インドネシアの入国手続き・税関申告システム「All Indonesia」の登録方法・注意事項
- 公開
- 2025/09/19
- 更新
- 2026/08/14
- この記事は約5分52秒で読めます。
インドネシアに渡航する際には、ビザの取得や税関申告、健康に関する登録など、いくつかの入国手続きを事前または到着時に行う必要があります。以前は別々に対応する必要がありましたが、近年はこれらの手続きの多くをまとめて管理できる「All Indonesia」というシステムが導入され、入国時の流れが大きく変わっています。
本記事では、インドネシアの入国手続き・税関申告システム「All Indonesia」の登録方法や具体的な入力内容、利用時の注意点について、初めての方にもわかりやすく解説します。
入国手続きの全体像
インドネシアに入国する際には、いくつかの手続きを事前または到着時に行う必要があります。
主なものとしては、
- ビザの取得
- 税関申告
- 健康関連の申告
などが挙げられます。
これらの手続きはそれぞれ異なる制度・システムで管理されており、従来は個別にサイトへアクセスして登録や申請を行う必要がありました。そのため、初めて渡航する方や出張で頻繁に訪れる方にとっても、「どの手続きをどこで行うのか分かりにくい」「現地で時間がかかる」といった負担が課題となっていました。
また、到着ビザ(VOA)についても、空港で取得する場合はカウンターに並ぶ必要があり、混雑状況によっては入国までに時間を要するケースもあります。近年はオンラインでの事前取得(e-VOA)も普及していますが、他の手続きと別々に対応する必要がある点は変わりません。
こうした背景から、インドネシア政府は入国に関わる複数の手続きを一元化する仕組みとして、「All Indonesia」という新しいシステムを導入しています。
インドネシアの入国手続きは制度変更も多く、最新情報の把握や準備に不安を感じる方も少なくありません。渡航前の準備やビザ・入国手続きについて詳しく知りたい方は、こちらからお気軽にご相談ください。
インドネシアの新しい入国手続きシステム「All Indonesia」とは
All Indonesiaは、インドネシアの新しい入国手続きシステムです。最近海外へ行った方は、日本帰国時に利用できるVisit Japan Webをイメージしてみてください。
All Indonesiaは、試験運用を経て、2025年9月1日以降、ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港、スラバヤのジュアンダ国際空港、バリ島のングラ・ライ国際空港で運用が開始され、10月1日以降は、インドネシア国内すべての国際空港および海港で利用が義務化されています。対象者は、すべての国際線搭乗者です。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
All Indonesiaでできること
All Indonesiaでは、インドネシア入国時に必要となる複数の手続きを一つのシステム上でまとめて進めることができます。
入国管理(ビザ)、税関、健康、検疫に関する申請・登録を一元的に行えるため、手続きを個別に調べたり、それぞれ別のサイトで入力したりする手間を減らせるのが特徴です。
インドネシアの入国手続きは、制度の変更や運用の見直しが比較的多く、初めて渡航する人にとってはもちろん、渡航経験がある人でも「今回は何が必要なのか」が分かりにくいことがあります。All Indonesiaを使えば、必要な手続きをまとめて確認しやすくなり、準備を進めやすくなります。
All Indonesiaに含まれる申請内容
All Indonesiaに登録することで、主に入国管理、税関、健康、検疫に関する手続きをまとめて行うことができます。以前は、税関申告のために電子税関申告書(e-CD)を別途作成する必要がありましたが、現在はAll Indonesiaの中で対応する形になっており、手続きが一元化されています。
また、All Indonesiaでは、以下で紹介するように到着ビザ(e-VOA)を続けて申請することもできます。VOAを申請しない場合、All Indonesia自体の登録・利用に費用はかかりません。
VOAの申請もAll Indonesiaから
インドネシア入国時にVOAが必要な場合、入国管理局のWebサイト「e-Visa」や、空港窓口での申請も引き続き可能ですが、All Indonesiaからも手続きできるようになりました。All Indonesia登録後(到着カード申請後)に、VOA申請ページに移行するためのボタンが表示されます。
インドネシアへの渡航を予定している場合は、VOAも含めて必要な申請を「まとめて」「事前に」対応するのがおすすめです。
インドネシア渡航にあたって、ビザの取得方法や手続きの進め方に不安がある場合は、事前に整理しておくことが重要です。弊社ではビザ申請サービスも行っています。詳しくはこちらからご確認ください。
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インドネシアのVOA(到着ビザ)はどこで申請するのがおすすめですか?
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VOAは空港で取得することも可能ですが、税関申告や健康関連の登録とあわせて、All Indonesiaから事前に申請する方法がスムーズです。All Indonesiaを利用すれば、入国に必要な手続きをまとめて進められるため、現地での待ち時間や手続きの手間を減らすことができます。
インドネシア進出は、調べれば調べるほど、そのハードルの高さに頭を抱える方が少なくありませんが、もっとカジュアルに進出する方法もあります。
- 月額5万円でインドネシア人をフルタイムで雇用してリサーチチームを作り、バンドンでのLPKの調査や大学との連携可能性を確認。事業化の見通しが立った段階で正式な進出を決定した。
- 営業経験のあるインドネシア人を2名チームで雇用し、スポーツジムや病院、リハビリ施設などへの営業活動を実施。販売代理店候補の開拓や市場ニーズを調査し、調査後に販売体制を構築した。
- 飲食業界経験者を3名チームで雇用し、現地食材の調達先や厨房設備、物流体制を調査。あわせてフランチャイズやライセンス展開の可能性も検証し、最適な進出方法を決定した。
All Indonesiaの登録方法
インドネシア入国前3日以内に、All IndonesiaのWebサイトまたは専用アプリから登録できます。
以前は税関申告書の作成や健康関連の申告のため、それぞれ別のWebサイトやアプリを確認する必要がありましたが、現在はAll Indonesia上でまとめて対応できるようになりました。
登録方法・内容
こちらのサイトで選択できる言語は当初、インドネシア語、英語、中国語のみでしたが、その後、日本語も選べるようになっています。

