インドネシアで法人カードを作るには?種類・審査・メリットなどを解説
- 公開
- 2025/11/26
- 更新
- 2026/06/20
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インドネシアで事業を行う日本企業にとって、法人カードの活用は日々の支払い管理を効率化し、経費精算や内部統制を大幅に改善する重要な手段となりつつあります。企業が法人カードを導入することで、現場スタッフの負担軽減や業務スピードの向上につながり、結果として組織全体の生産性向上に寄与します。
法人カードの種類としては、クレジットカード、デビットカード、バーチャルカードなどがあり、基本的にはある程度の規模と信用情報がある企業が対象ではあるものの、選択肢は広がってきています。
本記事では、カードの種類、発行方法、日系企業が活用するメリットなど、インドネシアの法人カードの最新事情を紹介します。
インドネシアにおける法人カード
法人カードとは
インドネシアの法人カード(コーポレートカード)とは、企業名義で銀行など金融機関が発行し、指定された従業員がビジネス目的で使用するカードです。
用途は出張費、宿泊費、業務中の飲食、サブスクリプション、オフィス用品の購入など多岐にわたります。法人カードを使用することで、このような日々の経費を従業員が私費で立て替える必要がなくなります。
法人カード発行にあたっては、銀行による審査が行われ、財務の健全性や信用力が一定水準にあると認められる必要があります。インドネシアでは、不正利用や債務不履行のリスクを回避するため法人クレジットカードの審査が厳しく、小規模企業や新規法人の場合、クレジットカードの審査に通らないこともあります。
法人カードの種類
法人クレジットカード
法人カードとしてもっとも一般的なのは、クレジットカードです。日常経費・出張費・接待費など幅広い支払いに対応し、支出管理・レポート・照合機能が他のカードより充実しています。公共料金やサブスク料金の自動引き落としに対応しているカードもあります。
銀行によって、または同じ銀行でもカードの種類によって、支払い猶予期間や利息、特典、連携して使える財務管理システムなどが異なります。また、法人カードにランク(ゴールド、プラチナなど)がある場合もあります。
法人デビットカード
デビットカードは、企業口座と直接連動し、残高の範囲内で利用できるカードで、クレジットカードの信用審査が通りにくい小規模企業や新規法人でも導入しやすいというメリットがあります。一部デビットカードでは、チャージ式のプリペイド型カードも選べます。
法人バーチャルカード
オンライン決済専用のカードです。決済の際に一度きりのユニークコードを使うため、安全性が高いのが特徴です。また、経費管理システムと連携しやすく、照合や確認が簡単です。SaaS・オンライン広告など、デジタル支払いが多い企業には特にメリットがあります。
インドネシアの法人カードの作り方
インドネシアで法人カード(特に法人クレジットカード)を作るには、まず企業の信用力と事業規模が一定水準にあることが前提とされます。審査では、企業の年間売上、財務の健全性、組織構造、税務情報などが確認され、監査済み財務諸表や会社の登記事項などの提出が求められます。
また、カード発行会社と企業との間に事前の提携(協力契約:PKS)が必要とされるケースもあります。
申請自体は比較的容易で、オンラインでの申し込みを受け付ける金融機関もあります。ただし、申請・審査のプロセスのなかで、書類提出または書類の原本確認などのため、支店への来店が必要になることが多く、手続きがオンラインで完結するとは限りません。
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インドネシアでは日系企業も法人カードを作れますか。
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インドネシアの銀行など金融機関が発行する法人カードは、日系を含む外資系企業でも発行可能です。ただし、事業規模が小さい企業や設立したばかりの企業は審査に通りにくい傾向があります。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
日系企業がインドネシアで法人カードを使うメリット
支出管理の効率化
すべての決済記録が自動で残るため、財務担当者は支出を一元的に把握できます。記帳ミスの防止や予算管理の精度向上にもつながります。
経費精算が不要になる
インドネシア人のなかには、賃金が低くキャッシュフローに余裕がない、経費精算に時間がかかるケースが多いなどの事情から、経費の立て替えを好まない人もいます。
そのため、従業員が経費を私費で立て替え、後から経費精算をする必要がない法人カードには、従業員の負担軽減になるというメリットがあります。もちろん企業側も、煩雑な精算業務を削減でき、業務全体を効率化できます。
内部統制の強化
従業員・部署ごとに法人カードの利用限度額や使用カテゴリーを設定すれば、ルールに沿った運用を徹底しやすく、不正利用リスクを抑ええられます。
取引のスピード向上
出張や商品・サービスの購買時に即座に決済でき、業務遂行がスムーズになります。特に現地での支払いが多い日本企業にとっては利便性が高く、メリットがあります。
特典・優待の活用
法人カード利用企業に特別なポイント還元やキャッシュバックを提供する金融機関もあり、法人カードを使用することが企業のコスト削減に寄与する可能性があります。
