較的清潔で洋式が多い |
| 大型ショッピングモール | 高い | 清掃が行き届いている施設が多い |
| チェーン飲食店 | 比較的高い | 清掃が行き届いている施設が多い |
| 高速道路の休憩施設 | 比較的高い(ただし地域差・施設差がある) | 有料の場合がある |
| コンビニ・ガソリンスタンド | 施設による | 客用トイレがないこともある |
| 地方の小規模施設・観光地 | ばらつきが大きい | 紙・水・鍵などを事前に確認 |
トイレを使う前のチェックポイント
トイレを使う前に、最低限、
- ドアの鍵がかかるか
- 水が出るか(ホース・バルブ・手桶の有無)
- 必要な紙を持っているか
を確認しましょう。地方や庶民的な施設では、設備の充実度よりも、最低限「ドアが閉まる」「水が使える」ことを確認しておくと安心です。
鍵が壊れていてほかに選択肢がない場合は、同行者に外で待ってもらうなど、安全に利用できる方法を考えましょう。
トイレを尋ねるときに使えるインドネシア語
トイレを表すインドネシア語はいくつかありますが、「Toilet(トイレッ)」で伝わります。現地で役立つ、基本の表現を覚えておきましょう。
- Toilet di mana? (トイレッ ディ マナ?)
トイレはどこですか? - Ada toilet?(アダ トイレッ?)
トイレはありますか? - Saya mau ke toilet.(サヤ マウ ク トイレッ)
トイレに行きたいです。
映像で観るインドネシアのトイレ
チェーン飲食店のトイレ

こちらの男性は、ジャカルタと周辺都市を中心に多数の店舗を展開する焼き鳥レストラン「Sate Khas Senayan」のとある店舗のトイレをチェックしています。
鏡、男女のマーク、ドアの鍵、電気、芳香剤、水を流すボタン、ゴミ箱、トイレットペーパー、洗面所の清潔さや使い勝手を確認。総合的に満足のいくクオリティだったようです。男性用の小便器もありました。
トイレの事情を考慮すれば、郊外都市や地方に出かける際は、できるだけ外観がきれいなレストランやカフェか、このようなチェーン飲食店を利用するのがおすすめです。
市長がバスターミナルのトイレをチェック

こちらは、西ジャワ州Bekasi(ブカシ)のバスターミナルを、市長が抜き打ち視察する場面です。このバスターミナルはスカルノ・ハッタ国際空港発着のシャトルバスも経由するということもあり、市長は動画の冒頭部分で、「いい状態で臭わないトイレでなければいけない」と話しています。
これをご覧の日本人の皆さんは、「壁や床の黒ずみが気になる」と思われるかもしれません。一方、市長によると評価は「まあまあ」で、動画に映っている範囲で文句をつけたのは、「壁の色がオレンジで暗い感じに見える」ところと、「壁の一部がはがれている」ところのみでした。
動画にははっきりと映っていませんが、ここは有料トイレです。市長は最後に係員に向かって、「お金をもらっているのだから、全部自分で持って帰らないで壁の修繕に使いなさい」と、冗談を交えながら助言しています。
インドネシアの現地視察ではトイレを過度に心配する必要はない
ジャカルタなどの大都市では、空港やホテル、大型ショッピングモール、オフィスビルなどを中心に移動する一般的なビジネス出張であれば、トイレについて過度に心配する必要はありません。
一方、地方都市や郊外、庶民的な施設では、設備や衛生状態に差があり、トイレットペーパーがない、床が濡れている、設備の一部が壊れているといったケースもあります。工業団地や地方の取引先などを視察する場合は、ポケットティッシュや少額の現金を持ち、ホテルや大型商業施設、高速道路の休憩施設などで早めにトイレを済ませておくと安心です。
インドネシアのトイレ事情は、日本と異なる点を事前に知っていれば十分対応できます。トイレ休憩も含めて余裕のある移動計画を立て、現地視察や商談に集中できるよう準備しておきましょう。
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