事前の登録がおすすめですが、空港到着後も、空港に掲示されているQRコードをスマートフォンで読み取るか、専用端末から手続きできます。
【登録する内容】
- 個人情報・アカウント情報:
国名、氏名、生年月日、出生地の国名、性別、パスポート番号、パスポートの有効期限、電話番号、メールアドレス - 渡航情報:
インドネシアへの入国予定日、インドネシアからの出国予定日、ビザ情報、交通手段、旅行の目的、入国する空港、航空会社、航空便の便名 - 滞在情報:泊まるホテルの名前、ホテルの住所
- その他:税関、健康、検疫に関する質問への回答
注意点①:訪問目的は正しく

訪問目的は、実際の渡航目的と取得したビザの内容に沿って選択することが重要です。特に、商談や工場訪問、展示会参加などの出張であっても、「Work / 職業」とすると就労目的と受け取られるおそれがあります。該当する場合は「商用 / 打ち合わせ / 会議 / 展示会 / 博覧会」など、実態に合った表現を選ぶようにしましょう。
注意点②:グループで渡航する場合

All Indonesiaでは、同じ便で一緒に渡航・入国する家族や同行者について、代表者がまとめて登録できます。ただし、パスポート情報などを正確に入力する必要があるため、同行者が多い場合や家族以外のグループでは、各自で登録したほうが確認しやすいこともあります。
All Indonesiaの提示方法
登録完了後は、到着カード(アライバルカード)のQRコードが表示されます。空港では、そのQRコードをスマートフォン画面で提示するか、必要に応じて印刷したものを提示します。QRコードは、登録時に入力したメールアドレスにも送信されます。
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インドネシア人と日本人の国際結婚夫婦です。All Indonesiaに一度に登録できますか?
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All Indonesiaの登録は、「インドネシア国民」と「外国人」を選ぶところから始まります。つまり、国籍が異なる場合、家族であっても一度に登録することはできず、別々に登録する必要があります。
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All Indonesiaの登録は、家族のうち代表者1名のみでいいですか?
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All Indonesiaには入国する家族全員を登録する必要があります。国籍が同じであれば、代表者がほかの家族を一度に登録することができます。
映像でみるインドネシアの「All Indonesia」
スカルノ・ハッタ国際空港の様子

All Indonesiaはインドネシア到着の3日前から登録できるため、事前にスマートフォンから登録し、QRコードの取得を済ませておくのがおすすめです。ただし、事前に登録できなかった場合、空港でも手続きができます。
この動画では、スカルノ・ハッタ国際空港にAll Indonesia登録用のQRコードや専用端末が設置されている様子が紹介されています。
スカルノ・ハッタ国際空港でAll Indonesia登録

こちらは、2025年9月のスカルノ・ハッタ国際空港の様子です。All Indonesiaの運用開始直後ということもあり、空港で登録する必要がある人も大勢います。
動画からもわかるとおり、空港にはスタッフが待機していますので、困ったことがあれば相談できます。大体は英語またはインドネシア語で会話することになりますが、運が良ければ、この動画に登場する係員のように多言語対応可能な人に出会えるかもしれません。
とはいえ、繰り返しになりますが、できる限り、事前に登録を済ませておくのがおすすめです。
All Indonesiaは「事前にまとめて対応」がポイント
インドネシアの入国手続きは、ビザ、税関、健康など複数に分かれていますが、「All Indonesia」を利用することで一括して対応しやすくなっています。特に、到着ビザ(VOA)も含めて事前に登録しておくことで、空港での待ち時間や手続きの手間を減らすことができます。
制度や運用は変更されることもあるため、最新情報を確認しながら準備することが重要です。渡航前に必要な手続きを整理し、「まとめて・事前に」対応することが、スムーズな入国のポイントといえるでしょう。
必要な情報が見つからない方は、下記のサイト内検索を活用してください。
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