企業の信用力向上につながる
カード利用実績は企業の信用スコアに影響し、将来的な融資や資金調達で有利に働く可能性があります。
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インドネシアの日系企業向け法人カード
インドネシアの日系企業向け法人カードとしては、国営銀行BNIとJCBが発行する「BNI JCBコーポレートカード」があります。東京をモチーフにした特別なデザインのこのカードは、日本企業の現地オペレーションを支援し、支出管理を効率化するための機能が充実しています。
【BNI JCBコーポレートカードの主な優待・メリット】
- インドネシア国内5空港ラウンジ無料利用
- 提携ゴルフ場のグリーンフィーキャッシュバック
- 提携日本食レストランでの特別優待
- 法人向け出張サポート
- 専任担当者による24時間365日のカスタマーサポート
- 柔軟な利用限度額設定とリアルタイム取引通知
- 世界各国の空港ラウンジ利用(JCBプレミアム特典)
- 日本の公共交通キャッシュバックや健康診断などのJCB特典
- Japan Dining Festivalなど日本関連キャンペーンへの参加
インドネシアに進出する日系企業としては、BNI JCBコーポレートカードを含むインドネシアの大手銀行のカードに加え、現地でサービスを提供しているMUFGなど日系銀行の法人カードも選択肢になります。
― ビジネス最前線の声
映像でみるインドネシアの法人カード
BNI JCBコーポレートカード

BNIは2025年8月、年に一度開催される大型イベントBNI wondrX 2025において、多彩な金融ソリューションや最新サービスを紹介し、来場者が「エンターテインメント × 金融 × ライフスタイル」を一体的に体験できる場を提供しました。会場には300を超えるパートナー企業が集まり、自動車展示、特別金利プロモーション、ワークショップなど、多様なプログラムで賑わいました。
このイベントのハイライトの一つが、BNI JCBコーポレートカードの正式ローンチです。BNIとJCB Internationalの代表者が登壇し、インドネシアで事業展開する日系企業向けに設計された新しい法人カードの発表が盛大に行われました。
銀行×フィンテックの法人カード

インドネシアでは、金融機関がフィンテック企業と提携して発行する法人カードもあります。このような法人カードの最大の特徴は、フィンテック企業の会計管理システムと連携している使い勝手の良さにあります。
また、フィンテック系の法人カードは、審査基準が比較的緩く、オンライン手続きで発行可能で、発行ハードルが低い傾向があります。年会費や手数料などのコストが低い、優待が多い、部署・従業員ごとに柔軟な設定でカードを発行できるなどのメリットもあり、小規模企業でも導入しやすいといえます。
こちらの動画は、インドネシアのフィンテック企業Paperと国営銀行BRIが共同で発行している法人カード「PAPERCARD」を紹介するものです。
ある企業の従業員が、支払いのためカード決済端末を操作しています。しかし、「3%の手数料を請求してもよろしいですか」「3%の手数料を請求されたくないのですね」「3%の手数料を請求されたくなくはないですか」と、メッセージが次々に表示されます。
そのたびに3%を請求されないよう、「はい」または「いいえ」のボタンを押しますが、最終的には「3%の手数料を請求してもよろしいですか」の画面に「はい」のボタンだけが表示されるようになり、困り顔。
PAPERCARDの手数料は、カードのランクにより1.3%または1.5%と、一般的な法人カードの手数料(2~3%)より低くなっています。操作は動画の終わりで紹介されているように、スマホ1本で簡単です。
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インドネシアの法人カードにはどのような種類がありますか。
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インドネシアの銀行など金融機関が発行する法人カードには、クレジットカード、デビットカード、バーチャルカードなどの種類があります。フィンテック企業と提携し、便利な会計管理システムと連携しているカードもあります。
自社の状況に合わせて最適なカード選びを
インドネシアの法人カードには、従来のクレジットカードだけでなく、デビットカードやバーチャルカードなど、複数の選択肢があります。また、フィンテックと銀行が連携して提供する新しいタイプのクレジットカードも、その導入ハードルの低さや利便性から注目されています。
共通するメリットは、支出管理の可視化、経費精算業務の削減、不正防止や内部統制の強化、そして企業のキャッシュフロー改善といった経営上の効果です。特にインドネシアでは従業員が立て替えを負担に感じて嫌がる傾向があるため、法人カード導入は現場の働きやすさにも直結します。
自社の規模、決済頻度、デジタル化レベルに合わせて最適なカードを選ぶことで、経費管理の効率化とガバナンスの強化を両立でき、インドネシアでの事業運営をよりスムーズに進めることができるでしょう。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
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